いやー、前回は本当にヒヤヒヤする終わり方でしたよね!コ・ヘラが原因で、育休明けのイさんが退職に追い込まれたかのようなあのシーン。ヘラの心に重くのしかかる罪悪感から第3話はスタートします。

罪悪感と、まさかの夫婦ダブル失業!?

私のせいで…と落ち込むヘラのもとに、当のイさんから連絡が入ります。てっきり責められるかと思いきや、なんと感謝の言葉!実は、お腹の赤ちゃんがママのストレスを嫌がっているように感じて、自分の意思で辞めたんだそう。これにはヘラも一安心。

ホッとしたのも束の間、家に帰ると夫となにやら真剣な話に。ヘラがもう仕事はいいかな…なんて切り出すと、夫の口から飛び出したのは俺、クビになったという衝撃の告白!えぇーっ!?夫婦そろって無職の危機に立たされ、ヘラは再び働くことを決意せざるを得ない状況に追い込まれます。

静かに始まる女たちの戦い

翌日、オフィスではチェ・ジウォンがイさんの退職を正式に発表。彼女の仕事は、チームのメンバーで分担することになりました。

そんな中、同僚のソ・ジェソプが、ワーキングマザーのクム・ソジンにコ・ヘラには気をつけろと耳打ちします。ヘラの競争心の強さを知るジェソプは、彼女が何か企んでいると警告。これを聞いたソジンは、ヘラへの警戒心を一気に強めます。

早速、ソジンは自分のプレゼン資料の作成をヘラに押し付け、マウントを取ろうとします。しかし、7年のブランクは想像以上に大きく、ヘラは作業に大苦戦。結局、深夜まで残業する羽目になってしまいました。

不器用な夫の愛情

その頃、家では夫のスグァンが娘の対応に四苦八苦。娘のiPadのペンからインクが出ないと勘違いして捨ててしまいます。後で娘にペンのことを聞かれ、とっさに知らないと嘘をついてしまうスグァン。しかし、罪悪感から自分の腕時計を売り、新しいペンを買い与えるのでした。この不器用な愛情、泣かせますよね…。

ジウォンの狙いと、追い詰められるソジン

残業するヘラを見つけたジウォンは、彼女を食事に誘います。そして、あなたの仕事は、クム・ソジンを辞めさせることよと、例の秘密のミッションを改めて念押し。

翌日、ソジンが提出した企画案に、ジウォンはダメ出しを連発。そしてヘラに助け舟を出すよう促します。するとヘラは、ブランクを感じさせない見事なアイデアを即座に提案し、ジウォンを感心させるのでした。

自分の仕事と家庭との両立に悩み、さらにヘラの能力を目の当たりにして追い詰められたソジン。彼女は一人タバコをふかし、何かを決意したようにジウォンの元へ向かいます。そして、来月に予定していた育児休暇、前倒しできませんか?と申し出るのでした。ここで第3話は幕を閉じます。

『伝説のインターン コ・ヘラ ~Cold Blooded Intern~』第3話の感想

今回のエピソードは、登場人物それぞれが抱える現実の重みが胸に響きました。7年のブランクに苦しみながらも、一度火がつけば昔の輝きを取り戻すヘラの姿は、応援したくなる一方で、少し怖さも感じさせます。また、夫スグァンの失業と、不器用ながらも家族を思う行動には、思わず感情移入してしまいました。しかし、最も心を揺さぶられたのは、ワーキングマザーのソジンです。仕事と家庭の板挟みになり、優秀なヘラの登場で精神的に追い詰められていく様子は、非常にリアルでした。彼女が下した育休の前倒しという決断は、単なる敗北ではなく、自分と家族を守るための必死の選択だったのかもしれません。それぞれの正義と事情が複雑に絡み合い、物語に深みを与えています。

つづく