さあ、いよいよ物語が大きく動き出す第5話!今回は個性豊かな仲間たちが集結し、事件の真相にグッと近づいていきますよ。

前回、ミン・ジェイが世子イ・ファンに協力することになりましたが、今回はさらに強力な助っ人が登場します。その名もキム・ミョンジン!変わり者だけど検視の腕はピカイチの彼、実は以前から開城の事件を解決したのがジェイだと見抜いていて、彼女の捜査能力に心酔していたんです。

ファンはジェイとミョンジンを引き合わせ、自身は「ナムゴクのパク書生」と身分を偽って捜査チームに参加!まさか世子様自ら墓を掘ることになるとは、誰も思いませんよね(笑)。護衛のカラムとミョンジン、そして身分を隠したファンとジェイという、何とも不思議な4人組が誕生しました。

彼らは早速、連続殺人事件の2番目の被害者の墓を掘り起こします。ミョンジンは鋭い観察眼で、被害者が死後に矢で射抜かれていること、そしてその手に「家」という文字が刻まれていたことを見つけ出しました。これは犯人が「ソン家の滅亡」を願っているというメッセージなのでしょうか…?

捜査の合間、墓場で車座になってお酒を飲むシーンは、束の間の休息といった感じで微笑ましかったですね。特に、普段は男として振る舞うジェイが、お酒の勢いもあってか素の一面を見せ、ファンがドキッとする場面は必見です。巡回の役人から隠れるため、狭い場所に身を寄せ合う二人…この距離感、たまりません!

一方、宮殿ではファンの継母である継妃と、その父チョ・ウォンボがファンの廃位を画策。不穏な空気が渦巻いています。また、ファンの親友でありながら、ジェイの元婚約者でもあるハン・ソンオンは、父とファンの間で板挟みになり、苦悩を深めていました。

そんな中、ジェイは犯人の次のターゲットが「産婦」であると推理。急いで現場に向かうと、案の定、黒覆面の犯人が妊婦に襲いかかろうとしていました!ジェイは身を挺してこれを阻止しようとしますが、犯人に頭を殴られ、意識を失ってしまいます。

駆けつけたソンオンが犯人の覆面を剥ぎ取ると、そこに現れたのはなんと巫女(ククム)!衝撃の展開に言葉を失っていると、ファンも現場に到着。倒れているジェイの姿を見て、物語はクライマックスへと向かっていきます。

『青春ウォルダム 呪われた王宮』第5話の感想

第5話は、物語の雰囲気がガラリと変わる転換点だったように感じます。世子、男装の令嬢、変わり者の検視官、そしてその弟子という異色の捜査チームが結成され、コミカルなやり取りには思わず笑みがこぼれました。特に、世子様が身分を隠して土を掘る姿は、彼の人間的な魅力を引き出していて印象的でした。一方で、宮殿内の権力争いや、ソンオンが抱える葛藤も丁寧に描かれており、物語に深みを与えています。シリアスな謎解きと、キャラクター同士の心温まる交流、そして息をのむようなサスペンスが絶妙なバランスで織り交ぜられていました。ラストで明かされた犯人の正体には驚かされ、倒れたジェイの安否と、それを見たファンの心情を思うと、今後の展開から目が離せません。

つづく