あらすじとネタバレ
ジョンソクの告白と、元カノの影
いきなりジョンソクがすごい爆弾を落としてきた。ジアンに向かって君が初恋だって。言われたジアンは、そりゃもうビックリ。でも、二人とも照れながらも、まんざらでもない雰囲気だ。
店に戻ったジアンは、ジョンソクとのデートのためにオシャレに気合を入れる。その様子をソニョンは見逃さない。いつもと違うアイシャドウに、そわそわした態度。ヒョリからはパンダみたいなんてツッコミも入る。完全に恋する乙女だ。
ジョンソクが迎えに来て、二人は花が咲き乱れる小道を散歩する。ここで、お約束の展開が待っていた。ジアンが足を滑らせて、ジョンソクが倒れる前にガシッとキャッチ。わかっていてもニヤニヤが止まらないシーンだ。ジアンはスケッチブックを持ってきていて、花の絵を描こうとしている。本当に絵になる二人だ。
でも、そんな良い雰囲気に水を差すヤツがいる。ジョンソクの元カノ、ヨジョンだ。彼女はまだ諦めていない。ジョンソクを食事に誘おうとするけど、当然断られる。それでも彼は私のところに戻ってくるみたいな自信満々な態度を崩さない。なかなかしつこい女だ。
女同士の腹の探り合い
その夜、ヨジョンは走っている途中で、村長の家の壁を修理しているジアンに出くわす。偶然を装っているけど、絶対狙ってただろ。
壁のひび割れを埋めながら、ヨジョンは自分の身の上話を始める。野心的に生きてきたせいで、孤独で悲しい人生だった、と。双子の兄と比べられて、認められたい一心で必死だったらしい。ジアンはそんな彼女に、人生はそういうものだけど、乗り越えて進むしかないと話す。
ヨジョンは自分がわがままだと認める。欲しいものは絶対に手に入れたいタイプ。これはもう、宣戦布告みたいなものだ。ジアンはいつも負けてばかりの人生だったけど、それでも進んできた、と返す。ヨジョンは最後にあなたは柔らかいから折れないのねなんて意味深なことを言う。
そして、ヨジョンはジアンにお願いがあると言い出す。そのお願いとは、ジョンソクから身を引いてほしい、ということだった。はっきり言うよなあ、こいつ。
明かされる過去と、すれ違う想い
壁の修理中、ヨジョンがはしごから落ちて足首を怪我する。ジアンは彼女を病院に連れて行く。そこで、ジアンはヨジョンの腕に火傷の痕があることに気づく。
実は2年前にアパートで火事があり、その時に負った火傷らしい。ヨジョンはジョンソクにそのことを知られたくないと言う。これが、彼女が今まで村に戻ってこなかった理由の一つだった。治療を受けていて、二人の重荷になりたくなかった、と。どこまで本当の話なんだか。
一方、ジョンソクがヨジョンと復縁したくない理由もはっきりした。彼は過去に、ヨジョンに浮気されていたんだ。ドイツで彼女が泊まっているホテルにサプライズで訪ねたら、その現場を見てしまった。それは心に深い傷を負うだろ。
ジアンは本当にいい子だから、ヨジョンのために身を引こうと決めてしまう。ミミおばあちゃんの夫の話を聞いて、村長の壁にきれいな花を描いてあげるなんて、優しすぎるんだよ。その様子を、ヨジョンは嫉妬に満ちた目で見つめていた。
ついに、想いが通じ合う二人
浜辺で、ジョンソクはヨジョンと対峙する。ヨジョンは一緒にドイツへ行こうと彼を誘う。でも、ジョンソクが浮気の件を持ち出すと、彼女は言葉を失う。ジョンソクは、もう十分苦しんだ、これで終わりだと告げる。ヨジョンは謝るけど、それもジアンに促されたからのようだ。どうも本心には見えない。
ジアンは、二人の間には自分の知らない過去があるからと、身を引いたままでいようとする。でも、そんなジアンの背中を押したのは、親友のソニョンとムニだった。自分のために戦いなさいって。やっぱ友達って大事だよな。
その言葉に勇気をもらったジアンは、夜、ジョンソクの元へ向かう。そして、自分の気持ちを正直にぶつけた。するとジョンソクは、彼女に向かって駆け寄り、力強く抱きしめた。優柔不断でごめんと謝り、君と一緒にいたいと告げる。やっと、やっと二人の想いが通じ合った!
感想
いやー、今回は本当にじれったくて、最後は最高にスッキリした回だったな。ジョンソクの元カノ、ヨジョンが本格的に絡んできて、一気に面倒な展開になるかと思った。彼女の身の上話も、どこか同情しきれないんだよな。野心とか、認められたい気持ちはわかる。でも、結局は自分の行動が今の孤独を招いてるわけだし。ジアンに身を引いてと頼むあたり、やっぱり自己中だなと感じてしまう。
でも、そういう人間の弱さとかズルさを見せてくるのが、このドラマのうまいところ。ジョンソクが過去に浮気されてたっていう事実も、彼の頑なな態度の理由がわかって納得した。
そして何より、最後のシーン!ソニョンたちに背中を押されて、ジアンが勇気を出すところは胸が熱くなった。からの、ジョンソクのダッシュとハグ!優柔不断でごめんって、こっちがずっと言いたかったセリフだよ。じれったい二人がやっとくっついて、見てるこっちまで嬉しくなった。ベタな展開かもしれないけど、ここまで丁寧に感情を描かれると、やっぱりグッとくる。
つづく