消えた1億ウォンと、もう一つの巨額横領

まず、ユン・スノたちが追ってる1億ウォンの横領事件。金の引き出し権限があるのは、CEOのイ・ヒョンテクと財務課長のチョン・ボンジュの二人だけ。ジュノは部下を連れてCEOを直接問い詰める。でも、イ・ヒョンテクは俺じゃないの一点張り。まあ、そう簡単に認めるわけないよな。

一方で、オ・スニョンはもう一人の容疑者、チョン・ボンジュを追う。彼女、なんと会社を休んでるんだ。スニョンが聞き込みを続けると、ボンジュの友人ムンジンが入院しているっていう情報を掴む。どうやらゴルフ場のカート事故で怪我をしたらしい。しかも、客から1億ウォンの賠償金を請求されてたんだ。

スニョンはピンとくる。ボンジュが会社の金で友人の賠償金を立て替えたんじゃないかって。金額もピッタリ1億ウォンだしな。

自首した女と、暴かれた巨悪

スニョンの読みは当たってた。なんと、チョン・ボンジュ本人がソウルに現れて、ジュノに会いたいって指名してきたんだ。彼女、あっさり1億ウォンの横領を認めたよ。もう金は使ってしまったから、刑務所に入る覚悟もできてるって。

ここまでは予想通りだった。でも、話はここで終わらない。ボンジュが、とんでもない爆弾を落とすんだ。10億ウォン横領したら、何年くらい刑務所に入ることになるんですかね?って。

もちろん、彼女がやったんじゃない。会社のトップ、あのイ・ヒョンテクCEOが10億ウォンも横領してたんだ。ボンジュはそれを告発した。ジュノがすぐさまCEOの元へ走る。逃げようとするCEOを捕まえて問い詰めると、ついに観念した。キャディたちが預けていた保証金に手をつけてたんだ。最低だよな。

そもそもCEOが会社の金で事故の賠償を許可してれば、ボンジュも罪を犯さなかった。こんな巨額横領もバレなかったかもしれない。全部つながってたんだ。

会長のテストと、ジュノの選択

事件の裏で、ゴルフ場の買収話も進んでる。買収先のイ・フンミンが出した条件がヤバい。全従業員の解雇。それが買収の条件だって言うんだ。

これ、実はソン・ジェシク会長がジュノを試すためのテストだった。自分の出世のために、ジュノが従業員を平気で切り捨てる人間かどうかを見てたんだ。性格悪いよな、会長も。

ジュノは会長のやり方が許せない。彼は会長が水面下で進めていた別の建設計画を潰すために動く。情報を新聞記者のチ・ヨヌに流して、会長の計画を止めさせたんだ。

正義の代償と、新たな罠

ジュノの行動で、会長の野望は阻止された。でも、当然タダじゃ済まない。会長の怒りを買って、ジュノの昇進の道は完全に閉ざされた。まあ、そうなるよな。

横領事件は、ボンジュが解雇されるだけで済んだ。CEOの巨額横領も明るみに出た。これで一件落着かと思ったんだ。

甘かった。ジュノがオフィスに戻る前に、彼の私物はすべて撤去されてた。そしてスニョンが彼に一枚の紙を渡す。監察の通知書だ。容疑は未公開情報を利用した株取引。完全に誰かが仕組んだ罠だ。正義を貫いた結果がこれかよ。最悪の形で10話は終わった。

今回の感想

いやー、今回はマジで息つく暇もなかったな。ジュノの正義感が裏目に出る展開は、見ていて本当に胸が苦しくなったよ。普通さ、目の前に出世っていうニンジンをぶら下げられたら、従業員のことなんて考えずに飛びついちゃうだろ? でも、ジュノはそれをしなかった。自分のキャリアを捨ててでも、間違ったことを正そうとしたんだ。その生き方はカッコいい。カッコいいんだけど、見てるこっちとしてはおいおい、大丈夫かよ!ってハラハラしっぱなしだった。

結局、正しいことをしたはずなのに、最後はとんでもない罠にはめられるっていうのがリアルだよな。世の中って、本当に正直者がバカを見るようにできてるのかもって思わされたよ。最後の監察通知のシーンは、こっちまで突き落とされた気分になった。あそこからどうやって這い上がるのか。もう次の回が気になって仕方ない。

つづく