今回は『チャン・オクチョン』の第7話だ。いやあ、今回も色々ありすぎて、どこから話せばいいか迷うぜ。
あらすじとネタバレ
早速、中身に入っていこうか。今回はマジで濃いから、ついてきてくれよな。
クーデター勃発、でも王様つええ!
話はホ・ジョク大臣の誕生祝いの宴から始まる。剣舞が披露されるんだけど、これがもうヤバい雰囲気なんだよ。イ・スン(後の粛宗)も、何かを察してる顔つきだ。チャン・ヒョンからの警告のおかげで、暗殺計画に気づいてたんだな。
案の定、踊り子の一人が剣を抜いてイ・スンに襲いかかる。でも、こっちの王様はただ者じゃない。袖に隠してた刀でズバッと一閃。刺客を返り討ちにしちまう。そこから宴の席は一瞬で戦場だ。ポクソン君とホ・ジョクの兵がなだれ込んできて、イ・スンは完全に包囲される。
勝ち誇った顔で出てくるポクソン君。でもイ・スンは全然ビビってない。国をどう治めるかじゃなくて、どうやって王座を手に入れるかしか考えてないだろって、ポクソン君の野心を見透かしたセリフを叩きつける。王の座は生まれじゃなく、困難を乗り越えて勝ち取ったものだ、と。ここのイ・スン、マジでカッコいいぜ。
そこにイ・スンの右腕ヒョンムたちが駆けつけて、形勢は一気に逆転。クーデターはあっけなく鎮圧される。捕らえられた反逆者たちは次々と処刑されて、ポクソン君も最期はイ・スンへの怒号を上げながら斬られるんだ。この一連の流れで、イ・スンがただの若様じゃないってことがはっきりしたな。
再会、そして最悪の誤解
その頃、我らがオクチョンは宮殿の洗濯場で働いている。クーデター騒ぎがあったことを他の女官から聞いて、心を痛めてるんだ。彼女はまだ、自分が想いを寄せるイ・スンが王様だなんて夢にも思ってない。針房の仲間たちにイ・スンって人を知らない?って聞いて回るくらいだ。
そんな中、大王大妃チョ氏の策略が動き出す。オクチョンと王が知り合いらしいって情報を掴んだ大妃は、二人を引き合わせる計画を立てる。オクチョンは突然、王の夜のお相手をするために風呂に入れられる。そこで彼女は、自分が王のために作った下着がここにあること、そして女官に王様のお名前を口にするなんてと怒られたことを思い出す。点と線が繋がって、イ・スンが王様だと気づくんだ。
そして、ついに二人は再会する。でも、そのシチュエーションは最悪だった。大王大妃チョ氏と食事をしているイ・スンの前に、オクチョンが召し出されるんだ。お互いの顔を見て、凍りつく二人。
大妃が気を利かせて席を外すと、イ・スンは怒りを爆発させる。最初から俺の正体を知って近づいたのかって。偶然を装った出会いも、すべてお前の策略だったのかとオクチョンを問い詰めるんだ。
王だと知ってショックを受けてる上に、そんな風に疑われて、オクチョンはもうボロボロだ。彼女は必死に否定する。するとイ・スンは彼女を力ずくで押し倒し、王の寵愛が目当てか?と迫る。でもオクチョンは、涙ながらに王の誘いを拒絶するんだ。私が探していたのはただの宮殿の警備隊長イ・スンですと。
この言葉に、イ・スンはさらに裏切られたと感じる。二度と俺の前に現れるなと言い放って、部屋を出て行ってしまう。残されたオクチョンはただ泣き崩れるだけ。いやー、切なすぎるだろ、このすれ違いは。
王妃の悲劇とオクチョンの決意
このゴタゴタの裏で、もう一つの悲劇が進行していた。王妃のインギョンだ。彼女は慈善活動先で天然痘の患者と接触してしまう。
イ・スンは、政略結婚で結ばれたインギョンに愛情はないけど、王妃としての彼女のプライドは守ろうとする。他の貴族の娘たちの前で、わざとインギョンに優しく接し、手を取って歩くんだ。その光景を、オクチョンは悲しい目で見つめている。インギョンは王の優しさに触れて、少しだけ幸せを感じる。
でも、その幸せは長く続かなかった。インギョンは王との初夜の準備中に、天然痘を発症して倒れてしまう。病はあっという間に彼女の体を蝕んでいく。
女官たちは感染を恐れて誰も看病しようとしない。その時、オクチョンが一人、前に進み出るんだ。私が看病しますと。彼女は恐れることなく、日に日に弱っていくインギョンに寄り添う。
瀕死のインギョンは、ただ一目、夫であるイ・スンに会いたいと願う。その願いを聞いたオクチョンは、王をここに連れてくると約束するんだ。そして、離宮へ向かおうとするイ・スンの行列の前に、文字通り命がけで飛び出していく。王に会うなと言われた命令を破ってでも、王妃の最後の願いを叶えるために。このオクチョンの行動力にはグッとくるよな。
第7話の感想、ちょっと語らせて
いやあ、今回の7話はジェットコースターみたいだったな。前半のクーデター鎮圧劇でイ・スンの王としての器のデカさを見せつけられたかと思えば、後半はオクチョンとの悲しすぎるすれ違いで胸が締め付けられた。
イ・スンがさ、政治のことではあんなに冷静で的確な判断ができるのに、オクチョンのことになると途端に感情的になっちゃうのが、すごく人間くさくていいよな。まあ、あの状況で誤解するなという方が無理かもしれないけど、オクチョンを力ずくで問い詰めるシーンは、見ていて本当に辛かった。
そして、何と言っても王妃インギョンが不憫すぎる。やっと王が夫として向き合ってくれそうになった矢先に、病で命を落とすなんて。彼女の短い生涯を思うと、本当にやるせない気持ちになる。
でも、そんな中で光ったのがオクチョンの行動だ。誰もが怖がる王妃の看病を自ら申し出て、彼女の最後の願いを叶えるために王の元へ走る。あの姿には、彼女の優しさと芯の強さが全部詰まってた。敵対するはずの女性同士の間に生まれた、ほんの一瞬の絆。こういう描写があるから、このドラマはただの恋愛時代劇じゃないんだよな。
つづく