今回はもう、ただの高校生の選挙とは思えないほどの熱気と波乱の連続!最終演説会を舞台に、それぞれの候補者がすべてを賭けた戦いを見せてくれたんだ。早速、息もつかせぬ第7話の世界に飛び込んでいこう!
選挙戦は最終局面!応援合戦がまさかの大乱闘へ
選挙最終日、ヨンジン高校は朝から異様な熱気に包まれていた。クァク・サンヒョン陣営とヤン・ウォンデ陣営、両候補の支持者たちが最後の応援合戦を繰り広げるんだけど、これがまあエスカレートしちゃって大変なことに!
最初は威勢のいい応援コールだけだったのが、いつの間にか氷を投げつけたり、相手の横断幕を引きずり下ろそうとしたり…。些細なきっかけから始まった小競り合いは、あっという間に生徒たちを巻き込んだ大乱闘に発展!先生たちが必死に止めに入るも、一度燃え上がった感情の炎は簡単には消えない。
そんなカオスな状況の中、なんと警察まで出動する事態に。どうやら誰かが暴行事件として通報したらしく、サンヒョン陣営のカン・ジェウォンが警察車両に乗せられてしまうんだ。一体何が起きたのか?不穏な空気が漂う中、いよいよ最後の合同演説会が始まる。
冷徹な戦略家ヤン・ウォンデの演説
先手は候補者番号2番、ヤン・ウォンデ。彼は壇上に上がると、まずこれまでの選挙戦で対立候補を過度に批判し、生徒間に亀裂を生んだことを謝罪する。ここまではまあ、優等生的なスピーチだよね。
でも、ここからがウォンデの真骨頂。彼は、自身の陣営のナム・ギョンテが過激な個人攻撃を行ったことを「卑劣で容認できない行為」と断罪。そして「彼が犯した過ちの代価を必ず払わせる」と、仲間を切り捨てることで自らの正当性をアピールしたんだ。
これには会場も騒然。ギョンテはショックでその場から走り去ってしまう。自分の勝利のために仲間さえも切り捨てるウォンデの冷徹な戦略。これは果たして、生徒たちの心にどう響くんだろうか?
魂の告白!クァク・サンヒョンのすべて
続いて、候補者番号1番、クァク・サンヒョンの演説。彼が壇上に上がったその時、信じられない事件が起きる。なんと、どこからか飛んできた生卵がサンヒョンの顔面に直撃!
あまりの屈辱に、サンヒョンは原稿を握りつぶし、ステージを降りようとする。誰もが「もう終わりだ」と思ったその瞬間、彼に駆け寄ったのがランニングメイトのノ・セフンだった。
「負けるより自分をさらけ出す方がマシだ」「狂わないと勝てない」
セフンのこの言葉に、サンヒョンは覚醒する。彼はマイクを掴むと、用意していた原稿を捨て、自分の言葉で語り始めたんだ。
「僕は見栄っ張りで、二枚舌です」
そう切り出したサンヒョンは、これまで自分を支えてくれた仲間への感謝と謝罪を述べた後、衝撃的な告白を始める。成績トップのユン・ジョンヒを利用したこと、自宅での飲酒パーティーが事実であること、そして…パク・ジフンの成績偽造問題を匿名で告発したのが、自分自身だったことまで。
すべてをさらけ出し、責任は自分一人にあると頭を下げるサンヒョン。これは選挙に勝つための戦略なのか、それとも、ただの自暴自棄なのか。彼の魂からの叫びは、固唾をのんで見守る生徒たち、そしてライバルの心をも揺さぶっていく。
こうして、対照的な二人の最終演説は幕を閉じた。いよいよ、投票の時がやってくる。生徒たちは、どちらのリーダーを選ぶのか?物語は、運命の開票へと続いていく!
『ランニングメイト』第7話の感想
ヤン・ウォンデの演説は、完璧すぎて逆に少し怖さを感じるほどでした。仲間を切り捨ててでも正義を貫く姿は、ある種のリーダーシップと捉えることもできますが、どこか人間味に欠ける印象を受けました。対するクァク・サンヒョンは、卵をぶつけられてからの開き直りが見事でしたね。ノ・セフンの一言で覚醒した彼は、自分の弱さも嘘もすべてをさらけ出しました。この対照的な二人の演説が、有権者である生徒たちの心にどう響いたのか、非常に興味深いです。選挙の勝ち負けだけでなく、登場人物たちが抱える未熟さや葛藤がリアルに描かれており、とても見応えのある回でした。
つづく