まさかの情報漏洩?末端同士の意外な絆

まず動いたのは、チームの若手チェ・ジンスだ。あいつ、SHIMIZUの担当者、広瀬に接触したんだよ。二人とも会社じゃ一番下っ端で、しかも同じ大学出身だったことがわかる。こういう共通点って、一気に距離が縮まるよな。

広瀬は、ジンスが純粋な奴だからって、結構ヤバい内部情報を話しちまう。SHIMIZUが本社を東京に移転する計画があること。今月中に東京行きの人事が決まること。広瀬の上司が東京に行く可能性が高いこと。そして、契約金の入金が来月末だと、人事決定後になっちまうこと。これ、交渉の前提が全部ひっくり返るレベルの情報だぜ。広瀬も、前にジンスたちを騙した罪悪感があったんだろうな。

ジュノ、逆転の一手は金の力

この情報を聞いたユン・スノは、すぐに動く。ジュノのすごいところは、この判断の速さだよな。奴は、前払い金を増額して、今月中に支払うって策に出る。でも、会社にそんな金はない。

そこでジュノは、オ・スニョンに指示を出す。CFOのハ・テスをすっ飛ばして、会長のソン・ジェシクに直接、資金援助を頼めってさ。スニョンは会長室に乗り込んで、ジュノの案だと伝えて金を引っ張ってくる。このへんの根回しと度胸がえぐい。当然、ハ・テスはブチ切れるけど、ロビーで偶然会ったんでで押し通すスニョンも大したもんだ。

その頃、ジュノは日本でSHIMIZUの吉田部長に会ってた。契約金の20%を今月中に払うと提案。その代わり、注文数を変更して割引を適用させろって交渉も同時に進めてた。どこまで先読んでるんだか。

土壇場での契約拒否!職人の意地

だけど、そう簡単にはいかない。社内ではハ・テスが、イ・ドンジュンを追い落とすために理事会を画策してる。ジュノの過去の失敗まで持ち出して、敵を増やそうと必死だ。

その嫌な空気が日本にも伝わったのか、契約は調印の直前でひっくり返る。SHIMIZUの職人、内藤が一度約束を破った会社は信用できないって言い出したんだ。彼のこの一言で、すべてがパーになりかける。

韓国へトンボ帰り!一枚の写真が起こした奇跡

普通ならここで心が折れる。でもジュノは違う。チームを連れて内藤の工場に直行するも、門前払い。ここでジュノは、ある写真のことを思い出す。

次の瞬間、あいつ、韓国に飛んだんだぜ。信じられるか?たった一枚の写真と、スニョンが書いた手紙を受け取るためだけに、日本と韓国をトンボ帰り。その執念が、頑固な職人の心を動かした。内藤は写真を見て、過去の誤解が解けて感動する。こうして、一度は完全に終わったと思われた契約が、奇跡的に復活したんだ。

痛快!理事会殴り込み

そして、最高のクライマックスが待ってた。

ジュノが日本で死闘を繰り広げてる間、韓国のサンイングループ本社では、ハ・テスたちがイ・ドンジュンを理事会で吊し上げてた。まさに、ドンジュンのクビが飛ぶ寸前、表決が始まろうとしたその時だ。

会議室のドアが開き、ジュノが入ってくる。契約、成功しました。この一言で、場の空気は凍りつく。さっきまで勝ち誇ってた理事たちの顔が、一瞬で真っ青になるんだ。ドンジュンは何も言わずに席を立つ。それが、何より強烈な平手打ちになった。

今回のエピソード、ぶっちゃけどうだった?

いや、マジで神回だったな。特にユン・スノの執念には脱帽だよ。契約を断られたからって、写真一枚のために韓国まで日帰りするか、普通。でも、そのありえない行動力こそが、人の心を動かすんだってことを見せつけられた感じ。チェ・ジンスと広瀬の関係が、まさかこんな重要な鍵になるなんて思わなかった。一番下の立場の人間が、会社の運命を左右する情報を動かすって展開がリアルで熱いよな。

そして何より、最後の理事会のシーン!あれはスカッとした。悪役たちが追い詰めたと思った瞬間、ヒーローが登場して全部ひっくり返す。王道だけど、これ以上ないくらい気持ちいい逆転劇だった。イ・ドンジュンが無言で去っていく背中が、すべてを物語ってたな。ただ、最後の最後で会長の借金っていう新しい問題が出てきた。一難去ってまた一難。休ませてくれる気はまったくないみたいだ。

つづく