あらすじとネタバレ

サンイングループ、大ピンチ

まず、サンインの株価がとんでもないことになった。例の新聞記事のせいで、株価は急降下。このままだと、4週間でシムール基金に経営権が渡るっていう最悪のシナリオが現実になる。

会長のソン・ジェシクはカンカンだ。イ・ドンジュンを呼びつけて怒鳴り散らす。まあ、ドンジュンの判断ミスもあったから仕方ないけどな。一方で、腹心のハ・テスにはシムール基金を黙らせろって命令する。でも、このハ・テスが裏で何を考えてるか分からないから怖いんだよ。部下には会長はWINDのことなんて気にしてないなんて言ってるしな。

日本へ、逆転の一手を探して

この絶体絶命の状況で、我らがユン・スノが動く。彼が考えた起死回生の策は、問題の自転車会社WINDを上場させること。上場すれば株価は回復するって算段だ。会長もこの提案に乗るしかない。

でも、そのためには自転車の価格を下げないといけない。そのためには、特許を持つ日本の部品メーカーSHIMIZUの協力が絶対に必要になる。そこで、ジュノはオ・スニョン、クァク・ミンジョン、そして新人のチェ・ジンスを連れて日本に飛ぶんだ。

交渉の罠と一筋の光

日本に着いて、早速SHIMIZUとの交渉が始まる。相手はなかなか手強い。こっちの滞在日数を探ろうとしてくる。ジュノは警戒して答えなかった。さすがだよな。

ところが、ここで新人のジンスがやらかすんだ。通訳でついてくれた広瀬さんっていう女性社員に、うっかり帰国日を漏らしちまう。これで、こっちのタイムリミットが相手にバレた。交渉では致命的なミスだ。

最初の交渉は、案の定うまくいかない。割引については上に聞かないとなんて言って、時間を稼ぐ気満々だ。ホテルに戻ってから、ジンスは自分のミスを泣きながら謝罪する。

でも、ジュノはただじゃ転ばない。このミスさえも利用する作戦を立てるんだ。わざとジンスをみんなで叱りつけるフリをして、それを通訳の広瀬さんに見せつける。同情を誘ったところで、すぐに2回目の交渉をセッティングするんだ。

それでも、SHIMIZU側はまだハッキリした返事をしない。完全に足元を見られてる。チームの誰もが焦る中、ジュノは静かに、でも力強く言った。俺たちの最終期限は、SHIMIZU側の最終期限でもある。痺れるだろ? この一言で、まだ逆転のチャンスがあるってことを示したんだ。

第5話の感想

今回は、まさに交渉って感じの回だったな。特に日本での駆け引きは見ていて手に汗握ったよ。新人のチェ・ジンスが大きなミスをしでかすんだけど、これがまたリアルなんだ。誰だって最初は失敗する。でも、その失敗をチームでどう乗り越えるか、そしてリーダーのユン・スノがどう活かすのかが見どころだった。

ジュノがジンスを責めるんじゃなくて、そのミスを逆手に取る作戦を立てたところは、本当にクレバーだと思った。普通ならパニックになるところを、彼は常に二手三手先を読んでる。あの冷静さは、現実のビジネスでも見習いたいよな。

あと、通訳の広瀬さんっていうキャラクターも面白かった。親切そうに見えるけど、しっかり情報を会社に流してる。敵か味方か分からない、ああいう存在が物語に深みを与えてる。最後のジュノのセリフで、次回への期待が一気に高まった。本当に続きが気になる終わり方だったよ。

つづく