今回の『チャン・オクチョン』第14話、マジで心がえぐられる展開だった。でも、オクチョンの強さも見られて、俺は結構好きだったぜ。早速、何があったか話していくな。

オクチョン、ブチギレる

話は、オクチョンの母ちゃんが宴会で侮辱されたところから始まる。身分が低いからって、貴族の席には座らせてもらえない。これにオクチョンが黙ってるわけないよな。

大王大妃に食ってかかったんだ。すごい剣幕でさ。周りが止めるのも聞かない。しまいには、大王大妃のそばにいた尚宮に強烈な平手打ちを食らわせた。オクチョンは言った。私を辱めるのはいい。でも、母を辱めるのは絶対に許さないって。この時のオクチョンの目、マジで怖かった。でも、それだけ本気だってことだよな。

王様の愛はオクチョンだけのもの

そこに粛宗(イ・スン)が登場する。王様は周りの貴族たちなんて目に入ってない。まっすぐオクチョンと、その母ちゃんのもとへ歩いていく。そして、すごく優しく接するんだ。

仁顕王后(イニョンワンフ)やその継母が挨拶に来ても、軽く会釈するだけ。完全にスルーだ。気まずい空気が流れるけど、王様はお構いなし。オクチョンと母ちゃんを自分の住まいに連れて行って、お茶を飲みながら談笑する。オクチョンの子供の頃の話を聞いて、本当に楽しそうなんだよ。王様の愛が全部オクチョンに向いてるのが、誰の目にも明らかだった。

女たちの静かな戦い

宮殿の中では、女たちの静かだけど激しい戦いが繰り広げられてる。

花に託すプライド

オクチョンと仁顕王后(イニョンワンフ)が生け花をするシーンがある。仁顕は牡丹ばかりを生けるんだ。牡丹は花の王で、高貴で優雅だからって。まさに身分や家柄を重んじる仁顕そのものだ。

一方、オクチョンは芍薬を好む。彼女は言う。花の価値は、どれだけ蝶が集まるかで決まる。人間が決めるものじゃないって。愛や人の価値は、生まれや身分とは関係ない。オクチョンの考え方がよく表れてるよな。

オクチョンの逆襲タイム

オクチョンは、ただやられるだけじゃない。以前、自分を陥れようとしたチュ尚宮に仕返しをするんだ。廊下でチュ尚宮の行く手を何度も遮る。あの時のオクチョンの顔、最高にクールで怖かったぜ。

あんたのせいで私は死にかけた。私がここであなたの命を奪っても、文句は言えないよな?って脅すんだ。チュ尚宮は恐怖で震え上がって、ひざまずいて許しを請う。オクチョンは、将来自分の言うことを何でも聞くように約束させた。見ていてスカッとしたよ。

そして、悲劇へ

幸せな時間も束の間、物語は一気に悲劇へと突き進む。

忍び寄る黒い影

オクチョンが体調の異変を感じる。医者に診てもらうと、なんと懐妊していた。オクチョンはすごく喜んで、このことは自分で王様に伝えたいから秘密にしてほしいと頼む。

でも、この情報がすぐにミン・ユジュンに漏れてしまう。ミン・ユジュンは大王大妃に報告し、オクチョンを排除する計画を立てるんだ。大王大妃も最初はためらうけど、結局は計画に同意してしまう。そして、あのチュ尚宮が馬に細工をするように命じられる。

仕組まれた事故

王家の墓参りが行われる日、事件は起きた。身分が低いという理由で、オクチョンは輿に乗ることを許されず、馬に乗るよう強制される。慣れない乗馬で、行列についていくオクチョン。

その時、突然馬が暴れだし、オクチョンは激しく地面に投げ出される。腹部を強く打ち、倒れ込むオクチョン。周りは騒然となる。これはただの事故じゃない。仕組まれた悲劇だった。

怒りの王と新たな決意

オクチョンは流産してしまう。悲しみのあまり、王様にはこのことを隠そうとする。王様まで悲しませたくないって。健気すぎるよな。

でも、粛宗はオクチョンの部屋から聞こえる泣き声で、すべてを知ってしまう。侍医を問い詰め、オクチョンが妊娠していたこと、そして大王大妃がその事実を知っていたことを聞き出す。

粛宗の怒りは頂点に達した。大王大妃と仁顕王后(イニョンワンフ)の前に現れた王様は、驚くべきことを宣言する。チャン・オクチョンを、淑媛(スグォン)から正一品の禧嬪(ヒビン)に昇格させると。

仁顕が世継ぎを産んだ者しかなれない位ですと反論すると、粛宗は彼女は私の子を宿した!と一喝する。そして、規則より人が大事だと言い放った。

最後に、粛宗はオクチョンのもとへ行く。そして、彼女を抱きしめて約束するんだ。君を禧嬪にする。そして、次に生まれる我らの子を、必ず世子にすると。この王様の決意が、これからの物語を大きく動かしていくことになる。その様子を、仁顕は涙を流しながら見つめていた。

今回の感想

いやあ、今回は本当にキツかった。オクチョンがやっと手に入れた幸せが、あっという間に壊されていくのを見るのは辛い。特に流産のシーンは、本当に胸が痛んだよ。彼女の悲しみを思うと、こっちまで泣けてくる。

でも、ただの悲劇で終わらないのがこのドラマのいいところだ。オクチョンの反撃もすごかったし、何より粛宗の怒りと決断にはしびれた。禧嬪にすると宣言したシーンは、この回一番の見せ場だったな。王様の愛の深さと、オクチョンを守るという強い意志が伝わってきた。

もちろん、この決断が宮廷の対立をさらに激しくさせるのは間違いない。仁顕もただ泣いてるだけじゃないだろうし、ミン・ユジュンたちも黙ってないはずだ。チスっていう謎の男も出てきたし、物語がどう転がっていくのか、目が離せない。

つづく