よう、元気にしてるか?『エマ』の3話、観たか?

今回はマジでキツい展開だったな。でも、こういうのがドラマの面白いところだよな。

早速、俺が好き勝手に語っていくから、ついてきてくれよ。

あらすじ(ネタバレあり)

撮影現場、いきなり大荒れ

物語は、ヒョクが病院にいるところから始まる。これにはチョン・ヒランはガッツポーズ。ジョンホはブチギレてる。でも、あの男は転んでもただじゃ起きない。すぐに代役を立てて、他のシーンを先に撮るって言い出すんだ。チョン・ヒランが止めようとしたら、力ずくで押さえつけようとする。マジでクズだよな、ジョンホ。その時、クァク・イヌが精神的に参って倒れちゃって、一旦は中断する。

でも撮影の準備は止まらない。ジュエは自分の役作りに必死だ。クァク・イヌに君の胸を見てキャスティングしたなんて言われたのに、全然気にしてない。むしろ、自分の体を武器にしてでも、欲しいものを手に入れるって覚悟を決めてる。クァク・イヌをあなたなら検閲なんて上手くやれますよなんて持ち上げて、脚本を書き直す気にさせるんだ。したたかだよな。

ところが、その新しい脚本が渡されたのは撮影開始のたった15分前。ジュエはパニックになる。そりゃそうだ。チョン・ヒランはそんな様子を見て、まったく動じてない。この差がすごい。

女優のプライド、ぶつかり合う

撮影が始まった。ジュエはセリフを全然覚えてなくて、ミスを連発する。対するチョン・ヒランは完璧。これ見よがしに実力を見せつける。ジュエが緊張しすぎてるから、撮影は一旦休憩になる。

楽屋で、チョン・ヒランは新しいポールのドレスを試着してる。そこにジュエが乗り込んできて、今日は私の初日なんだから手加減してよ!って食ってかかる。チョン・ヒランは冷たく言い放つんだ。役者ってのは、才能があるか、ないか。それだけよって。痺れるよな。

次のシーンは、エマとエリカが鍼治療を受ける場面。二人とも興奮しちゃうっていう、ちょっと危ないシーンだ。ジュエは今度はうまく演じる。でも、今度はチョン・ヒランがキレて撮影を放り出すんだ。この役の気持ちが理解できない。意味も分からず監督の言いなりにはならないって。クァク・イヌも答えられない。チョン・ヒランはその日はもう帰ってしまう。

ジュエはチョン・ヒランを追いかけて、あんたは金に汚くて、性格が悪いだけだ!って怒りをぶつける。チョン・ヒランは静かに返すんだ。信念を失った後で、全力を尽くす意味ってある?って。このセリフは重いよ。

チョン・ヒランは帰り際に、間違えてジュエの脚本を持って帰ってしまう。その脚本には、ジュエのメモがびっしり書いてあった。そこにはチョン・ヒランみたいになりたいって言葉が。チョン・ヒランはそれを見て驚くんだ。

撮影中止、そして最悪の接待へ

クァク・イヌは、エロいシーンをどう撮るか、まだ悩んでる。ジュエが雨の中で薄いドレスを着るのはどう?ってアイデアを出す。監督はそれにインスピレーションを受ける。ジュエはセリフがないシーンは本当に上手いんだよな。

でも、文化省の役人たちが乗り込んできて、撮影は中止させられる。賄賂が効かなかったみたいだ。ジョンホは撮影を再開させるために、ジュエを政府高官の接待に行かせようとする。88年のオリンピックの準備でストレスが溜まってる役人たちを楽しませるためだ。

ジュエはもちろん行きたがらない。グナも必死で止める。でもジュエは貧乏から抜け出すためなら何だってする!って叫ぶんだ。彼女の悲痛な覚悟が伝わってきて、見てるこっちが辛くなる。

パーティー会場のホテルに着くと、女将がジュエに脱げと命令する。メイドたちは彼女を最新の服で飾り立てながら、見下した目で見る。女将は最後にジュエを脅す。ここで見たことを誰かに話したら、あんたと友達を殺すって。

ジュエは涙を流しながらパーティー会場のドアを開ける。そこは地獄だった。ストリッパーが踊り、政府の高官たちが女たちとやりたい放題やってる。そして、そのステージの上で、露出の多いドレスを着て歌っている女がいた。チョン・ヒランだった。チョン・ヒランはジュエを見て、すべてを知っているかのような視線を送る。ここで3話は終わり。マジかよ。

第3話の感想

いやー、今回は本当に胸が締め付けられる回だったな。ジュエの覚悟と転落が、これでもかってくらい描かれてた。貧しさから抜け出すために、自分のプライドも、体さえも道具として使おうとする姿は、見ていて本当に痛々しい。でも、彼女をただの可哀想な子として描かないのが、このドラマのすごいところだ。彼女の中には、ハッキリとした野心と、したたかさがある。

そして、チョン・ヒランだよ。最初はただの意地悪な先輩女優かと思ってたけど、全然違った。彼女が言った信念を失ったら意味がないっていうセリフ。あれは、たぶん彼女自身が経験してきたことなんだろうな。最後のパーティーのシーンで、彼女が歌っていた姿。あの目は、ジュエの未来を、あるいは自分の過去を見ていたのかもしれない。彼女もまた、同じような道を辿って今の地位を築いたんじゃないか。そう思わせるには十分すぎるラストだった。

クァク・イヌの純粋さや、ギさんとグナの間に芽生え始めた奇妙な信頼関係も、このドロドロした世界の中で唯一の救いみたいに見える。でも、それすらもいつ壊されるか分からない。男たちの欲望と身勝手さに、女優たちがどう立ち向かっていくのか。いや、立ち向かうというより、どう利用して生き抜いていくのか。そんなサバイバルゲームを見せつけられた気分だ。

つづく