どうも、イカゲームに魂を囚われているブロガーです!いやあ、今回の第5話、とんでもないことになりましたね…。ついに始まった最終ゲーム。その壮絶な内容と、ゲームの外で繰り広げられるもう一つの戦い。息つく暇もない展開に、ただただ画面に釘付けでした。早速、あの衝撃を振り返っていきましょう!
最終ゲーム「スカイ・イカゲーム」の絶望的な幕開け
物語は、ノウルが換気口から基地に忍び込む緊迫のシーンから始まります。彼女の目的は、追われているプレイヤー246番の記録の抹消。一方、ゲーム会場では、ギフンがバンカーに戻り、他のプレイヤーたちを皆殺しにしようと狂気に駆られます。しかし、プレイヤー100に手をかけようとした瞬間、かつての仲間セビョクの幻覚を見て、寸前で思いとどまるのでした。
その様子を監視するフロントマン、ファン・イノ。彼の脳裏には、自分がゲームに勝利した後の過去が蘇ります。老人、オ・イルナム会長から同じように「選択」を迫られ、迷いながらも残った5人のプレイヤーをその手で殺害したという、フロントマン誕生の瞬間がフラッシュバックするのです。
そして、ついに最終ゲーム「スカイ・イカゲーム」が発表されます。地上はるか上空にそびえ立つタワーの上で、プレイヤーを突き落とし合うという、まさに悪魔の所業。3つのラウンドを勝ち抜かなければなりません。
第1ラウンドの舞台は四角いタワー。15分の制限時間内に誰も脱落させなければ全員死亡という非情なルール。ギフンと赤ん坊の赤チームに対し、数の上で有利な青チーム。彼らは民主的に、突き落とす相手を投票で決めようとしますが、まず誰を標的にするかで揉めます。そんな中、ミョンギが「まずミンスからだ」と提案。抵抗するミンスでしたが、ミョンギはタワー中央のポールを引き抜き、彼を無情にも突き落とします。死の間際、ミンスは愛するセミの幻を見ながら、奈落の底へと消えていきました。
裏切り、告白、そして共闘へ…激動の第2ラウンド
舞台は第2ラウンドのタワーへ。ここでギフンは、タワーの端に陣取るという驚きの戦法に出ます。もし青チームがギフンと赤ん坊をここで殺してしまえば、最終ラウンドで仲間同士殺し合わなければならなくなるからです。この心理的な揺さぶりで、青チームは動揺します。
焦ったプレイヤー203がタイマーを作動させ、事態は一気に緊迫。青チームは作戦を立て、敗者がギフンを中央におびき寄せ、その隙にミョンギがポールで突き落とすという計画を立てます。しかし、ギフンが動かないと見るや、作戦の敗者は赤ん坊を奪おうと襲いかかります。その瞬間、誰もが予想しなかった事態が!なんとミョンギが裏切り、襲いかかった青チームの仲間を突き落としたのです。
騒然となる中、ミョンギは「俺がこの子の父親だ」と衝撃の告白をします。ギフンは、かつてミョンギが別のゲームでジュニを助けようとしていたことを思い出し、彼の言葉を完全には否定できません。
混乱の中、青チームは仲間である39番の足を折り、次のラウンドの生贄にすると提案しますが、ギフンは「正々堂々とやるべきだ」と拒否。業を煮やした203番らがギフンに襲いかかりますが、ギフンとミョンギの連携の前に返り討ちに。さらにミョンギは、賞金が増えるという理由で怯える100番も突き落としてしまいます。
最悪の事態はまだ続きます。誰かの駒になることを拒んだ39番が、自らタワーから身を投げてしまうのです。こうして第5話は、ギフン、ミョンギ、そして赤ん坊の3人だけが残るという、あまりにも絶望的な状況で幕を閉じました。
ゲームの外の死闘、それぞれの正義
ゲームが進行する裏で、ノウルの戦いも続いていました。彼女は将校を脅して246番のデジタル記録を消させますが、紙の記録の存在を知らされます。エレベーター内で将校に襲われながらも、なんとかアーカイブ室へ。将校は、ノウルが246番に特別な感情を抱いているのかと問いますが、彼女は北朝鮮で亡くした自分の娘のためにやっているのだと明かします。将校もまた愛する人を失った過去を告白し、彼女を刺しますが、ノウルは最後の力を振り絞り、エレベーターに残された銃で彼を射殺。ついに246番のファイルを見つけ出します。
一方、海上では兄を探すファン・ジュノが、追跡チームに追い詰められた246番を発見。銃撃戦の末、追跡チームを壊滅させ、246番を救出するのでした。
『イカゲーム シーズン3』第5話の感想
今回のエピソードは、人間の倫理観や生存本能が、極限状態においていかに揺らぎ、変質していくかを見事に描き切っていました。特に最終ゲームの舞台設定が秀逸です。物理的に逃げ場のない高層タワーは、精神的にも追い詰められたプレイヤーたちの心理状況そのものを象徴しているようでした。味方だと思っていた人間が次の瞬間には敵になり、敵だったはずの人間と手を組まざるを得なくなる。その目まぐるしい変化の中に、それぞれのキャラクターが抱える過去や譲れないものが垣間見え、物語に凄まじい深みを与えています。ミョンギの衝撃的な告白と行動は、単なる裏切り者という言葉では片付けられない複雑な動機を感じさせました。また、誰かの駒として生きることを拒絶し、自ら死を選んだプレイヤーの姿は、この不条理なゲームに対する強烈なアンチテーゼとして胸に突き刺さります。単なる殺し合いではなく、人間の尊厳を問う重厚なドラマがそこにはありました。
つづく