過去と現在が交差する時
ジェームズとイランの出会い、再び
物語は、イランとジェームズの過去の回想から始まる。ジェームズが仮面の男を撃ち、トウモロコシ畑からイランを救い出すシーンだ。警察が駆けつける中、彼は冷静に防犯カメラの映像を確認する。そこで衝撃の事実が判明した。
黒幕は、なんとチームマネージャーのイ・ソンミン。彼は最初から全員を手のひらの上で転がしていたわけだ。イランはトラウマ体験による解離症状の可能性があって、病院で監視されることになった。
場面は飛んで2020年3月。ジェームズは国会議員の警備員として働いている。でも、この議員がまあ嫌なやつでね。抗議する労働者たちに囲まれ、ジェームズは小麦粉と卵を浴びながらも彼を守る。なのに、上司からは叱責される始末。さすがのジェームズもブチギレて、その場で仕事を辞めちまうんだ。
どん底にいたジェームズの前に、イランが現れる。彼女は一緒にやらない?と手を差し伸べた。ここから、二人のタッグが始まったんだ。
新たなターゲット、化粧品会社の女王
弁護士をハメる小芝居
時間は現在に戻る。イランは法律事務所で、とんでもない芝居を打っていた。亡くなった金持ちの夫から、もっと遺産をぶん取ろうとする強欲な未亡人役だ。弁護士のペ・ヨンミンに色目を使って、完全に手玉に取っている。
そこへ現れるのが、赤毛で派手な格好のジェームズ。彼は亡き夫の義理の息子という設定。受付でこいつは俺の母親の浮気相手だ!と大騒ぎを始める。ドロドロの昼ドラみたいな展開さ。もみ合いの末、ジェームズは頭を打って死んだフリ。完璧な茶番劇だ。
そこにグホが刑事として登場。ペ弁護士に示談を持ちかけて事務所から連れ出す。その隙に、イランは弁護士の机の上にあった書類を物色。彼女の目当ては、彼が扱っている特別な化粧品の案件だった。この一件で、ペ弁護士はしばらく姿をくらますことになる。
法廷で見た不正義
話は法廷に移る。ヘユンという女性が、ある化粧品会社を嘘で貶めたとして投獄されようとしていた。その会社はミスティーク。冷酷な女社長、ギル・ビューティーが経営している。弁護側は、偽の証人や捏造されたメッセージまで用意して、ヘユンを金目当ての嘘つきに仕立て上げていた。
イランは、この汚いやり口をすべて見抜いていた。彼女の目に、復讐の炎が静かに燃え上がる。
鉄の女帝ギル・ビューティーを追い詰めろ
ターゲットの素顔
今回のターゲット、ギル・ビューティーはヤバい女だ。大学のミスコンで名を上げ、引退後に化粧品ブランドミスティークを立ち上げた。事業は急成長して、年間売上は5000億ウォンに迫る勢い。表向きはクリーンなイメージだけど、裏では社員を奴隷のように扱い、目的のためなら手段を選ばない鉄の女帝なんだ。
ヘユンに起きた肌トラブルも、元はと言えばミスティークの製品が原因だった。でもギル・ビューティーは、訴えられた途端に問題の成分をこっそり別のものに差し替え、生産ラインから全ての証拠を消し去った。そして、ヘユンが嘘をついているように見せかけたんだ。どこまでも悪質だろ。
奇想天外な潜入作戦
ここからが俺たちのチームの見せ場だ。イランは法廷の外で嘘泣きしながら、ギル・ビューティーの車に盗聴器をセット。次に、チームで彼女の車のタイヤをパンクさせる。助けに来た修理工は、もちろん変装したグホだ。
グホの活躍はこれだけじゃない。人気インフルエンサーのマスクガールになりすまして、ミスティークのイベントに潜入する。本物のマスクガールはイベントが延期になったと思ってるから、今のところバレてはいない。ヨガ教室にも潜り込むけど、体が硬すぎてバレバレなのが笑える。
最後は、警備員に変装したジェームズとイランが、偽マスクガール(グホ)を捕まえる芝居を打つ。この騒ぎの目的は、ギル・ビューティーのいるテーブルの下に追跡装置を仕掛けること。作戦は見事に成功した。
罠にかかった女王
いよいよ最終段階。イラン自身が餌になる。彼女は謎のインフルエンサーとしてギル・ビューティーに接近する。イランの美貌は、特別な美化トナーのおかげだと思わせるのが狙いだ。彼女はわざとギル・ビューティーの前でそのトナーを落とし、走り去る。
案の定、ギル・ビューティーは食いついた。製品の出所とされるエンジェルビレッジに乗り込んでくる。そこで彼女を待っていたのは、殺人鬼に扮したジェームズだった。最高の形で、今回の獲物を追い詰めたってわけさ。
感想
いやあ、今回はマジで面白かったな。今まで断片的だったジェームズとイランの過去が、ようやく一本の線で繋がった感じだ。ジェームズがなんでこんな危ない仕事に首を突っ込むことになったのか、その理由が分かってスッキリしたよ。彼が仕事をクビになって、イランにスカウトされる流れは、まさに運命ってやつだね。
今回のターゲット、ギル・ビューティーもかなりの悪女で、見ていて腹が立った。だからこそ、イランたちがどうやって彼女をコテンパンにするのか、めちゃくちゃ楽しみになった。グホの変装七変化も最高だったな。特にマスクガール姿は反則だろ。まさか女装までこなすとは、彼のポテンシャルは底が知れない。チームの連携プレーもどんどん巧妙になってきて、見ていて飽きない。次のエピソードで、この鉄の女帝がどんな顔でひれ伏すのか、今から待ちきれないぜ。
つづく