いやあ、今回もすごかったですね!『悪魔判事』第10話、物語が大きく動き出しました。カン・ヨハンとキム・ガオンの絆が深まる一方で、女性たちの恐ろしい戦いが勃発。そして、ついにあの人物の衝撃的な過去が明かされることに…。
さっそく、怒涛の展開となった第10話の詳しいあらすじとネタバレを見ていきましょう!
ヨハンとガオンの共闘!次なる標的はホ・ジュンセ
両親を陥れた真犯人ト・ヨンチュンを捕まえることができたガオン。それは、他でもないヨハンの協力があったからでした。ガオンはヨハンに心からの感謝を伝え、二人の間には確かな信頼関係が芽生え始めます。
そして、ヨハンが次に狙いを定めたのは、大統領のホ・ジュンセ。ネットで愛国心を煽り、若者たちを扇動する彼の姿を見たヨハンは、正式に宣戦布告!ガオンも「全力で協力します」と、今度こそヨハンと共に戦うことを力強く誓うのでした。
「竹槍」を追い詰めろ!ガオンとスヒョンのタッグ再び
ホ・ジュンセを叩くには、彼が裏で操る過激派集団「竹槍」の悪事を暴く必要があります。しかし、「竹槍」の背後には警察もいるため、一筋縄ではいきません。
そこでヨハンは、刑事であるガオンの幼なじみ、ユン・スヒョンに協力を要請。一方、ガオンは陪席判事のオ・ジンジュに「竹槍」が市民に暴行を加える映像を見せ、公開裁判への協力を取り付けます。
ガオンは「竹槍」のリーダー、キム・ジュウォンの潜伏先を探しますが、なかなか見つかりません。そんなガオンを見かねて、ヨハンの姪エリヤが天才的なハッキング能力を発揮!アイドルの話でジュウォンをおびき出し、見事に隠れ家の住所を特定します。
ところが、ジュウォンはスヒョンが銃を抜く映像を悪意的に編集してネットに拡散。スヒョンは窮地に立たされますが、ガオンから送られた住所を頼りに、二人で隠れ家へ。固く閉ざされたシャッターも、エリヤが機転を利かせて管理人室に連絡し、無事に開けることができました。
ついにジュウォンを追い詰めたガオンとスヒョン!しかし、そこに「竹槍」のメンバーたちが現れ、二人は絶体絶命のピンチに。その時、颯爽と現れたのがカン・ヨハン!圧倒的な力でチンピラたちをなぎ倒し、ガオンたちを救います。その隙に逃げ出したジュウォンでしたが、スヒョンが執念の追跡の末、見事に逮捕しました。
女の戦いが激化!チャ・ギョンヒ vs チョン・ソナ
その頃、法務部長官のチャ・ギョンヒは、社会的責任財団の理事チョン・ソナを失脚させるための証拠を探していました。しかし、ソナは一枚上手。法務部への資金援助を打ち切り、逆にギョンヒの首を絞めます。
直接ソナのもとへ乗り込み、ソ・ジョンハク元大統領の死の真相を突きつけるギョンヒでしたが、ソナは巧みにかわし、彼女を追い返してしまいます。
調査に行き詰まったギョンヒは、ソナがかつてヨハンの屋敷でメイドとして働いていたという衝撃の事実を突き止めます。
公開裁判、そして明かされる衝撃の過去
いよいよ「竹槍」リーダー、キム・ジュウォンの公開裁判が始まります。法廷でジュウォンは「すべては国と人民のためだった」と大義を振りかざしますが、オ・ジンジュ判事が暴行映像を流し、その主張を打ち砕きます。
さらにガオンは、ジュウォンの祖母や学生時代の恩師のインタビュー映像を公開。彼が昔から問題児で、集めた金で贅沢三昧をしていたことを暴き出し、完全に追い詰めることに成功しました。
裁判の様子を見ていたホ・ジュンセは、すぐさま「竹槍」との関係を否定。一方、チャ・ギョンヒは最後の切り札として、再びソナと対峙します。ギョンヒは、ソナがメイドだった過去、そして彼女の周りの人間が次々と不審な死を遂げていることを指摘し、「あんたは昔から物乞いだった」と罵倒します。
自分の過去をヨハンが漏らしたのだと確信したソナ。その表情から笑みは消え、燃え盛るような怒りと殺意をヨハンに向けるのでした…。
『悪魔判事』第10話の感想
今回は、これまで少しずつ描かれてきた各キャラクターの関係性が、一気に核心に迫った回でした。特に、チョン・ソナがカン・ヨハンの家の元メイドだったという事実は、二人の歪で執着に満ちた関係の根源を物語っており、非常に興味深かったです。彼女がただの悪女ではなく、壮絶な過去を持つ人物であることが示唆され、キャラクターの奥行きが一気に増しました。チャ・ギョンヒに過去を暴かれ、怒りを爆発させる最後のシーンは圧巻で、彼女の矛先がヨハンに向かうことで、物語は新たな対立軸を生み出しました。ヨハンとガオンの共闘が本格化したことで正義の実現に光が見えたかと思えば、すぐさま新たな脅威が生まれる。この緩急の付け方が見事だと感じました。
つづく