ついに明かされる衝撃の真実!テウンの出生の秘密
今回の最大の目玉は、なんといってもチャ・テウン(チェ・テジュン)の出生の秘密でしょう。ジスングループのチ・スンドン(シン・ヒョンジュン)が密かに調査させていたのは、やはりテウンのことでした。1991年にサンシャイン孤児院に預けられた男の子…それがテウンだったのです。
会長は、屋根裏部屋で暮らしながらクリーニング店で真面目に働くテウンの姿を遠くから見つめ、複雑な表情を浮かべます。そして物語のラスト、ついに会長はテウンの前に姿を現しました。
「私が君の父親だ」
そう言って会長が突き付けたのは、親子関係の確率99.9988%を示すDNA鑑定結果。突然の宣告に、テウンはもちろん、見ているこっちも息を呑む衝撃のクライマックスでした。これからテウンの運命はどうなってしまうんでしょうか…!
ダリムの新たな挑戦と、ガンジュの心の変化
一方、我らがヒロイン、イ・ダリム(クム・セロク)は、視力が回復したものの社会復帰に大苦戦。10年間のブランクは大きく、就職活動は連戦連敗。おまけに、手術の副作用で無意識に左目だけウインクしてしまうクセがついてしまい、面接官に「気があるのか!」ととんでもない勘違いをされて不採用に…(笑)。これは気の毒すぎます。
そんな中、ダリムが見つけた新しい仕事は、なんと緑の野菜ジュースの配達員!早朝、エレベーターも動かない時間から、重いジュースを抱えて階段でオフィスビルを駆け回るダリム。その配達先の一つが、なんとソ・ガンジュ(キム・ジョンヒョン)の会社だったのです。
火事を起こしたお詫びにと、リニューアルオープンしたクリーニング店にお祝いを持って現れるも、家族に塩をまかれ追い返されたガンジュ。ダリムにも相変わらず冷たくされていますが、監視カメラで彼女が必死に働く姿を見てしまい、その表情には明らかに変化が。口ではきついことを言いながらも、ダリムのことが気になって仕方ない様子。このツンデレ御曹司、見ていて飽きないですね!
イ家の結婚資金大作戦!
三男イ・ムリムの結婚を控え、イ家ではとんでもない作戦が決行されていました。それは、ムリムの新居の足しになるよう、隠し金(!)を渡すための「偽ご祝儀袋」大量生産作戦!
「ご祝儀がたくさん集まった」と見せかけるため、家族総出で封筒にお金を詰め、故人の名前まで借り出して筆跡を変えながら名前を書く姿は、まさにブラックコメディ。お金の出所を怪しまれないようにと、祖父のジョングがご近所さんを結婚式に招待して回るなど、家族の愛情が暴走気味で笑ってしまいました。
それぞれの関係
- チャリムとジェソン: 離婚が成立した二人。息子のシンはチャリムが引き取ることになりました。ジェソンはクリーニング店を訪れ、母ボンヒに何かを伝えようとしますが…。この二人の過去にも何か秘密がありそうです。
- ダリムとテウン: ダリムはテウンへの想いを募らせ、お返しとばかりに彼の額にキス!しかしテウンは「妹みたいなものだ」と、どこまでもそっけない態度。この恋の行方も気になりますね。
『タリミファミリー~恋もお金もクリーンに!』第10話の感想
今回のエピソードは、各キャラクターの物語が大きく動き出した回でした。特に、テウンの出生の秘密が明かされたラストシーンは圧巻で、今後の展開から目が離せません。これまで家族同然に過ごしてきたクリーニング店の人々との関係がどう変わっていくのか、そして突然現れた大富豪の父とどう向き合うのか、彼の背負う運命の重さを思うと胸が締め付けられます。
一方で、ダリムの就職活動やイ家総出の「偽ご祝儀袋」作戦など、クスッと笑えるコミカルな要素もしっかり描かれており、その緩急のつけ方が見事でした。ガンジュがダリムの懸命な姿に心揺さぶられる描写も丁寧に描かれていて、二人のラブコメパートの進展にも大いに期待が持てます。シリアスなテーマを扱いながらも、家族の温かさや人間の滑稽さを忘れない、このドラマらしい魅力が詰まった素晴らしい一話でした。
つづく