ついに再会したヨンスとガンヒ!でも、なんだか様子がおかしい…?第2話のラストで期待が高まった『モーテル・カリフォルニア』第3話は、初恋の甘酸っぱさだけでは終わらない、ビターで切ない展開が待っていました。

さっそく、第3話のあらすじとネタバレを見ていきましょう!

12年ぶりの再会は、最悪の形で…

ガンヒのためにダイエットまでして、見違えるほどカッコよくなったヨンス。彼はクリスマスの夜、ホテルの一室でシャンパンを用意してガンヒを待っていました。しかし、そこに現れたのはなんと、仕事相手のソクギョンを腕に絡ませたガンヒ!しかも「所有権を彼に譲って」なんて、あまりにビジネスライクな態度にヨンスも呆然…。

実はガンヒも、過去のしがらみから逃れたくて、ヨンスのいる故郷の人とは仕事をしたくなかったみたい。父親のチュンピルに電話で当たり散らす姿からは、彼女の複雑な心境が伝わってきます。

一度は立ち去ろうとしたガンヒですが、やはりヨンスを忘れられずに部屋へ戻り、思わずハグ。ここから甘い雰囲気になるかと思いきや…ヨンスが渡した誕生日プレゼントのネックレスと、「ずっと待ってた」という言葉にガンヒの心は激しく揺れ動きます。

しかし、その瞬間、ヨンスのお母さんからの電話が鳴り響きます。その声を聞いたガンヒは、かつて町の人々から「モーテルの娘」と蔑まれ、ヨンスの母親からも酷い言葉を浴びせられた辛い記憶がフラッシュバック。現実に引き戻されたガンヒは、「私たちの初恋はこれで終わり」と、ヨンスに別れを告げて部屋を去ってしまうのです。切なすぎます…!

それぞれの道と、新たな恋の予感?

ガンヒと別れた後、ヨンスは母親が祖父の大切な病院を売ろうとしていることを知り、それを阻止。母親との同居を解消し、自らは家を出て「モーテル・カリフォルニア」で暮らすことになります。

一方、ソウルに戻ったガンヒは、一度は断ったモーテルのリフォームの仕事を引き受けることに。モーテルで育った彼女にとって、それは辛い過去と向き合うことを意味していました。しかし、そのプロジェクトの現場が、まさかの故郷ハナ邑だと知り、ガンヒは再び仕事をやめようとします。

そんな中、ガンヒに明らかに好意を寄せているソクギョンや、ヨンスの後輩で彼に気があるナヌといった新しいキャラクターが登場し、四角関係を予感させます。

さらに、友人のアルムから「ヨンスが後輩のナヌと結婚間近らしい」という情報を聞いたガンヒは、ショックを隠せません。

衝撃のラスト!最悪のタイミングでの再会

そして迎えた第3話のラストシーン。ヨンスが後輩のナヌに運転を教えていると、車が接触しそうになるアクシデントが発生。パニックになったナヌを、ヨンスが車から抱きかかえて降ろした、その瞬間でした。

対向車から降りてきたのは、なんとガンヒとソクギョン。一番見られたくないであろう場面で、まさかの再会を果たしてしまいます。ヨンスとナヌの親密そうな姿を見てしまったガンヒは、笑顔を浮かべながらも、明らかに傷ついた表情でその場を去っていくのでした。

『モーテル・カリフォルニア』第3話の感想

第3話は、とにかくガンヒとヨンスの心のすれ違いが丁寧に描かれていて、胸が締め付けられる回でした。お互いにまだ想いが残っているのは明らかなのに、過去のトラウマや周囲の環境が、素直になることを許してくれない。このもどかしさが、物語に深みを与えているように感じます。

特に、ガンヒがヨンスの母親からの電話一本で、故郷での辛い記憶をフラッシュバックさせてしまうシーンは、彼女が抱える傷の深さを物語っていました。一方で、ヨンスもただ待っているだけではなく、自分の家族の問題と向き合い、必死に生きている。そんな二人の姿を見ていると、単純なラブストーリーではない、ヒューマンドラマとしての側面も強く感じさせられます。新たなライバルの登場や、最後の最悪なタイミングでの再会など、今後の展開から目が離せません。

つづく