ネタバレ:急転直下の運命
いやー、今回の話はすごかった。マジで。
まず、スンがオクチョンのいる汚れた水の中にためらいもなく入っていくんだよ。そして俺が天に見えるなら、その天がお前のせいで今、落ちてきたって言って、いきなりキス!これにはこっちもドキドキしたけど、一番驚いたのはトンピョン君だよね。好きな子が親友とキスしてるところ、ばっちり見ちゃったんだから。三角関係が確定した瞬間だった。
オクチョンはパニックになってその場を走り去る。スンも自分がしたことにちょっと驚いてる感じ。
宮殿の中では、女たちの権力争いが相変わらずバチバチ。大王大妃チョ氏と大妃キム氏が火花を散らしてる。大妃キム氏はもう仁顕(イニョン)を次の王妃に決めてるみたいで、大王大妃はそれが面白くない。彼女にとっての切り札は、オクチョンだけ。なんとかしてスンとオクチョンを二人きりにさせようと計画する。それを聞かされたトンピョン君の顔が、また切ないんだ。
一方、スンはただ恋に浮かれてるだけじゃない。ちゃんと王としての仕事もしてる。大臣たちの力を削ぐために、チャン・ヒョンと組んで彼らの資金源を探ってた。それが酒の取引だと突き止めるんだ。
朝廷では、まず両班(ヤンバン)も兵役の税金を払えって提案して大臣たちをパニックにさせる。もちろん猛反対されるけど、これはただの布石。
その頃、オクチョンも強くなってた。自分を陥れた侍女に、わざと尚宮の前で罪を白状させることに成功する。これでオクチョンは針房(チムバン)に復帰。少しずつだけど、自分の足で立とうとしてるのがわかる。
その夜、スンはトンピョン君と酒を飲む。そこでオクチョンのことを最初は近づかれるのが怖かったけど、今は離れていくのが怖いって、もう完全に恋する男の顔で語るんだ。親友として、トンピョン君は複雑な気持ちでそれを聞くしかない。
二人ともベロベロに酔って、寝所に運ばれたスンがオクチョンのお茶が飲みたいって駄々をこねる。呼ばれたオクチョンが行くと、スンはもうぐっすり。オクチョンがかいがいしく世話をして、布団をかけてあげてる時に、スンが一瞬目を覚ます。夢か…ってつぶやくシーンは、なんかグッときたな。
そして翌朝、スンは二日酔いのまま朝廷へ。大臣たちにお酒は体に悪いと心配されたのを逆手にとって、じゃあ、民のためにも、ここにいる全員で禁酒しよう!って宣言するんだ。大臣たちは自分たちで言った手前、反対できない。これで、まんまと彼らの資金源である酒の取引を禁止することに成功した。王様、頭良すぎ!
やっと二人きりになれたスンとオクチョン。スンはお前が待っているのは、俺ではだめか?と告げ、後ろから優しく抱きしめる。決してそなたを捨てないと、一人の男としてじゃなく、王として約束するんだ。オクチョンもその手を取って、涙を流す。やっと、やっと気持ちが通じ合ったんだよ!
でも、幸せな時間は本当に一瞬だった。
明安(ミョンアン)公主が乗っていた馬が突然暴れだして、オクチョンめがけて突っ込んでくる。それに気づいたスンは、近くにいた仁顕(イニョン)には目もくれず、一直線にオクチョンをかばいに行った!スンはオクチョンを突き飛ばして助けたけど、自分は壁に頭を強く打って、意識不明の重体になっちゃうんだ。
王が倒れたのを見て、大妃キム氏とミン・ユジュンがここぞとばかりに動き出す。オクチョンは王をたぶらかした悪女として宮殿から追い出される。王に会わせてくれと泣き叫ぶけど、容赦なく門の外へ。
スンが意識不明なのをいいことに、大妃キム氏が政治を行う代理聴政を始めて、すぐにミン・ユジュンの娘、仁顕(イニョン)を新しい王妃にすると発表する。
ラストシーン。宮殿の門の外で座り込んでいたオクチョンの前を、新しい王妃として迎えられる仁顕(イニョン)の行列が通っていく。その時のオクチョンの、怒りと決意に満ちた目が忘れられない。ここから、本当の戦いが始まるんだって感じがしたよ。
今回のエピソード、ぶっちゃけどうだった?
いやー、今回は感情がぐわんぐわん揺さぶられたよ。前半の甘いキスシーンからの、スンが見せた政治家としてのクレバーな一面。この緩急が本当にたまらない。ただの恋愛ドラマじゃないってことを見せつけてくるよね。特に、スンがオクチョンへの想いをトンピョン君に打ち明けるシーンは切なかったな。親友と同じ人を好きになるなんて、少女漫画みたいな展開だけど、それぞれの立場を思うと胸が痛くなる。
でも、一番の見どころはやっぱりラストの急展開だ。やっと二人が結ばれたと思ったのに、まさかの事故で王様は昏睡状態、オクチョンは追放って…。どん底に突き落とす展開が本当にえげつない。そして、その隙に仁顕(イニョン)がちゃっかり王妃の座に。オクチョンのあの最後の目つき、完全にスイッチが入った顔だった。ここから彼女がどうやって這い上がっていくのか、もう目が離せないよ。
つづく