いやあ、今回もやられましたね!『瑞草洞<ソチョドン>』の第3話、ただの法廷ドラマだと思ってたら大間違い。キャラクターたちのプライベートがどんどん明かされて、物語が一気に深みを増してきました。
さっそく、気になる第3話の展開を振り返っていきましょう!
香港での誤解、そしてソウルでの再会
物語は、ジュヒョンが大学のトラックでヒジに声をかけるシーンから始まります。ついにジュヒョンは、香港で会ったことを思い出したんですね!
香港で「ソウルで会おう」と約束した二人。でも、ヒジの反応がどこか煮え切らなかったため、ジュヒョンはもう会う気がないんだと勘違い。一方のヒジは、そんなつもりはなかったと主張します。帰国後、ジュヒョンからの電話を無視したのも、実は携帯をなくしたからだと弁明しますが…ジュヒョンは半信半疑の様子。この微妙なすれ違いが、なんとももどかしい!
それでも、ヒジが担当する事件で困っていたら助けると約束するジュヒョン。かつてピアノを学んでいたヒジが、なぜ弁護士になったのか…その謎はまだ明かされませんが、二人の距離は少しずつ縮まっていきそうです。
新たな事件と、まさかの身内バレ
そんな中、彼らが所属する法律事務所の合併が決定。ラウンジまで用意してくれたキム・ヒョンミンという女性、どうやらただ者ではなさそうですね。「法律事務所を持つ」という夢をリストから消すシーンは、彼女の野心を感じさせました。
そして、ヒジは新たな事件を担当することに。手術中に亡くなった少年キム・グンファンをめぐる医療過誤訴訟です。執刀医のク・ドンギュンは遺族への謝罪と和解を望んでいますが、病院側はそれを許しません。
さらに裁判では、衝撃の事実が。原告側は、執刀医が左利きにもかかわらず、手術映像では右手が使われていたと指摘。「代理手術」の疑惑が浮上します。追い詰められた執刀医は、亡くなった少年の父親に暴行され、意識不明の重体に。八方ふさがりになったヒジを、またしてもジュヒョンが助けます。
一方、同僚のムンジョンは最悪の一日。裁判には勝ったものの依頼人には怒鳴られ、家に帰れば足の指をぶつける始末。仲間たちに連絡しても誰も電話に出ず、孤独感に苛まれます。そこに現れた謎の男性…! なんと、その正体は彼女の夫! まさかの既婚者でした。しかも、ジュヒョンの高校時代の友人で、彼が紹介した相手だったとは。驚きの連続です。
ジュヒョンは、看護師であるムンジョンの夫に医療訴訟の映像を見てもらうことを提案。彼は「医師は利き手じゃない方の手で手術することもあるし、両利きの医師もいる」と有益な情報をもたらし、ヒジの事件に光明が差します。
最悪の依頼人と、衝撃のラスト
一件落着かと思いきや、今度はジュヒョンに新たな依頼が。それは彼が最も嫌う「離婚訴訟」。依頼人のチャ・ジョンホは、わずか1年の結婚生活で、妻にびた一文やりたくないと主張する、なかなかのクセモノです。
しぶしぶ離婚調停の法廷へ向かうジュヒョン。そして、被告席に現れた相手、パク・スジョンを見て、彼は凍りつきます。
そう、彼女こそ、第2話の回想で登場したジュヒョンの元カノだったのです!
ここで第3話は幕を閉じます。
『瑞草洞<ソチョドン>』第3話の感想
今回のエピソードは、物語の歯車が大きく、そして複雑に噛み合い始めた回でした。ジュヒョンとヒジの過去のすれ違いが明らかになり、二人の関係性が少しずつ変化していく様子は見ていて微笑ましいものがあります。その一方で、ヒジが担当する医療訴訟は「代理手術」という深刻な疑惑をはらみ、法廷ドラマとしての緊張感を一気に高めました。
しかし、最も心を揺さぶられたのは、登場人物たちのプライベートな側面が次々と明かされた点です。特に、いつも明るいムンジョンが実は結婚していたという事実は、良い意味で裏切られました。そして、ジュヒョンの新たな案件が、よりにもよって元カノとの離婚訴訟だったという結末。個々の事件とキャラクターの過去が一本の線で繋がった瞬間は、見事としか言いようがありません。単なる事件解決の物語ではなく、人と人との繋がりや過去が現在に及ぼす影響を丁寧に描いており、物語の奥行きを強く感じさせました。
つづく