運命の再会、でも身分は秘密

まず、俺たちの世子イ・スンがキレるところから始まる。軍の武具がとんでもない粗悪品だと気づいたんだ。鎧はペラペラ。これじゃ兵士が死ぬのも当たり前だ。調べさせると、案の定、黒幕はミン・ユジュン。国の安全を危険にさらして私腹を肥やすなんて、許せないよな。

そんなイライラMAXのイ・スンの元に、叔父のトンピョン君がやってくる。年に一度のイケてる男女が集まる見合いパーティーに誘いに来たんだ。もちろん、最初は断るイ・スン。でも、トンピョン君が書庫に超レアな本があるって言った途端、目がキラリ。本のためなら仕方ないって感じで、パーティーに行くことになる。単純でかわいいとこあるよな、彼。

その頃、オクチョンも叔父のチャン・ヒョンに連れられて、同じパーティー会場にいた。トンピョン君の母親の服を届けに来たんだ。どうやらトンピョン君は、前からオクチョンのことを知っていて、かなり気になっているみたいだぜ。これは面白くなってきた。

そして、ついに二人が再会する。書庫でファッションの本に夢中になってるオクチョンを、イ・スンが見つけるんだ。前に寸法を測ってくれた彼女だと気づいて、じっと見つめる。オクチョンは本に集中しすぎて、イチャつくために忍び込んできたカップルにも気づかない。見かねたイ・スンが、とっさに彼女をグッと引き寄せて物陰に隠す。このシーン、かなりドキドキしたぜ。

それぞれの思惑が渦巻く宮殿

パーティー会場で、オクチョンは身分が低いって理由で、嫌なヤンバンたちに絡まれる。そこに颯爽と現れて助けるのが、我らがイ・スンだ。相手に耳打ちして一瞬で黙らせる。かっこいいじゃないか! でも、オクチョンに正体を聞かれると、宮殿の警備兵だなんて嘘をつく。世子様、もうちょっとマシな嘘はなかったのかよ。

その後、花火が上がるんだ。それを見ながら、オクチョンと、ミン・ユジュンの娘イニョンが話すシーンが印象的だった。イニョンは花火は儚いと寂しげに言う。対してオクチョンは一度きりの人生なら、一瞬でも華やかに燃え尽きる花火になりたいと言い放つ。このセリフ、彼女の生き様そのものを表してるよな。

宮殿では、次の世子嬪(世子の妃)選びが本格的に動き出す。候補は、西人派のリーダー、ミン・ユジュンの娘イニョンと、もう一人の重臣の娘インギョンだ。

崖っぷちのオクチョン、最後の賭け

オクチョンは、ファッションショーの失敗で作った借金のせいで、とうとう店を失ってしまう。まさにどん底だ。そんな時、軍服のデザインを公募するっていう貼り紙を見つける。これに賭けるしかないと決意するんだ。

でも、資金がない。彼女は、あの食えない叔父チャン・ヒョンに頭を下げる。叔父は、見返りにある権力者の手を取ることを約束させる。その相手は、王族のポクソン君。オクチョンはきっぱり断るけど、一度結んだ約束は重い。危ない橋を渡り始めたな。

そんな中、王妃候補のインギョンがオクチョンの元を訪れる。内気な彼女だったけど、イ・スンに一目惚れして、どうしても妃に選ばれたいと願う。オクチョンに、選抜当日の侍女になってほしいと頼むんだ。こうしてオクチョンは、意外な形で宮殿に入ることになる。

悲劇のクライマックスへ

王妃選抜の日。インギョンのチマがわざと汚されるトラブルが発生する。オクチョンは急いで代わりの布を探しに宮殿を走り回る。そこでまたイ・スンとばったり会うんだ。オクチョンは彼を警備兵だと思い込んでるから、洗濯場に案内して!と頼む。イ・スンもまんざらでもない様子で彼女を手伝う。オクチョンが必死にチマを縫う姿を、愛おしそうに見つめるんだよ。

なんとか間に合って、選抜は無事に進む。

その翌日。オクチョンは軍服のデザインの参考にするため、男装してトンピョン君と訓練場へ向かう。ところが、その道中で覆面の刺客に襲われるんだ。トンピョン君が応戦するけど、多勢に無勢。オクチョンは崖っぷちに追い詰められる。彼女を助けようとしたトンピョン君が斬られそうになった瞬間、オクチョンは刺客の腕をつかむ。そのもみ合いの末、彼女は崖から真っ逆さまに転落してしまう。水の中に沈んでいくオクチョンの姿で、今回は終わりだ。

第3話の感想、ちょっと語らせて

いやー、最後の崖落ちは衝撃だったな。やっとイ・スンといい感じになってきたのに、いきなりこれかよって。二人の再会シーンは最高だった。身分を偽るイ・スンはちょっと抜けててかわいいし、本に夢中なオクチョンに惹かれていく様子がたまらない。お互いまだ何者か知らないっていうのが、またいいんだよな。

オクチョンの花火になりたいっていうセリフも心に残った。彼女の野心と覚悟が詰まっていて、今後の運命を予感させる。叔父のチャン・ヒョンも本格的に悪役として動き出して、ポクソン君まで出てきた。敵役がはっきりしてきて、物語の対立構造が面白くなってきたぜ。

宮殿でのドタバタや、インギョンとの友情みたいな要素もあって、見どころが多かった。でも、全部あのラストに持っていかれた感じだ。オクチョンがどうなるのか、気が気じゃない。

つづく