衝撃の幕開け!1000万ドルはどこへ?

物語は、ミヨンの家に泥棒が入るところからスタート。帰宅したミヨンは、覆面をかぶった二人組の男と鉢合わせ! もみ合いの末、男たちは大金の入ったバッグを奪って逃走してしまいます。

驚くべきはここから。ミヨンはなぜか「警察を呼ぶな!」と必死に止めるんです。 そこへ夫のテウンと息子のガンジュが帰宅。 混乱の中、ミヨンはついに重い口を開きます。なんと、盗まれたのはタンス預金なんてレベルじゃない、隠し金庫に眠っていた現金1000万ドル(約10億円)だったのです!

このお金は、15年前にミヨンの父親から相続したもので、莫大な相続税を逃れるためにずっと隠し続けていたとのこと。 脱税がバレれば一家は破滅…!会社の裏金疑惑まで浮上しかねない大ピンチに、一家は口裏を合わせ、強盗事件を「ハンドバッグから現金を少し盗られただけ」と偽ることに。 警察が到着する前に、家族総出で隠し金庫の痕跡を消そうと大掃除を始める姿は、どこかコミカルでハラハラさせられましたね。

犯人は身近な人物!?警察の捜査線上に浮かんだ男

警察の捜査が始まると、現場に落ちていたライターから意外な人物が浮上します。 なんと、指紋が一致したのはミヨン家の運転手オ・ミンギだったのです! 刑事のムリムたちはすぐにオ・ミンギを逮捕しますが、彼には共犯者がいる様子。 逃げたもう一人の犯人と、盗まれた1000万ドルの行方が気になります!

ボンヒの奮闘とダリムの恋心

一方、ボンヒの家では、娘ダリムの目の治療が大きな課題となっていました。治療には80万ドルという大金が必要です。 ボンヒは愛する娘のため、プライドを捨てて金策に奔走します。

長女のチャリムにアパートを引き払うよう頼み込むも冷たく突き放され、 最終的には義理の弟であるサンホに頭を下げて3万ドルを借ります。 さらに、ムリムの恋人の母親からは、息子の新居祝いとして10万ドルというとんでもない額のお金が…! 善意のお金ではあるものの、ボンヒの心は複雑です。

そんな中、ダリムは友人のテウンに淡い恋心を抱いている様子。「目が見えるようになったら、一番見たいのはテウンの顔」と恥ずかしそうに告白するシーンは、とてもピュアで応援したくなりました。

山で遭難!祖父母、奇跡の大発見!

そして今回のハイライト!山菜採りに出かけたまま山で遭難してしまった祖父母のマンドゥクとギルレ。 夜の山中で途方に暮れていると、なんと怪しい男が大きなバッグを地面に埋めているのを目撃!

男が去った後、恐る恐る掘り返してみると…中から出てきたのは、札束の山! そう、それはミヨンの家から盗まれた1000万ドルの一部に違いありません! まさかこんな形で大金が移動しているなんて!二人はこの「危険なお金」を見て見ぬふりをしようとしますが…その結末はいかに!?

無事に救助された祖父母は、この大発見を胸に秘め、家族には何も語りませんでした。 ベッドの中で「体中が痛い」と言い合いながらも、大金のことを思い出してニヤリと笑う二人の姿で、第4話は幕を閉じました。

『タリミファミリー~恋もお金もクリーンに!』第4話の感想

今回のエピソードは、まさに「お金」というテーマが二つの家族を通して鮮やかに対比される回でした。ミヨン一家では、脱税という不正な手段で隠し持っていた1000万ドルという非現実的な大金が、強盗事件をきっかけに家族を崩壊させかねない爆弾と化しました。一方で、ボンヒは娘の治療費という切実な目的のために、プライドを投げ捨てて必死にお金を集めようと奮闘します。その金額の差と、お金に対する向き合い方の違いが、物語に深い奥行きを与えているように感じます。

特に印象的だったのは、遭難した祖父母が偶然にも盗まれた大金を発見するという展開です。サスペンスフルな強盗事件と、どこか微笑ましい祖父母のキャラクターが交差するこのプロットは、シリアスな中にもユーモアを忘れないこのドラマの真骨頂と言えるでしょう。大金を手にした(?)二人が今後どのような行動に出るのか、そして二つの家族のお金の物語がどう絡み合っていくのか、目が離せない展開になってきました。

つづく