いやあ、第8話もすごかったですね!ファンとジェイのじれったい関係にやきもきしつつ、物語の核心にグッと迫る展開に目が離せませんでした。早速、あらすじとネタバレを見ていきましょう!

池に落ちそうになったジェイ(ミン・ジェイ)を、世子ファン(イ・ファン)がサッと腰を抱いて助ける…なんてロマンチックな始まり!自分の悪口を聞かれたと焦るジェイですが、そこは機転を利かせて「退屈しのぎの独り言です」と切り抜けます。

そして、ファンに「私を信じてほしい」と真っ直ぐに訴えるジェイ。孔子の「信なくば立たず」という言葉を引用し、民に信頼されるべき王になるファンにとって、身近な人間の信頼を失ってはいけないと説きます。その言葉に心を動かされたのか、ファンは夜中に彼女を東宮殿から追い出したことを謝罪。でも、まだ東宮殿に戻す気はないようで…このツンデレっぷりがたまりませんよね!

そんな中、宮殿では馬球大会が開催されることに。ジェイは、ファンのライバルであるハン・ソンオンと出くわし、「あなたに3銭賭けます!」と宣言。それを聞いてしまったファンは、嫉妬の炎メラメラ(笑)。「俺の実力を見せてやる!」と、自ら試合に出場することを決意します。単純でかわいいところありますよね、世子様。

一方、不穏な動きも。東宮殿に潜む密偵が新たな指令を受け、投獄されている巫女(ククム)に接触。また、ジェイの協力者であるキム・ミョンジンとチャン・ガラムは、ミョンジンの師匠に会いますが、ガラムはその男に見覚えがある様子。なんと、ジェイの家族が殺される直前に、実家を訪れていた物乞いだったのです!これは大きな伏線になりそうですね…。

そして迎えた馬球大会。ジェイは口ではソンオンを応援しつつも、その視線はファンに釘付け。その応援が届いたのか、試合はファンのチームが見事に勝利!得意げにジェイを見るファンと、それに応えるように微笑むジェイ。もう、お互い意識しまくりじゃないですか!試合後、ソンオンはジェイに「僕に賭けると言いながら、ずっと世子様を見ていましたね」と、優しくも鋭い指摘。この三角関係、どうなっちゃうんでしょうか。

物語が大きく動いたのは、ラストシーン。王が自らククムを尋問する場です。ククムは「呪いの書の最後の一文字は“イ(李)”だ!ソン家が李家を滅ぼす!」と叫び、王家を呪う言葉を吐き続けます。激怒した王が剣を振り上げたその瞬間、空に雷が轟き、ククムはなんと蛇に噛まれて絶命!この衝撃的な死に、その場にいた誰もが凍りつきます。

しかし、ファンだけは冷静でした。これは自分とククムを同時に陥れるための、誰かが仕組んだ罠だと見抜きます。そして、市場で怪しい人物を追っていたジェイがはぐれてしまったことを知り、急いで彼女を探すよう命じるのでした。

ククムの死の真相は?ジェイを狙う黒幕の正体は?そして、謎の師匠の目的とは?謎が謎を呼ぶ展開から、ますます目が離せません!

『青春ウォルダム 呪われた王宮』第8話の感想

今回の第8話は、前半のコミカルで甘酸っぱい雰囲気と、後半の息をのむようなシリアスな展開の対比が見事でした。ファンがジェイの言葉に嫉妬してムキになる場面は、彼の人間らしい一面が垣間見えて思わず頬が緩みました。馬球のシーンも、ライバルであるソンオンとの正々堂々とした勝負や、ジェイを巡る静かな火花が散る様子が丁寧に描かれていて、青春物語としての魅力を再確認できました。しかし、ラストのククムの衝撃的な死は、それまでの雰囲気を一変させました。単なる呪いではなく、巧妙に仕組まれた巨大な陰謀が背景にあることを強く印象付け、物語のスケールを一気に広げたように感じます。誰が敵で誰が味方なのか、その境界線が曖昧になっていく中で、ファンとジェイがどう真実を掴み、絆を深めていくのか、今後の展開に大きな期待を抱かせる回でした。

つづく