ねえねえ、ドラマ『エスクワイア』の第5話、見た? 今回は一枚の絵から始まる、結構グッとくる話だったよ。
事の発端は、今をときめく人気画家リュ・グァンモのフィエスタっていう作品。これが3000万円で売れたんだけど、ちょっと待った!って声が上がるんだ。その絵、チョンヘっていう無名画家の遊園地って作品にそっくりじゃない?って。
これがきっかけで、著作権侵害の裁判に発展。で、ひょんなことから、この裁判をカン・ヒョミンが担当することになるの。しかも、お姉ちゃんからの頼みで、事務所的には何の利益にもならない無料弁護。もちろん、お金第一の法律事務所ユリムでは、いい顔されるわけないよね。
ヒョミンはこの分野の経験ゼロ。準備は案の定、大苦戦。指導役のユン・ソクフンもこれは君の事件だって感じで、基本的には一人でやらせるスタンス。もう、完全に四面楚歌状態。
いよいよ裁判が始まったんだけど、相手の画家グァンモは自信満々で、まあイヤな感じ(笑)。一方、ヒョミンの依頼人チョンヘは、法廷のプレッシャーでパニックになっちゃう。実は彼女、21歳だけど知的には13歳レベルっていう障害を抱えてたんだ。ヒョミンはそれすら知らなくて、法廷で大失態。依頼人のことをちゃんと調べなかったって、厳しく責められちゃう。
さらに、チョンヘのスケッチブックからグァンモ作品の模写が見つかったりして、状況はどんどん不利に。ヒョミンは完全に追い詰められて、法廷で固まっちゃうんだ。
でも、ここでソクフンからのアドバイス先入観を捨てて、本質を見ろっていう言葉を思い出すの。ヒョミンは休憩を申し出て、チョンヘとしっかり向き合う。
そして法廷に戻ったヒョミンは、とんでもない質問を投げかける。その絵には、隠された絵がありますか?って。
グァンモはないって断言するんだけど、チョンヘの答えは違った。彼女の絵には、特殊な絵の具で描かれたお父さんの顔が隠されてたんだ。法廷の電気を消して光を当てると、その顔がくっきりと浮かび上がる…。もちろん、グァンモの絵にはそんな仕掛けはない。
これが決定的な証拠になって、グァンモはついに著作権侵害を白状。才能あふれる無名のチョンヘに嫉妬して、彼女の作品を盗んだんだって。なんとも言えない動機だよね。
見事に逆転勝利したヒョミンは、みんなから称賛される。ソクフンも、今までカン弁護士って呼んでたのに、初めてカン・ヒョミンって名前で呼ぶんだ。これ、地味にグッとくるポイント!
事件が解決したユリム法律事務所では、コ代表が引退して、新しい後任が発表されるっていう、また新たな動きで今回はおしまい。
『エスクワイア: 弁護士を夢見る弁護士たち』第5話の感想
今回のエピソードは、未熟な弁護士カン・ヒョミンの成長がはっきりと見えた回でした。最初は依頼人のことさえ深く知らず、法廷で失敗ばかり。見ている側も、彼女の危なっかしさに少し不安を感じました。しかし、追い詰められた状況でソクフンの助言を自分なりに解釈し、事件の本質、つまり依頼人の心に寄り添うことの大切さに気づきます。単に裁判に勝つためのテクニックではなく、人の心に隠された真実を見つけ出すことが、本当の弁護なのだと感じさせられました。絵に隠された父親への想いが明らかになる場面は、法廷ドラマでありながら、とても人間味あふれる感動的なシーンでした。彼女が弁護士として、そして一人の人間として、大きな一歩を踏み出した姿が印象的です。
つづく