あらすじとネタバレ

ハッシュを巡る争い、勃発

まず、ソクフンの愛犬ハッシュの話からだ。ソクフンが獣医のところにハッシュを迎えに行ったら、そこに元妻ヨナの今のパートナー、ウォンジュンがいたんだ。こいつがまた食えないやつでさ、俺たちシンガポールに行くから、ハッシュも連れてくとか言い出す始末。

ソクフンがブチ切れるのも当然だよな。週末だけ会わせてやるとか、ふざけた提案をしてくるウォンジュンに対して、ソクフンは法的措置も辞さない構えを見せる。相棒のジヌを代理人に立てて、親権争奪戦のゴングが鳴ったってわけだ。

ヤバい依頼人がやってきた

ユリム法律事務所に、とんでもないサイコパスがやってきた。チョン・ウソルって男なんだけど、こいつがマジで胸クソ悪い。

自分の犬を虐待している動画を、スマホのデータ移行をした従業員に見られたらしい。で、その従業員をプライバシー侵害で訴えたいとか言い出したんだ。正気かよ。ウソルは悪びれる様子も一切なくて、俺のプライベートな生活だなんて主張する。

ヒョミンはショックで担当を降りる。ソクフンも当然、こんなやつの弁護なんてできるかと一蹴した。むしろ、これ以上しつこいなら検察側についてやるとまで言い放つ。だけど、このウソルは断られたことに逆上。エレベーターでヒョミンを脅すような真似までしやがった。それを見たソクフンが、ウソルをビルから叩き出して、警備員に出禁を命じたんだ。この一件で、ヒョミンとソクフンの距離が少し縮まった気がするな。

母と娘、それぞれの想い

一方で、ヒョミンと母親の関係にも進展があった。母親のウニが、耳の聞こえない猫を引き取ることを決めたんだ。これは明らかに、過去に娘のヒョジュにしてしまったことへの罪滅ぼしだよな。

ヒョミンが家に帰ると、母ウニが子猫のことで泣いていた。そして、過去の過ちを全部告白したんだ。ヒョジュを溺愛するあまり、ヒョミンのことを見ていなかったこと。そのせいでヒョミンが階段から落ちて大怪我をしたことへの罪悪感。ヒョミンは、ミンジョンからの助言を胸に、母親とちゃんと向き合う。この母娘の会話は、見ていてグッときたぜ。

過去の不正を暴け

ハイニック・コアの件も大きく動いた。キーマンのユンゴンが、ソクフン側に寝返ったんだ。ユンゴンは過去のことで脅されて、不正に加担させられていたらしい。ソクフンは彼に協力するよう説得し、ブルーストーンとの取引に関する機密文書を手に入れた。

これで、ブルーストーンが手に入れたハイニック・コアは、重要な情報が欠けた抜け殻同然の会社だったことが判明する。ソクフンたちは、これを元にブルーストーンを訴える準備を始めるんだ。

最悪の事件

でも、話が全部ひっくり返る最悪の事件が起きる。あのサイコパスのウソルが、なんとソクフンの愛犬ハッシュを誘拐したんだ。

ソクフンに動画を送りつけて、自分の弁護をしろって脅してきた。動画には、殴られて怪我をしたハッシュが映ってた。マジでクズだよな。ソクフンは衝撃で言葉を失うけど、ヒョミンが彼を支える。

二人はウソルの元へ向かう。ヒョミンがなんとかウソルを説得し、ハッシュを取り戻すことに成功した。でも、ハッシュは肋骨にヒビが入る大怪我を負っていた。

怒り心頭のソクフンは、一人でウソルのアジトに乗り込む。動物に手をあげようとしていたウソルを、路地裏でボコボコにしたんだ。猫用のエサを無理やり食わせたりもしてな。そこに警察が現れて、ウソルは逮捕された。実はこいつ、高齢者を暴行して半殺しにした別の容疑もかかってたんだ。警察はソクフンの行動を見て見ぬふりしてくれた。

事件の後、ソクフンは元妻のヨナと会う。彼女は過去の妊娠と中絶について、正直な気持ちを打ち明けた。重い話をした後、ソクフンはバーで一人酒をあおる。そこにヒョミンが現れて、彼の怪我した拳に薬を塗ってやるんだ。二人が見つめ合うシーンで、11話は終わる。

第11話の感想

いやー、今回の11話はマジで感情のジェットコースターだったな。見ていて本当にキツい場面が多かった。とにかくあの動物虐待野郎、ウソルがヤバすぎて、画面を殴りたくなったのは俺だけじゃないはずだ。ハッシュが誘拐されて暴行されるシーンは、犬好きとしては本当に見ていられなかった。

だから、ソクフンが私刑に走った時、正直やっちまえ!って思ったよ。もちろん、弁護士が法を破るのは絶対にダメなことだ。でも、あの状況で冷静でいられる方がおかしい。彼の怒りと悲しみは痛いほど伝わってきた。

その分、ヒョミンと母親の和解シーンにはグッときたな。ずっとギクシャクしていた二人が、やっと本音で語り合えた。不器用な母親の愛と、それを受け止める娘の優しさに、思わず涙が出そうになったぜ。

そして、ソクフンとヒョミンの関係だよ。ハッシュの事件を通じて、二人の絆がめちゃくちゃ強くなった。傷ついたソクフンを、ヒョミンが静かに癒やすラストシーンは、このドラマ屈指の名場面だったと思う。辛い展開が続いたけど、最後に少しだけ希望が見えた回だったな。

つづく