今回は、ただの高校生の選挙戦なんてレベルをはるかに超えて、まさに泥沼の暴露合戦に突入したね。友情、信頼、そして勝利への執念がぐちゃぐちゃに混ざり合って、見てるこっちの胃がキリキリするような展開だったよ。
さっそく、息もつかせぬ第6話の世界に飛び込んでみよう!
スパイ疑惑と揺らぐ信頼
前回、クァク・サンヒョン(イ・ジョンシク)陣営の飲み会に参加していたことがバレてしまったハ・ユギョン(キム・ジウ)。案の定、ヤン・ウォンデ(チェ・ウソン)陣営は彼女への不信感を募らせる。「スパイじゃないのか?」ウォンデは激しくユギョンを問い詰め、スマホを渡せとまで迫るんだ。仲間だと思っていたのに、この仕打ちはキツいよね。パク・ジフン(イ・ボンジュン)が間に入ってなんとかその場は収まるけど、一度入った亀裂は簡単には元に戻らない。ユギョンはスパイではないと否定し、ウォンデも一応は謝罪するけど、陣営内の空気は最悪だ。
討論会で火花!女の戦いが勃発
そんな不穏な空気の中、第4回合同遊説会がスタート。今回は副会長候補同士の討論会がメインイベントだ。
サンヒョン陣営の優等生ユン・ジョンヒ(ホン・ファヨン)と、ウォンデ陣営のユギョンが真っ向から激突する。ジョンヒはウォンデ陣営の公約を「持続可能性がない」「ポピュリズムだ」と理路整然と批判。頭の良さを見せつけ、会場の雰囲気を掴んだかに見えた。
しかし、ユギョンも負けてはいない。「あなたのような人が韓国の教育大臣じゃなくて本当に良かった」と痛烈な皮肉で反撃!さらに、ジョンヒが「ポピュリズム」のスペルを間違えたことをいじり、会場は大爆笑。この一撃で形勢は逆転し、ユギョンへの声援が鳴り響く。いやー、スカッとしたね!
暴露合戦のゴングが鳴る!
討論会が白熱する中、選挙戦は一気にダーティな方向へ突き進む。突如、学生のナム・ギョンテが「飲酒パーティー候補は辞退しろ!」と書かれた横断幕を掲げて乱入!サンヒョン陣営の飲酒スキャンダルを暴露したんだ。
時を同じくして、学校の匿名掲示板やSNSには「衝撃:候補1番陣営の醜い飲酒パーティーの実態」という投稿が拡散される。サンヒョンは「証拠はない」と高をくくっているけど、陣営内には動揺が走る。噂は「済州島の別荘で王様ゲームをした」なんて尾ひれまでついて広まり、ジョンヒたちは火消しに追われることになる。
だが、これで終わりじゃなかった。今度はなんと、ウォンデ陣営の副会長候補パク・ジフンが「成績表を偽造して販売していた」という衝撃的な暴露が匿名掲示板に投下されるんだ!
親友を売ったのは…?セフンの苦悩
このジフンのスキャンダル、実はサンヒョンが仕組んだ罠だった。サンヒョンは、ジフンの親友であるノ・セフン(ユン・ヒョンス)にジフンの過去を探らせ、その会話を秘密裏に録音。そして、セフンの声に加工を施し、あたかも第三者からの告発であるかのように見せかけてネットに流したんだ。
自分が利用されたと知ったセフンはサンヒョンに詰め寄るけど、サンヒョンは「勝つためには仕方ない」「勝てば俺たちが真実になる」と冷たく言い放つ。勝利のためなら、友を売ることさえ厭わない。その冷酷さにセフンは言葉を失う。
友情の完全崩壊
罪悪感に苛まれるセフンは、ジフンに会おうとする。しかし、そこで待っていたのはウォンデだった。ウォンデは、ネットに流れた声がセフンのものだと見抜いていたんだ。「友達まで裏切るのか」とセフンを激しく非難するウォンデ。そして、衝撃の事実を告げる。
「ジフンは言ってたぞ。『セフンなら分かってくれる』って。お前がものすごく優しいやつだからってな」
親友からの絶対的な信頼を裏切ってしまったセフン。その心は完全に打ち砕かれてしまう。
そしてラスト、とどめを刺すように、サンヒョン陣営の飲酒パーティーの決定的な証拠写真がSNSに投稿される。一体誰が?どうやって?サンヒョン陣営が絶体絶命のピンチに陥ったところで、第6話は幕を閉じる。
『ランニングメイト』第6話の感想
今回のエピソードは、選挙という非日常が、いかに高校生たちの純粋な人間関係を歪めていくかを克明に描き出していた。勝利という目標が、友情や正義といった価値観をいとも簡単に覆していく様子は、見ていて非常にやるせない気持ちにさせられる。特に、サンヒョンがセフンを利用して親友ジフンを陥れる策略は、高校生の行動とは思えないほど冷酷で、物語に重い深みを与えている。一方で、その策略に加担してしまい、罪悪感に苛まれるセフンの姿は痛々しい。キャラクターたちが犯す過ちや、その未熟さゆえの暴走から目が離せない。綺麗事だけでは済まされない選挙戦のリアルさが、このドラマの大きな魅力だと改めて感じた回だった。
つづく