会長のデカい借金と謎の使い道

ユン・スノがチームの連中に、とんでもない資料を見せるんだ。ソン会長が、会社の株を担保にして500億ウォンも借りてたっていう内容。しかも金利が10%っていう、ありえない高さ。会長ほどの金持ちが、なんでそんな危ない橋を渡るのか。チームのみんなも首をかしげる。ジュノが言うには、会長の資産はほとんどが自社株。現金で500億なんて持ってないのが普通らしい。 だとしたら、ますます怪しいよな。

そんな中、会長室に呼び出されたのがジュノ、ライバルのハ・テス、会長の右腕イ・ドンジュンの3人。案の定、話は借金の返済について。期限はもう目前に迫ってる。 会長は株を売って返済するつもりらしいけど、ジュノはそれに反対。 今、市場はサンイングループの経営を疑ってる。そんな状況で会長が株を売れば、株価は暴落して会社が危うくなる。 ジュノは会長に単刀直入に聞いた。その500億、何に使ったんですか?。会長は最初、激怒した。お前が知る必要はないって感じで。 でも結局、リゾートを買ったと白状するんだ。

絶対に売れないリゾート

じゃあ、そのリゾートを売って金を作ればいい。ジュノはそう提案する。すると会長はまたキレるんだ。売っていいものと、絶対に動かせないものがあるって言って、ジュノを黙らせる。 一体どういうことだよ。

一方で、ハ・テスはもっと金利の低いところに借り換えて返済しましょうっていう、その場しのぎの案を出す。 会長は、この件をジュノとテスに任せて、どっちの案がいいか競わせることにした。

ここからがジュノの腕の見せ所。彼はチームのクァク・ミンジョンが同僚からもらった済州島土産のクッキーを見て、ピンとくる。会長が買ったリゾートは済州島にある、と。そこから情報をたぐり寄せて、リゾートの名前がDADOだと突き止めるんだ。

謎の女、ソン・ジオ登場

ジュノはすぐにチームを済州島に派遣する。そこでミンジョンたちが出会ったのが、ソン・ジオっていう不思議な女性。彼女はDADOリゾートに1年も住んでるらしい。 そして後から分かった衝撃の事実。このリゾートの本当の所有者はソン会長じゃなくて、このソン・ジオだった。しかも彼女は、ソン会長の娘。

遅れて済州島に着いたジュノは、ジオに会ってストレートに切り出す。このリゾートを売りたいんです。するとジオは、ニコニコしながらこう答えた。売るつもりはありません。 リゾートの経営は火の車なのに、この余裕。この女、ただもんじゃない。

第7話の感想、ちょっと語らせて

いやー、今回は話が大きく動いたな。ソン会長が抱えた500億の借金問題から始まって、まさか会長の隠し子(?)疑惑にまで発展するとは。会長が頑なにリゾートの売却を拒んだのは、娘のためだったってことか。自分のプライドと会社の危機、それに娘への想いが絡み合って、事態をややこしくしてる。ユン・スノの推理力も相変わらずキレッキレだった。お土産のクッキーからリゾートの場所を特定するなんて、探偵みたいだよな。根本的な問題解決を目指すジュノと、その場しのぎのハ・テスとの対立も、よりはっきりしてきた。そして何より、新しく出てきたソン・ジオ。彼女が不気味すぎる。終始笑顔なのに、何を考えてるか全く読めない。経営が傾いてるリゾートを売らないって言い切るあたり、相当な覚悟か、あるいは何か裏があるのか。彼女が今後の展開の鍵を握るのは間違いない。単なる企業ドラマじゃなくて、家族の問題も絡んできたことで、一気に深みが増した回だった。

つづく