今回もハラハラドキドキの展開で、画面に釘付けでしたね! 内官として宮中に入ったジェイと、世子ファンの距離が少しずつ縮まる一方で、婚約者だったソンオンもジェイの影を追い始め、物語が大きく動き出しました。
さっそく、第4話の詳しいあらすじとネタバレ、そして私の感想をお届けします!
幼き日の出会いと、縮まる二人の距離
世子イ・ファンの着替えを手伝うことになった内官コ・スンドルことミン・ジェイ。気まずい空気が流れる中、ファンはふと、幼い頃にジェイと出会っていたことを思い出します。
あれは、まだファンがソンオンと共にジェイの父ミン・ホスンの元を訪れた日のこと。おてんばだったジェイは男の子のふりをしてファンをからかい、まんまと通行料をせしめたのでした。実はそのお金は、奴婢として売られそうになっていたシム・ヨンを助けるためのもの。ファンの脳裏に、ひざまずいて許しを請いながらも、キラキラした瞳で友人を見つめていた少女の姿が蘇ります。
一方、婚約者だったハン・ソンオンは、ジェイが生きているかもしれないという知らせを受け、彼女の行方を必死に探していました。手元に残されたジェイの靴を見つめ、心から慕っていた彼女が本当に自分を裏切ったのか、信じられずに苦悩します。
新たな事件と死体に隠された謎
ジェイは、ファンの護衛であるテガンにまだ信用されておらず、力仕事を言いつけられます。なんと運ばされたのは、亡骸でした。驚くジェイにテガンが告げたのは、その亡骸がミン家に手紙を届けに来た伝令官のものだということ。
ジェイは侍女のガラムと共に身を寄せる変わり者の学者、キム・ミョンジンの元へその亡骸を運びます。ミョンジンと、彼の弟子となったガラムの検分により、伝令官は矢で射られただけでなく、毒殺されていたことが判明。しかもその毒は、1年前にファンを襲った矢に使われていたものと同じ蛇の毒でした。
ジェイは、自分が密書を読んだことを思い出します。伝令官は自分の元へ来る途中で殺害されたに違いない。犯人の顔を見たかもしれないのに、家族が殺された凄惨な記憶がフラッシュバックし、どうしても思い出せないのです。自責の念に駆られるファンを、ジェイは「父は世子様を信じていました」と力強く慰めるのでした。
食い違う推理、そして真実への挑戦
宮廷では、都で起きている連続殺人事件の捜査が進められていました。ソンオンは、犯人の次なる犯行場所は東で、被害者は老人だと推理します。しかし、ファンの前で意見を求められたジェイは、その推理を真っ向から否定。
「犯人の狙いは別にあるはずです」
ジェイは、犯人が冊暦(暦が書かれた本)を手がかりに行動していると主張し、独自の推理を展開し始めます。皆が固唾をのんで見守る中、ファンはジェイに「続けてみよ」と促すのでした。
ジェイの聡明さが、閉ざされた宮廷の謎を少しずつ解き明かしていく予感がしますね!
『青春ウォルダム 呪われた王宮』第4話の感想
今回は、登場人物それぞれの想いが複雑に絡み合い、物語に一層の深みを与えていました。ファンがジェイとの過去の出会いを思い出し、彼女に対して抱く感情が少しずつ変化していく様子は、見ていてとても興味深かったです。一方で、婚約者であったソンオンもジェイの生存を信じ、彼女を想い続ける姿には胸が締め付けられます。彼の父親から「私情に流されては忠臣になれない」と諭される場面は、忠義と個人の感情との間で揺れ動く彼の苦悩が伝わってきました。
また、ミステリー要素も加速しています。伝令官の死の真相、そして連続殺人事件の謎。ジェイが持ち前の聡明さで、凝り固まった重臣たちの意見に一石を投じる場面は爽快でした。彼女の推理が、これからどのように事件の核心に迫っていくのか、目が離せません。
つづく