いやぁ、第3話はとんでもない事実が明らかになりましたね…。これまで私たちが信じてきたものが、ガラガラと音を立てて崩れていくような感覚。早速、衝撃の第3話の世界に飛び込んでいきましょう!
衝撃の真実!ヒョヌは一体誰なのか?
物語は、いきなり核心から始まります。なんと、これまでソジョンに寄り添ってきたチョ・ヒョヌは、実はパン・ジフンという名前の刑事だったのです! 3ヶ月前、交通課にいたジフンはブ刑事に呼び出され、脳腫瘍を患う本物のチャ・ヒョヌになりすまし、潜入捜査をするよう命じられていました。
これまでの二人のやり取り、あの悲しげな表情、そしてここで死にたいと語ったアパートでの会話…そのすべてが、ソジョンを罠にかけるための嘘だったなんて。 アパートには隠しカメラまで仕掛けられていたことが判明し、見ているこちらも背筋が凍る思いでした。
ソジョンに迫るいくつもの危機
そんな中、ソジョンの周りでは次々と問題が起こります。ソジョンの家にあった薬を娘のウミが誤って飲んでしまったと、母親のイスが乗り込んできます。 彼女はこのままでは済まさないとソジョンに言い放ち、新たな火種が生まれてしまいました。
一方、デヒョンは、依頼者であるスヨンの恋を応援していました。片思いの相手ヘジョンと会えるように、デヒョンが一生懸命おめかしを手伝う姿は微笑ましかったですね。 しかし、その裏でスヨンの父親は、息子に会うことを拒否した母親の事実をデヒョンにだけ打ち明けていました。
そんな時、以前ソジョンが手伝ったチェ・ガンユンの妻が訪ねてきます。彼女は夫を安楽死させてくれたことに心から感謝し、夫の遺品から見つけたという安楽死の関連書類と、連絡用の裏の電話をソジョンに渡すのでした。 夫を送り出す強さがなかったと語る彼女の言葉は、ソジョンの行いが決して単なる殺人ではないことを示唆しているようでした。
罠の発覚、そして最後の選択
その頃、警察では本物のチャ・ヒョヌが入院先から姿を消したことが発覚。 そして、運命の夜が訪れます。
ソジョンはジフン(ヒョヌ)が用意した家で準備を進めていました。しかし、そこへヤン神父から本物のヒョヌが遺体で発見されたという衝撃的な電話が入ります。 すべてを察したソジョンは、車に忘れ物をしたと嘘をつき、家から脱出。外に出ると、持っていた最後のバブロン(薬)の瓶を道路に叩きつけて粉々にし、車で走り去ります。 彼女の逃走に、ジフンたち潜入チームは作戦の失敗を悟るのでした。
逃走するソジョンに、デヒョンからスヨンの容態が急変し、今すぐ薬を欲しがっていると連絡が入ります。薬を失ったソジョンは、自らク・グァンチョルに会い、なんとか薬を1本手に入れることに成功。
そして、スヨンの元へ急ぎます。父と子は最後の抱擁を交わし、愛してると伝え合いました。 スヨンは父に、翌日公園でヘジョンに会って、自分のことを優しく伝えてほしいと頼みます。 そして、ソジョンから受け取った薬を飲み、静かに息を引き取りました。
後日、デヒョンがスヨンの携帯を父親に返すと、そこにはビデオメッセージが。お母さんの本当の気持ちは知ってたよ。でも、僕には最高の父さんがいたから大丈夫。 涙なしには見られない、あまりにも切ない告白でした。約束通り、父親は公園でヘジョンに会い、息子の最期を伝えるのでした。
『メリーキルズピープル』第3話の感想
今回のエピソードは、物語の根幹を揺るがす大きな転換点となりました。ヒョヌの正体が刑事であり、ソジョンとの関係がすべて潜入捜査のための偽りだったという事実は、あまりにも衝撃的です。彼の見せていた苦悩や優しさがすべて演技だったのかと思うと、ソジョンが感じたであろう裏切りと絶望に胸が痛みます。
その一方で、スヨンの物語は涙なくしては見られませんでした。死を目前にしながらも、純粋な恋をし、父親への深い愛情を最後まで持ち続けた彼の姿は、このドラマが描く死のもう一つの側面を浮き彫りにします。特に、母親の真実を知りながらも父親への感謝を伝えるビデオメッセージは、彼の短い人生が愛に満ちていたことを証明しており、深い感動を呼びました。
警察の罠、依頼者の切実な願い、そして自らの信念。四面楚歌の状況に追い込まれながらも、医師としての使命を全うしようとするソジョンの姿から、目が離せません。物語が大きく動き出し、彼女がこの先どのような選択をしていくのか、見守るしかありません。
つづく