前回、育休に入る同僚のイ・ソジン代理を説得して退職させるか、自分が辞めるかという究極の選択を迫られたコ・ヘラ。物語が大きく動き出しましたね!

キャリアブレイクの始まり

物語は前回の続きから。結局、ソジンは3ヶ月を待たずに育休に入ることを決め、社内ではこれでヘラがソジンの後釜に収まるなという空気が流れます。でも、みんな何かおかしいと感じているんですよね。そりゃそうだ、あまりにもタイミングが良すぎるもん。

そんな中、ヘラは上司のチェ・ジウォンに駐車場へ呼び出されます。車の中で今後の作戦会議をする二人。ヘラはソジンは手ごわいですと報告します。でも、この密会をジウォンのライバルであるヨンウンが目撃!すぐに上司にチクるんですが、意外にも上司は気にしていない様子。この上司も何か企んでる…?

仕事の後、ヘラは娘のママ友たちにばったり会います。なんで私を呼ばずに集まってるの?と聞くと、今は働いてるから、邪魔しちゃ悪いと思ってという、なんとも言えない返事が…。ワーキングマザーあるあるだけど、これはキツい。さらにママ友たちは、一度休んだら復帰は難しいから、ソジンさんが育休を取らないように説得してあげてとヘラにお願いするんです。ヘラの立場、複雑すぎ!

母として、同僚として

会社では、ソジンが仕事のペースを掴めずに苦労している様子。ヘラはなんとかアドバイスしようとしますが、うまくいきません。ここで動いたのがジウォン。車の中でのヘラの提案通り、ソジンを説得するために、二人に協業を命じます。

これが最後の1ヶ月になるかもしれないソジンは、様々な感情に揺れ動きます。一方、社内ではジウォンが暗躍!ライバルのヨンウンが顧客から賄賂を受け取っていた証拠を上司に突きつけ、彼を釜山支社へ追いやります。ジウォン、仕事できすぎ、そして怖すぎ…。上司も、彼女が自分の地位を脅かそうとしていることに気づき始めます。

そんな中、ヘラに一本の電話が。娘のイヨンがタトゥーパーラーにいるというのです。ソジンに車で送ってもらい店に駆けつけると、イヨンはタトゥーを入れてもらう側ではなく、なんとそこで働いていました。まだ若い娘がなぜ?とヘラは動揺しますが、娘の話に耳を傾けようとはしません。

実は、イヨンは幼い頃に負った火傷の痕を隠すためのタトゥー技術を学びたかったのです。イヨンが火傷を負った日、ヘラは仕事で病院に行くことができませんでした。その後、母親が倒れたことも重なり、ヘラは仕事を辞めざるを得なかったという辛い過去が明らかになります。

衝撃のラスト、ヘラの運命は?

ヘラはソジンに本当は仕事を辞めたいんじゃなくて、責任から逃げたいだけでしょと、核心を突く言葉を投げかけます。その後、ソジンの息子からもママ、仕事続けてと後押しされ、ついにソジンは会社に残ることを決意。ヘラさんのおかげですと感謝の言葉を伝えるのでした。

やった!これで自分も正社員になれる!と大喜びでジウォンの元へ報告に向かうヘラ。ソジンが会社に残るという良い知らせを伝えます。しかし、ジウォンから返ってきたのは、氷のように冷たい言葉でした。

二人とも辞めさせられなかったから、あなたを雇うことはできない

この衝撃的なやり取りを、階段の陰から誰かが聞いていて…。ここで4話は幕を閉じます。いや、もう、えぇぇぇ!?って声出ちゃいましたよ。信じて頑張ってきたヘラが、あまりにも不憫で…。一体誰が会話を聞いていたのか、ヘラはこの後どうなってしまうのか、気になりすぎます!

『伝説のインターン コ・ヘラ ~Cold Blooded Intern~』第4話の感想

今回のエピソードは、働く女性が直面する厳しい現実と、その中で生まれる連帯、そしてそれを冷徹に利用する非情さが鮮やかに対比されていました。特に印象的だったのは、ヘラとソジンの関係性の変化です。当初はライバルであり、ヘラにとっては辞めさせるべき対象だったソジン。しかし、彼女の苦悩や母親としての姿に触れるうちに、ヘラの中に共感と連帯感が芽生えていく過程が非常に丁寧に描かれていました。一方で、絶対的な上司であるジウォンは、そうした感情を一切介さず、結果だけを求めるビジネスの論理を貫きます。この対比が、物語に深い奥行きを与えています。ヘラの過去の傷も明らかになり、彼女がなぜそこまでして仕事に執着するのかが分かり、キャラクターへの共感が一層深まりました。

つづく