第6話、見ましたか?もう、感情がぐちゃぐちゃになるくらい、切なくて、もどかしくて、そして最後には…!という最高の展開でしたね。早速、あの感動と興奮を振り返っていきましょう!

すれ違い続ける二人、その裏にあった悲しい約束

「君を忘れる時間をくれ」――ヨンス(ナ・イヌ)からそう告げられたガンヒ(イ・セヨン)。 ) 好きな相手にそんなこと言われたら、胸が張り裂けそうになりますよね。モーテルに戻ったガンヒが見たのは、父チュンピルやヨンスの母スンジャたちが集まり、ヨンスと獣医仲間ナヌの仲を囃し立てる光景。ガンヒのイライラは最高潮に達します。

一方、ヨンスとナヌは「偽の恋人ごっこ」が大事になってしまったことを反省し、この関係を終わらせることを話し合います。ナヌは、ヨンスがずっと待っていたのがガンヒだと気づいていたんですね。 なんて良い子なんだ、ナヌ…。

この回のハイライトは、なんといってもガンヒがヨンスを突き放してきた本当の理由が明かされるシーン。ガンヒはヨンスを連れて、亡くなったヨンスの祖父のお墓へ向かいます。そこで、過去の回想シーンが…。

昔、ヨンスの祖父は病気の自分を置いてソウルに行こうとしないヨンスを心配していました。そしてガンヒに、「ヨンスには、愛情深い両親のもとで育った、優しくて明るい人と一緒になってほしい」と、祖母の指輪を託していたのです。それは遠回しに、複雑な家庭環境で育ったガンヒを拒絶する言葉でした。ガンヒは、ナヌこそがその「ふさわしい相手」だと考え、ヨンスに指輪を渡して別れを告げたのです。このシーンは本当に胸が締め付けられました。

誤解が解けた先にあるのは…?川辺での告白と、まさかのキス!

涙をこらえて立ち去るガンヒ。しかし、ヨンスは彼女を追いかけ、後ろから強く抱きしめます。そして、今まで彼女が一人で抱えてきた辛さに気づけなかったことを謝るのでした。

川辺で語り合ううち、ヨンスはガンヒから受け取った指輪の箱を川へ投げ捨ててしまいます!慌てて探すガンヒに、ヨンスは「ナヌとの結婚は嘘だ」とついに告白。もみ合ううちに二人は川に落ちてずぶ濡れに…!まるで、これまでのわだかまりをすべて洗い流すかのようでした。

しかし、ガンヒはまだ素直になれません。モーテルの改築が終わるまでという条件で、ソクギョン(キム・テヒョン)と恋人のフリをする契約をしていたからです。さらに、ガンヒの父チュンピルに想いを寄せる上司チョンギまで現れ、事態はさらに複雑に。

ガンヒは、弟が亡くなった日に父がヨンスの母スンジャと一緒にいた過去をヨンスに打ち明け、決して許せないと語ります。そして、一度ソウルへ戻ることを決意するのでした。

ソウルに戻ってもヨンスのことが頭から離れないガンヒ。友人エスターの「友情は愛より長続きする」という言葉に何かを感じ、衝動的にハナ邑へ引き返します。

そして、モーテルに駆け込むとヨンスに「友達でいましょう」と宣言!そのまま部屋で一緒にアイスを食べることになりますが…ガンヒのスプーンを使ったヨンスが、彼女が文句を言う隙に、不意打ちのキス!「本当に友達でいられる?」と問いかけるヨンスに、ガンヒもついに気持ちを抑えきれず、キスを返すのでした。

『モーテル・カリフォルニア』第6話の感想

今回のエピソードは、ガンヒが長年抱えてきた心の傷の深さが明らかになり、非常に見ごたえがありました。特に、ヨンスの祖父との過去の約束が、彼女がヨンスを突き放してきた大きな理由だったという事実は、これまでの彼女の行動に説得力を与え、切なさを増幅させました。愛する人の幸せを願い、自ら身を引くという選択は、あまりにも悲しいです。父への確執も、弟の死という深刻な出来事が絡んでいたことが判明し、彼女の心の闇の根深さを感じさせました。しかし、そうした誤解や過去のしがらみが一つずつ解き明かされ、ずぶ濡れになりながらも本音をぶつけ合うシーンを経て、最後のキスに至る流れは圧巻でした。ようやく素直な気持ちが通じ合った二人の姿に、思わず息をのみました。

つづく