いやはや、『初、恋のために』第4話、見ましたか?今回は、これまで謎に包まれていたお母さん、ジアンの本当の姿が見えてきて、思わず涙腺が緩んでしまいました。そして、ヒョリとボヒョンの可愛らしい関係にも進展が…?かと思いきや、ラストにはとんでもないサプライズが待っていましたね!
さっそく、気になる第4話の内容を振り返っていきましょう!
母のサプライズは迷惑?揺れる娘心
前回のラストで、母ジアンが自分のために家を建てようとしていると知ったヒョリ。第4話は、そのサプライズ計画にヒョリが困惑するところからスタートします。
え、家?聞いてないけど!?
そりゃそうなりますよね(笑)。ジアンの同僚ソニョンのうっかり発言で計画がバレてしまい、ジアンはタジタジ。ヒョリは、ビジネスセンスのなさそうな母が、自分のために大金と時間をかけて家を建てるなんて…と、素直に喜べません。むしろ、その計画が重荷に感じられて、ついには反対の意思を表明。母と娘の間に、またしてもピリッとした空気が流れます。
でも、なんだかんだで家を見に行くことになるのがこの親子。しかも、ちゃっかりボヒョンとテオまでついてくる展開に(笑)。特にテオのはしゃぎっぷりが、ヒョリの不安を余計にかき立てているようで、ちょっと笑ってしまいました。
親友だけが知る涙と、芽生える恋心
物語は、ヒョリとボヒョンの関係にもフォーカスします。農場で一緒に石の上をぴょんぴょん飛び跳ねて遊ぶシーン、最高に可愛かったですね!結局二人とも水に落ちてびしょ濡れになるんですが、そのやり取りから二人の間の特別なケミストリーが伝わってきました。ソヨンがボヒョンに好きと宣言する場面もありましたが、ヒョリとボヒョンの間にある引力にはかなわないんじゃないかな?
しかし、楽しい時間ばかりではありません。ヒョリはソウルに戻り、親友のスックに会って、自分の脳腫瘍のことを打ち明けます。突然の告白に言葉を失うスック。でも、彼女は涙を隠してめちゃくちゃに、楽しい人生を生きなさいとヒョリを力強く抱きしめます。この友情、本当に尊い…。
でも、一人になったスックは、バス停で父親に電話をかけ、泣き崩れてしまいます。以前、返信がないヒョリに死んだの?なんてメッセージを送ってしまったことを悔やみ、親友の苦しみを理解した今、その罪悪感に苛まれていたんですね。このシーンは、涙なしには見られませんでした。
不器用な母の愛情、その真相
一方、ヒョリはジアンとその仕事仲間たちの飲み会に合流します。そこで彼女が耳にしたのは、今まで知らなかった母の姿でした。
ファンチーフをはじめとする同僚たちの口から語られるのは、ジアンがいかにタフなマネージャーであるか、そして、どれほどの苦労を乗り越えてきたかということ。特に、仕事を始めたばかりの頃は、周りから理解されずに孤立していたこと。そして、ヒョリの世話をしながら、たった一人で静かに涙を流し、無理やり食事を詰め込んでいたこと…。
イ・ジアンという人間は、不器用だけど、ただ必死に生きようとしてるだけなんだ
同僚たちの言葉から、母の不器用な愛情の裏にある壮絶な人生を知ったヒョリ。母に対する気持ちが、少しずつ和らいでいくのが分かりました。
その夜、酔いつぶれたジアンをジョンソクと一緒に家に連れ帰ったヒョリ。ジョンソクはヒョリに、ジアンが家を建てる本当の理由を語ります。それは、ヒョリのせいで人生を捧げているのではなく、ヒョリと一緒に楽しい人生を送るため、つまり、ジアン自身が生きるための選択なのだと。このジョンソクの言葉が、ヒョリの心を完全に溶かしたようです。
完成した家と、最後の珍客
翌朝、すっかり家づくりに前向きになったヒョリ。しかし、いざ始まると、ジアンの細かすぎる指示にちょっとウンザリ(笑)。でも、そのマイクロマネジメントのおかげで、家はどんどん素敵に生まれ変わっていきます。家具が運び込まれ、電気が灯り、ボロボロだった建物が温かい我が家の顔になっていく様子は、見ていてワクワクしましたね!
完成した家を見て、ヒョリは幸せそうな表情を浮かべます。そして、身を粉にして働く母に、家はすごく気に入った。でも、お母さんも自分の人生を大切にしてと素直な気持ちを伝えます。
母と娘の心がようやく一つになった、感動的な瞬間…!かと思いきや、物語はここで終わりません。
突然現れた2匹の獰猛な犬!そこにソーセージを持った一人の女性が現れ、犬たちを見事に手なずけて追い払います。一体誰…?と思った次の瞬間、衝撃の事実が判明。
なんとその女性、ジアンのお母さん、つまりヒョリのおばあちゃんだったのです!ええええええ!?ここで登場!?という、最高の引きで第4話は幕を閉じました。
『初、恋のために』第4話の感想
今回は、母と娘の関係性が深く描かれた、非常に見ごたえのある回でした。これまで一方的に母を拒絶しているように見えたヒョリが、母の不器用さの裏にある愛情や苦労を知っていく過程が、とても丁寧に描かれていたと思います。特に、ジアン本人の口からではなく、ファンチーフら第三者の口から彼女の過去が語られることで、その言葉の真実味が増し、ヒョリだけでなく視聴者の心にも深く響きました。ジョンソクの冷静で的確な助言も、二人の関係を修復する上で重要な役割を果たしていましたね。親子の絆という普遍的なテーマを扱いながらも、登場人物たちの繊細な感情の機微を巧みに表現する脚本は見事です。また、ヒョリとボヒョンの微笑ましい恋の予感も、物語の良いアクセントになっていました。最後の最後で現れた祖母の存在が、この温かい物語にどのような波紋を広げるのか、今後の展開から目が離せません。
つづく