いやはや、今回もとんでもない展開が待っていましたね!会社の危機を救うため、チェリンがまさかの行動に!そして、ウニョクとチェリンの関係が、ついに一線を越えてしまいます。それでは早速、第8話の衝撃的な物語を振り返っていきましょう。

サウナ室の攻防!チェリン、執念の反撃

工地のストライキを見事に収めたチェリン。これで会社に戻れるかと思いきや、義父であるムン会長(ムン・テサン)は、なんとチェリンに料理教室へ通うよう命じます。屈辱的な命令ですが、チェリンは従うしかありません。

しかし、そんな彼女のもとに、会社が原料の供給を止められ、再び危機に陥っているという知らせが舞い込みます。いても立ってもいられず、チェリンは夫ジェサンの秘書であるウニョクと共に、原因究明に乗り出しました。

原料供給を止めた張本人、チェ社長の居場所を突き止めた二人。しかし、その場所はなんと男湯のあるサウナ!普通ならためらう場面ですが、チェリンは違いました。彼女は男たちの裸など意にも介さず、サウナ室にいるチェ社長のもとへまっすぐに突き進んでいきます。

ウニョクは外からサウナの扉に鍵をかけ、さらに釜焚き係に金を渡して室温をどんどん上げさせるという荒業に!熱さに耐えきれなくなったチェ社長は、ついに黒幕がチェリンの夫、ムン・ジェサンであることを白状します。チェリンはこの決定的な証言を、ボイスレコーダーに収めることに成功。しかし、極限状態から解放された彼女は、その場で意識を失い、ウニョクの腕の中に倒れ込んでしまうのでした。

芽生えた想いと、禁断のキス

ウニョクは、火傷を負いながらも無我夢中で会社を救おうとするチェリンの姿に、心を揺さぶられます。彼は自分の辛い生い立ちを初めてチェリンに明かし、互いの痛みを分かち合うことで、二人の心の距離は急速に縮まっていきました。

後日、チェリンは録音データを武器にムン会長と交渉し、見事に原料供給を再開させます。

そして訪れた、ウニョクと恋人ヨンジュの結婚式の日。チェリンは結婚祝いとして、あの録音データをウニョクに渡します。それは「これからのあなたの行動を、私は決して邪魔しない」という、彼女なりのメッセージでした。

その言葉を聞いたウニョクの気持ちは、もはや抑えきれませんでした。彼はチェリンを人気のない場所に強く引き寄せ、「狂っていると言われても構わない」と、自分の愛を告白。そして、チェリンの唇を激しく奪ったのです。

しかし、その衝撃的な瞬間を、純白のウェディングドレスに身を包んだ新婦、ハ・ヨンジュが目撃していました。彼女の手からこぼれ落ちるブーケ…。幸せの絶頂から、一瞬にして地獄の底へ突き落とされたヨンジュの表情が、すべてを物語っていました。

『かくれんぼ』第8話の感想

今回のエピソードは、登場人物たちの感情が激しくぶつかり合う、非常に見ごたえのある回でした。特に、会社の危機を救うためなら男湯にさえ乗り込むチェリンの執念と行動力には、改めて彼女の強さを感じさせられます。一方で、そんな彼女を支えるうちに、許されない想いを募らせていくウニョクの心の変化が、とても切なく描かれていました。彼の行動は決して許されるものではありませんが、孤独を抱える二人が互いに惹かれ合ってしまう過程には、ある種の説得力すら感じてしまいます。そして、すべてを目撃してしまったヨンジュ。彼女の絶望を思うと、胸が締め付けられます。この禁断のキスが、複雑に絡み合った人間関係を、今後どのように変えていくのか。それぞれのキャラクターが迎えるであろう過酷な運命から、目が離せません。

つづく