今回の第7話、とんでもないことになりましたね!悪霊に体を乗っ取られたギョヌを救うため、ソンアがまさかの行動に!手に汗握る展開と、胸キュンシーンが満載でした。さっそく振り返っていきましょう!

悪霊に乗っ取られたギョヌと、まさかの「かくれんぼ」対決!

前回、悪霊が潜むお化け屋敷に飛び込んだソンアを追い、ギョヌも中へ。しかし、無情にも扉は閉ざされ、親友のジホは外に取り残されてしまいました。

案の定、ギョヌは悪霊に乗っ取られてしまいます。イェン・ホアがギョヌを悪霊昇天のための「最後の生贄」に選んでいたと知り、ソンアは絶望…。

ところが、この悪霊がなんともユニークなヤツで(笑)。なんと、ソンアのことを気に入ってしまうんです!しかも、ソンアがギョヌの体に触れると、一瞬だけ本来のギョヌが戻ってくることが判明。これに気づいた悪霊は、ソンアに奇妙なゲームを提案します。

「かくれんぼをしよう。イェン・ホアより先に俺を見つけたら、ギョヌの命は助けてやる」

こうして、ギョヌの命を賭けた、巫女と悪霊の壮大なかくれんぼがスタート!悪霊inギョヌは、ソンアが数を数えている間に逃げ出してしまいます。

それぞれの戦いと、涙の告白

街をさまよう悪霊ギョヌですが、途中でソンアの霊母に見つかり追いかけられるハメに。霊母はその後、霊力が尽きて倒れているイェン・ホアを発見します。一方、ソンアは学校のいじめっ子だったジヌンを元に戻すための儀式を優先していました。

悪霊ギョヌは、ひょんなことからジホと再会。何も知らないジホとゲームセンターで遊んでいると、銃声音がきっかけで悪霊に秘められた戦争のトラウマが蘇ってしまいます。

そこへ駆けつけたソンア!彼女はまだギョヌが悪霊のままだと思い込み、その手を握りしめて必死に懇願します。「お願い、ギョヌを助けて…彼は私の初恋の人なの!」と。

その告白を聞いた瞬間、ギョヌはついに本来の自分を取り戻します!ソンアの愛の力、すごい!

悪霊に「ボンス」と命名!?奇妙な共存生活の始まり

家に連れ帰って除霊を試みるも、全く効果なし。結局、悪霊が逃げ出さないよう、ソンアとギョヌの手を縛り付けておくことに。

しかし、悪霊は再び逃走して学校へ。そこでアーチェリーの魅力に取りつかれてしまいます。様子がおかしいことに気づいたジホがギョヌを蹴り飛ばしたところに、ソンアが到着。

ここでソンアが機転を利かせます。悪霊に「ボンス」という名前を付け、3回呼びかける。悪霊がそれに答えた瞬間、体が凍りつきました!名前を使った呪文で動きを封じたのです。そして、ソンアが触れることで、再びギョヌが戻ってきました。

後日、ソンアはボンスがアーチェリー大会の申込書を書いているのを発見。実はそれは、もともとギョヌ自身が望んでいたことでした。屋上でギョヌはソンアに驚きの事実を告げます。

「ボンスと取引したんだ。学校にいる間は体を使わせてやる代わりに、大会に出させてくれるって」

そして、ギョヌはついに自分の気持ちをソンアに告白し、優しく彼女を抱きしめるのでした。

『巫女と彦星』第7話の感想

憑依という重いテーマを扱いながらも、悪霊「ボンス」のどこか憎めないキャラクター造形のおかげで、物語にコミカルなリズムが生まれていたのが印象的でした。ソンアに触れられるとギョヌに戻ってしまうという設定が、二人の距離を縮めるための秀逸な仕掛けとして機能しており、脚本の巧みさを感じます。ソンアの切ない告白シーンは、本作のハイライトの一つと言えるでしょう。また、これまで謎の多かったイェン・ホアの悲しい過去が明かされたことで、物語に一層の深みが増しました。単なるホラーラブコメではなく、それぞれのキャラクターが抱える痛みや願いが丁寧に描かれているからこそ、ここまで引き込まれるのだと改めて実感しました。ギョヌとボンスの奇妙な共同生活が、今後の展開にどう影響するのか、目が離せません。

つづく