いやはや、今回の『かくれんぼ』第38話は、物語が大きく動きましたね!チェリンのあまりにも切ない決断と、あのキム室長のまさかの行動に、思わず画面に釘付けになってしまいました。それでは早速、波乱の第38話の詳しいあらすじとネタバレを見ていきましょう!

愛する人のために、すべてを捨てる覚悟

拉致されたウニョクを救い出すため、チェリンが祖母ナ・ヘグムに突きつけた条件、それは「自ら養子縁組を解消する」というものでした。あまりにも大きな犠牲…。ウニョクは「なんてことをしたんだ!」とチェリンを止めようとしますが、彼女の決意は固い。「私の本当の家族は、もうここにしかないの」と、涙を浮かべるウニョクを強く抱きしめるチェリン。これからは二人きりで生きていく、その覚悟がひしひしと伝わってくる名シーンでした。

一方、ミン家ではナ・ヘグムが「厄介払いができた」と大喜び。これでようやく本物の孫娘スアと水入らずで暮らせるとご満悦ですが、その傍らでキム室長だけは、怒りに満ちた表情を隠しきれません。この違和感、後にとんでもない形で爆発するんです。

後継者の器じゃない?スアの暴走と新たな脅威

会社では、後継者として専務の座についたスアが早速やらかしてしまいます。発注ミスで会社に損害を与え、父に叱責されると、なんと自分のミスを部下のせいにして逆ギレ!あろうことか、その男性社員の頭からお茶を浴びせかけるという暴挙に出ます。そこに居合わせたチェリンが止めに入りますが、スアは聞く耳を持ちません。この一件で、スアの未熟さと器の小ささが露呈してしまいましたね。

その頃、ウニョクの身には新たな危険が。バイクに乗った謎の男に襲撃されますが、間一髪で撃退。男の腕にあるタトゥーが手がかりとなりそうです。さらに、ウニョクの存在を疎ましく思うムン・ジェサンと父のテサン会長からも、「チェリンから手を引け」と強烈なプレッシャーをかけられ、まさに四面楚歌の状態です。

キム室長の絶叫!「あなたの母親を知っている」

物語の終盤、衝撃の展開が待っていました。

チェリンの養子縁組解消の申請書を目にしたキム室長は、いてもたってもいられずチェリンの元へ。そして、「なぜ諦めるの!」「あの家に戻りなさい!」と、これまでチェリンをいびり抜いてきた人物とは思えない剣幕で、申請を取り下げるよう激しく迫るのです。

あまりの豹変ぶりに戸惑うチェリンがその場を去ろうとした、その時でした。

キム室長は、最後の切り札を切ります。

「申請を取り下げるなら…あなたの本当の母親が誰か教えてあげる」

「私の…母を…知ってるの?」

震える声で問いかけるチェリンに、キム室長は「ええ、よく知っているわ」と冷たく言い放つのでした。長年追い求めてきた実の母親の存在。それが、まさか最も憎い相手の一人であるキム室長の口から告げられるなんて…。チェリンの驚きと悲しみが入り混じった表情で、第38話は幕を閉じます。

『かくれんぼ』第38話の感想

今回のエピソードは、登場人物たちの立場や感情が大きく揺れ動く、非常に見ごたえのある回でした。特に印象的だったのは、キム室長の常軌を逸した行動です。これまでチェリンを排除することに執念を燃やしてきた彼女が、なぜこれほどまでにチェリンがミン家から離れることを恐れるのか。その必死の形相からは、単なる憎しみだけではない、もっと根深い何かを感じさせます。彼女が握る「チェリンの母親」という秘密が、このドラマの最大の謎を解く鍵であることは間違いありません。一方で、本物の後継者であるスアの未熟な振る舞いは、皮肉にもチェリンの有能さと人間性を際立たせる結果となりました。愛のために全てを捨てたチェリンと、憎しみの裏に秘密を隠すキム室長。二人の対峙が、物語を新たなステージへと引き上げた、まさに転換点となる一話でした。

つづく