いやあ、今回の『巫女と彦星』第8話、すごかったですね!ソンアとギョヌの恋が一気に進んだかと思えば、そこに割って入るジホ、そしてまさかのボンスまで…!?人間関係も霊界も、もうグッチャグチャに絡み合って、目が離せない展開でした!

まずは、これまで謎に包まれていたイェン・ホアの過去からスタート。彼女がソンアの霊的な母と「霊的な母娘」の関係だったこと、そしてずっと昔から悪霊と手を組もうと画策していたことが明らかになりました。彼女の執念、ちょっと怖いくらいですよね。

その頃、我らがソンアとギョヌは、悪霊ボンスを封じ込めるために手を繋いだままという、なんとも甘酸っぱい状況で学校生活を満喫中。周りの目をごまかしながらイチャイチャする二人、可愛すぎました!でも、そんな二人を静かに見つめるジホの切ない視線が…胸に刺さります。

そして事件は帰り道に!ソンアとギョヌがお互いの気持ちを確かめ合って、あと少しでキス…!という最高の瞬間に、ジホが猛然と割って入ります!さらにギョヌの家では、ジホの告白タイムがスタート。「俺もソンアが好きだ!」と、二人が手を繋いでいる目の前で宣言するなんて、なかなかのカオスっぷりでした。結局、今はボンス問題が最優先!ということで、この三角関係は一旦保留に。

しかし、本当の恐怖は夜中にやってきます。丑の刻(午前1時半~3時半)、ギョヌの体で目覚めたボンス。彼もまたソンアに好意を抱いていることが判明するんです!これでまさかの四角関係に突入!?そんなボンスの元にイェン・ホアが現れ、「私の守護神になりなさい」と迫りますが、ボンスは全く相手にしません。彼に霊的に縛られているイェン・ホアは、ただ待つしかなく、イライラを募らせます。

その時、ボンスの邪悪な気配を察知したソンアの霊的な叔母と大叔母が登場!ボンスを追い出そうと大騒ぎになり、攻撃を仕掛けます。ボンスも応戦しますが、呪文によって弱った瞬間、ソンアが彼に触れたことでギョヌの意識が戻りました。

この一件で、ギョヌの霊的な感覚が覚醒し始め、なんと幽霊の声が聞こえるようになってしまいます。そして、いずれは視覚や嗅覚も開き、完全に霊界と繋がってしまうという衝撃の事実が…。時を同じくして、ソンアはイェン・ホアがかつての霊的な姉妹だったことを知るのでした。

その後、ソンアはボンスと対話し、人を傷つけないと約束させます。彼が学徒兵の慰霊碑を探していたことも分かり、少しずつ彼への理解を深めていくソンア。

そして、アーチェリーの大会が迫る中、ソンアはギョヌ自身が競技に出られるよう、ボンスの協力を得て、彼の体に一日だけボンスを封じ込める強力なお札を描きます。一生に一度しか使えない、まさに乾坤一擲の秘術です。

大会当日。お札の効果でギョヌとして会場に立つ彼。しかしその裏で、焦ったイェン・ホアがボンスと自分の魂を融合させようと禁断の儀式を開始!その影響でボンスが再び現れ、ギョヌの霊的な目が完全に開いてしまいます。そして彼は初めて、ソンアの放つ霊的なエネルギーをその目で見てしまうのでした…。ここで8話は終了。なんて終わり方してくれるんですか!

『巫女と彦星』第8話の感想

今回の第8話は、恋愛模様の急展開と、物語の根幹に関わる霊的な謎が一気に深まった、非常に密度の濃い回でした。ソンアとギョヌがようやく想いを伝え合ったかと思えば、ジホの悲痛な告白が突き刺さり、さらには悪霊ボンスまでソンアに好意を抱いているという、予想外の四角関係が成立。この複雑な感情の交錯が、物語に一層の厚みを与えています。

特に印象的だったのは、ギョヌの霊能力の覚醒です。これまで受動的に憑依されるだけだった彼が、自らの意思とは関係なく霊的な世界に引きずり込まれていく様は、今後の彼の運命を大きく左右する重要な転換点となるでしょう。イェン・ホアの儀式によって、彼の目がソンアの霊気を見てしまったラストシーンは、二人の関係が新たな局面に入ったことを強く感じさせました。甘い初恋の物語が、抗えない宿命の物語へとその色合いを変えていく、その瞬間を見せつけられたような感覚です。

つづく