あらすじとネタバレ
王様、母の暴挙にブチギレ
イ・スンは朝廷が静かになったって聞いて、ご機嫌だ。オクチョンが一枚上手だったってことだな。そのオクチョンがまだ大妃キム氏の前でひざまずいてると聞いて、王様は急いで駆けつける。 そこで聞かされたのは、自分の母親がオクチョンに不妊の薬を飲ませようとしたっていう衝撃の事実。
そりゃ怒るよな。でも大妃キム氏はまったく悪びれない。むしろ逆ギレして、自分がやったって認めるんだ。 あの女の腹から世継ぎが生まれるなんて絶対に許さない、ってすごい剣幕で叫んでる。オクチョンは王様の前だと殊勝な態度で、大妃の気持ちも分かってあげてくれなんて言うもんだから、大妃はさらに激怒。オクチョンを思いっきり平手打ちする。 もうめちゃくちゃだ。イ・スンは怒り心頭で、母親を部屋に連れて行けって叫んで、自分もその場を去ってしまう。
後でイ・スンはオクチョンの部屋を訪ねて、彼女がどれだけ辛い思いをしたかを知る。そして、自分のために子供を産んでほしい、とオクチョンに頼むんだ。
仁顕、ついに動く
一方、怒りが収まらない大妃キム氏は、仁顕王后(イニョンワンフ)が先に王子を産めばいいって考えに至る。すぐに巫女を呼んで相談するけど、巫女は仁顕王后(イニョンワンフ)は子供を産めない相だなんて言うんだ。 それでも大妃は諦めない。巫女によると、たった一度だけチャンスがあって、それが三日後の夜らしい。 すぐに王と王后の合宮の儀の日取りが決まる。
その話はオクチョンの耳にも入る。オクチョンは、王様が親孝行だからその儀式には行くだろうと分かっている。 でも、黙って見過ごすわけがない。彼女は自分が王の盾になることを決意する。
そんな中、仁顕王后(イニョンワンフ)はオクチョンを呼び出して、彼女を問い詰める。でもオクチョンは少しもひるまない。王后様がその地位にいられるのは、私の涙と苦しみのおかげですよと、逆に挑発するんだ。そこにイ・スンが現れて、二人の間の険悪な空気は一旦収まる。
合宮の儀の夜、オクチョンの誘惑
そして、ついに合宮の儀の夜が来た。仁顕王后(イニョンワンフ)は準備を整えて、緊張しながら王様の到着を待っている。イ・スンも輿に乗って仁顕王后(イニョンワンフ)の住まいに向かっていた。 その途中、オクチョンの住まいの前を通りかかる。
すると、寝間着姿で化粧をしたオクチョンが、戸口から色っぽく王様を見つめて誘うんだ。 その姿を見たイ・スンは、たまらず輿を止めさせる。そして、内官の制止も聞かずにオクチョンの部屋へ走っていく。 王様が来ないことに気づいた仁顕王后(イニョンワンフ)が外へ見に行くと、庭でオクチョンとイ・スンが向かい合っていた。仁顕王后(イニョンワンフ)の視線に気づいたオクチョンは、勝ち誇ったように笑うと、イ・スンを引き寄せてキスをする。 目の前でその光景を見せつけられた仁顕王后(イニョンワンフ)は、ただ立ち尽くすしかなかった。
仁顕の警告とオクチョンの母への屈辱
王様を完全に手に入れたオクチョン。イ・スンは彼女の思惑通り、朝廷で大規模な人事異動を断行する。これに反発した重臣たちは、すべてオクチョンのせいだと彼女を非難する。
仁顕王后(イニョンワンフ)は、もう黙ってはいない。彼女はオクチョンを呼び出し、中国の歴史を語り始める。漢の初代皇帝の妻だった呂后が、夫の寵愛を受けた戚夫人という女性を手足も切り、目も耳も潰してだるまにした、という恐ろしい話だ。これは仁顕王后(イニョンワンフ)からの明確な警告だった。でもオクチョンは私は戚夫人ではないし、王后様も呂后ではないと強気で返す。
そんな中、大妃キム氏がとんでもない計画を立てる。オクチョンの母親を宮殿の宴に招待したんだ。オクチョンは母親を宮殿に呼べることを喜ぶ。でも、これは罠だった。オクチョンの母親は貴婦人たちの輪には入れてもらえず、外の地面に敷かれたむしろの上で食事をさせられるという、ひどい屈辱を受ける。 何も知らないオクチョンが宴の場にやってきて、その光景を目にする。彼女は激怒して大妃キム氏に詰め寄る。仁顕王后(イニョンワンフ)は身分の差は変えられないと冷たく言い放つ。怒りが頂点に達したオクチョンは、大妃に仕える尚宮の頬を思い切り平手打ちした。
第13話の感想
今回は女たちの戦いが一気に激化した回だったな。特に仁顕王后(イニョンワンフ)の変化がすごい。今まで静かに耐えてきた彼女が、呂后の怖い話を持ち出してオクチョンを牽制するシーンは、静かな迫力があった。彼女もただのお嬢様じゃないってことだ。
そして、オクチョンの誘惑シーンは圧巻だった。王様が仁顕王后(イニョンワンフ)の元へ向かうのを分かっていて、あえて寝間着姿で誘う大胆さ。あれは男なら誰でも落ちるだろう。イ・スンが簡単に誘惑に乗っちゃうのも分かる気がする。
最後の、オクチョンの母親が辱められるシーンは本当に胸が痛んだ。身分制度の理不尽さがこれでもかと描かれていて、見ていて辛かった。でも、そこで黙っていないのがオクチョンだ。尚宮を平手打ちするシーンは、彼女の怒りとプライドが爆発した瞬間で、思わずよくやった!と声を上げたくなったよ。
つづく