ついに犯人が見えてきた

いやー、正直もういつまで同じ事件を引っ張るんだよって思ってたんだ。ここ数話、ジュンテ親子が怪しいぞって雰囲気だったからね。でも、この9話でついに大きな動きがあった。俺が密かに疑ってた人物が、やっぱり…って感じで、少しスッキリしたよ。

物語は一気に緊張感を増す。ついにハビンの首に捜査の手が伸びてきたんだ。今回はさすがのテスも、娘を捜査から守りきれないかもしれない。ハビンが予測した通り、テスは捜査から外され、彼女はやっていない殺人の罪で追い詰められる。まあ、ここ3話くらいよりは格段に面白くなってきたのは確かだ。来週で全部わかるのかな。

娘ハビン、ついに容疑者に

物語はテスがジュンテを取り調べているところから始まる。でも、すぐに上司に止められて、事件から外されてしまうんだ。テスは娘は100%無実ですって言って、捜査に加えさせてくれと食い下がる。自分の娘が容疑者なのに、何を言ってるんだって話だよね。

でも、ジュンテがテスさんとしか話さないと言い出したことで、事態が変わる。上司はテスに、ハビンの取り調べに立ち会うことを許可する。ただし、少しでも捜査を妨害したら即刻中止だ、と釘を刺してね。

テスは部下と一緒に、ハビンを迎えに家に帰る。そこで、証拠品を入れていた袋がなくなっていることに気づく。ハビンは全部燃やしたと平然と言うんだ。これで彼女の無実を証明する物理的な証拠はなくなった。

それでもハビンは怯んでいない。彼女は父親にこう告げる。私の無実を証明する方法は一つ。本当の犯人を見つけることよ。

浮かび上がる新たな容疑者

テスは捜査から外されたはずなのに、独自に動き出す。スンヒに会いに行き、息子のドユンと話をさせてくれと頼むんだ。スンヒは事件の日、ドユンはミナに会っていないと主張していた。でも、ドユンはあっさり会ったよと認める。これでテスは何かを確信して、警察署に乗り込む。

一方、警察署で取り調べを受けるハビンは、これまでついてきた嘘も含めて、全ての質問に堂々と答えていた。

そんな中、ドユンと母親のスンヒが警察に連れてこられる。デホン刑事がドユンに優しく話を聞くと、彼は少しずつ話し始めた。地下室で薬を見つけたこと。チェという男にこれを飲むと幸せになれると教えられたこと。そして、好きだったミナに幸せになってほしくて、その薬をあげたこと。

でも、これは全部本当のことじゃない。デホン刑事は、ドユンの心の壁を壊して、さらに奥にある真実を引き出す。ドユンは、母親に口止めされていたことを認めたんだ。

スンヒの犯行

まさにその時、ウンジンが警察署に駆け込んでくる。彼女が持ってきたタブレットには、衝撃的な映像が残っていた。ハビンの母親が、スヒョンの遺体を埋めている動画だ。

さらに、ヨンミンがハビンの母親を脅迫して金を受け取っていたことも判明する。その後、スンヒ自身が、ヨンミンが隠していた現金を持って警察に現れた。これで自分の無実が証明できるとでも思ったんだろうか。

そして、ついにこのエピソードの最後で、一番知りたかった事実が明らかになる。ソン・ミナを毒殺したのは、スンヒだった。ミナは、チェがハビンの母親を脅迫していたことを知ってしまった。そのネタでスンヒをゆすり、金の一部をよこせと要求したんだ。それが、スンヒがミナを殺す動機になった。

感想

いやー、長かった。ついにミナ殺しの犯人がスンヒだってことがはっきりしたね。これまでのモヤモヤが一気に晴れた感じだ。正直、ここ数話は同じところをグルグル回っているようなじれったさがあったから、この大きな進展は本当に気持ちがいい。

特に印象的だったのは、二組の親子の対比だ。娘のハビンを信じながらも、警察官としての正義との間で揺れ動くテス。それに対して、息子のドユンを守るためなら、嘘も殺人も厭わないスンヒ。どちらの親子も歪んでいるけど、その形は全く違う。

ただ、スンヒが犯人だとわかっても、まだ謎は残っている。ドユンも完全に無実とは思えないし、あの子の不気味さは底が知れない。そして何より、一番最初の事件、スヒョンを殺したのは一体誰なのか。まさか、とは思うけど、テス本人だったりして。いや、それ以外に考えられることがあるだろうか。最終回で、全ての答えが明かされるのを待つしかない。

つづく