なあ、今回の『メリーキルズピープル』第10話、マジで息つく暇もなかったよ。全部のピースがガッチャンコして、一気にヤバい方向に向かっていく感じ。早速、何が起きたか話していくぜ。

あらすじとネタバレ

警察の罠、まさかの裏切り

まず驚いたのが、デヒョンの動きだ。ジフン刑事と組んで、警察に協力し始めた。でも、ただの寝返りじゃない。ソジョンがこれまでやった安楽死の罪を全部自分が被るって言うんだ。その代わり、麻薬ディーラーのグァンチョルを絶対に捕まえろって条件を出した。デヒョンなりのケジメの付け方なんだろうな。

デヒョンは早速、グァンチョルをおびき出す作戦を実行する。でも、警察内部に裏切り者がいた。アン・テソン刑事だ。こいつがグァンチョルに情報を流したせいで、作戦は筒抜け。グァンチョルも一枚上手で、デヒョンにお前、盗聴されてるぞって教えるんだ。

盗聴器の存在を知ったソジョンは、冷静だった。警察が踏み込んできてもいいように、ただの診察にしか見えない状況を作り上げる。案の定、刑事たちが乗り込んできたけど、何も証拠がない。ソジョンはシラを切り通して、逮捕を免れた。見事な立ち回りだったよ。

でも、この一件でイスとの関係は完全に壊れた。イスはデヒョンに嘘をつかれたことに激怒して、もう弁護はしないって宣言。それどころか、ソジョンの家に乗り込んできてあんたを潰すためなら何でもするって言い放った。元親友が、一番手ごわい敵になった瞬間だ。

娘たちの危ない取引

大人の世界がゴタゴタしてる間に、子供たちもヤバいことになってた。ソジョンの娘ウミと、イスの娘ジェヨン。ジェヨンが学校でウミにいじめられてるって嘘の訴えをしたんだ。

それにキレたウミは、ジェヨンをデパートに呼び出す。そして、とんでもない切り札を見せた。昔、ソジョンがジフンを患者と間違えて安楽死させそうになった時の動画だ。ウミは訴えを取り下げないと、この動画をバラまくってジェヨンを脅した。母親を守りたい一心なんだろうけど、やり方が危なっかしすぎる。

ジェヨンも負けてない。その動画が出たら、あんたのお母さんだけじゃなくて、私の母親(イス)も困るんだよって言い返す。その時、ウミがカッとなって店の商品を壊しちまうんだ。そこにタイミングよく現れたのが、あのグァンチョル。壊した商品の代金を黙って支払っていった。不気味すぎるだろ。

絶望の夫婦とソジョンの選択

ジェヨンはすぐにソジョンに電話して、グァンチョルが現れたことを伝えた。娘たちにまで危険が及んでいると知ったソジョンは、ついに折れる。グァンチョルの要求を飲むことにしたんだ。

グァンチョルが指示したのは、パク・テヒョンという男の家。そこに行くと、ソジョンは驚く。依頼人のテヒョンだけじゃなく、その妻のミニョンも一緒に死にたがっていたからだ。ソジョンはミニョンの依頼を断る。ミニョンは夫のことだけを頼んだ。

夫婦は最後の別れを交わす。ソジョンが渡したシャンパンをテヒョンが飲み干し、静かに息を引き取った。その直後、信じられないことが起きる。ミニョンが屋上から身を投げたんだ。

全てが繋がる、最後の取引へ

警察が現場に駆けつけると、そこにはなぜかアン・テソンがいた。ジフンが問い詰めると依頼人の甥、ミンソンの知り合いだと答える。どう考えても怪しい。

さらに衝撃の事実が発覚する。死体安置所に行ったミンソンは、亡くなった女性が叔母のミニョンじゃないことに気づく。そう、ミニョンは生きていた。転落して重傷を負った患者として、ソジョンのいる病院に運び込まれていたんだ。

そんな中、ジフンは以前ソジョンが安楽死を手伝った少年、スヨンの父親に会っていた。父親はソジョンが追い詰められていると知ると自分がやったと嘘の自供をする。スヨンがどれだけ苦しんでいたか、そして穏やかな最期だったかを語る姿には、胸が詰まったよ。

病院で意識を取り戻したミニョンに、ソジョンは自分の過去を打ち明ける。母親の死を手伝ったことへの後悔。だからミニョンを手伝えなかったんだ、と。

一方、デヒョンは再びグァンチョルをおびき出そうとするが、逆に待ち伏せされてしまう。ソジョンはジフンからスヨンの父親の話を聞き、覚悟を決める。

彼女はグァンチョルに電話した。ミニョンを始末するために薬が必要だと。そして、グァンチョルと会い、正式にパートナーとして組むことを提案する。悪に手を染めてでも、大切なものを守るために。

物語は最悪のラストシーンで終わる。病院に現れたミンソンが、眠っているミニョンの顔に枕を押し当てていた。

第10話の感想

今回はマジで神回だった。今までバラバラだった点と点が、一気に線になって繋がっていく感じがたまらなかったね。ソジョン、デヒョン、ジフン、それぞれの正義や想いが複雑に絡み合って、誰もがギリギリの状況に追い詰められていく。見ていて本当に苦しくなったよ。

特にキツかったのは、娘たちのパートだ。親の問題に巻き込まれて、子供たちがどんどん危険な道に進んでしまう。ウミの行動はやりすぎだけど、母親を必死で守ろうとする気持ちを思うと、単純に責められない。

そして、アン・テソンの暗躍とグァンチョルの底知れない不気味さが、ドラマ全体の緊張感を一気に高めていた。ミニョンの飛び降りからの生存も、本当に驚いた。彼女が今後の物語の鍵を握ることは間違いないだろうな。

最後、ソジョンが自らグァンチョルと手を組むことを選んだシーン。彼女はもう、光の中にはいられないと悟ったんだろう。大切な人を守るために、自ら闇に堕ちていく。その決断が、どうしようもなく切なかった。

つづく