あらすじとネタバレ

腹黒いハ・テスの浅知恵

話はDADUリゾートから始まる。オーナーの娘、ソン・ジオはニコニコしてるけど、目は笑ってない。リゾートは売らないの一点張りで、現場はピリピリだ。

その裏で、ハ・テスがコソコソ動いてた。会長がリゾートを買うために借りた金の返済で、シムルって会社から追加で550億ウォンを借りようと交渉するんだ。でも、足元を見られて金利を10%から15%に上げられちまう。ハ・テスは独断で決められないけど、相手はじゃあ、この話はなしだって態度だから、渋々OKする。

ここからがハ・テスの汚いところだ。シムルの担当者に裏で連絡して、わざと金利を18%まで吊り上げさせる。で、自分が交渉して15%に下げたように見せかけて、会長に恩を売ろうって魂胆だ。ところが、会長は15%なんて高すぎる!って一蹴。ハ・テスの計画はあっけなくパーだ。ダサいよな。

崖っぷちのユン・スノとソン・ジオの告白

ユン・スノは別のルートで動いてた。リゾートから車で5分の距離にあるドルフィンホテルと交渉して、600億ウォンで売るっていう話までこぎつける。でも、ホテル側の条件はソン・ジオの同意を取り付けてからまた来てくれ。結局、一番の難関は彼女の説得なんだよな。

そんな中、とんでもないニュースが飛び込んでくる。会長が、ユン・スノたちが自分に黙ってリゾートで動いてることを知って、怒りのあまり倒れて入院しちまったんだ。イ・ドンジュンからユン・スノに電話が入る。お前ら、辞表の準備しとけよ。M&Aチームは一気に解雇の危機だ。

同じ頃、チームの一員クァク・ミンジョンは、自分がクビになるって話を聞いて落ち込んでた。彼女はひょんなことからソン・ジオと話すようになる。最初は恵まれてるのに何が不満なんだくらいに思ってたミンジョン。でも、ユン・スノからソン・ジオが病気だってことを聞かされる。

ソン・ジオは、自分が癌で、一度手術したけど再発したことを打ち明けるんだ。もう手術はしたくない。このリゾートで、幸せに死にたいの。だからリゾートは売れない、って。こんな重い告白、聞いてるこっちも辛くなる。ミンジョンは、何も知らずにきついことを言った自分を謝るしかなかった。

一通の手紙がすべてを変えた

もう万策尽きたかと思われた。でも、事態は意外な方向へ動く。

ソウルに帰る前、クァク・ミンジョンはソン・ジオに手紙を書いて残してたんだ。その手紙を読んだソン・ジオの心が動いた。彼女は父親のソン・ジェシクに電話する。リゾートを売る。私も手術を受けるって。

決め手になったのは、ユン・スノが契約書に加えたある特約条項だった。

ソン・ジオが現在住んでいる123号室は、彼女が亡くなるまで無条件で永久に貸し出すものとする。

この一文が、彼女に生きる希望を与えたんだ。 この部屋にずっと住むために、長く生きなきゃ。そう思えたんだよな。死ぬための場所だったリゾートが、生きるための場所になった瞬間だ。

ユン・スノへのとんでもない提案

娘の心を変え、命を救ったユン・スノに、父親のソン・ジェシクは深く感謝する。そして、とんでもない提案を口にするんだ。

君、うちの役員にならないか?。

この一件で大きな恩を感じたソン・ジェシクからの、まさかのスカウトだ。ユン・スノの答えは、次回に持ち越し。いやあ、最後まで目が離せない展開だったな。

感想

今回は、ただの買収劇じゃなかった。一人の女性の命と尊厳がかかった、めちゃくちゃ人間くさい交渉だったな。ハ・テスみたいに自分の利益しか考えない奴がいる一方で、クァク・ミンジョンみたいに相手の心に寄り添おうとする人間もいる。その対比がすごくリアルだった。ソン・ジオのここで幸せに死にたいっていうセリフは、正直胸に刺さったよ。でも、最後の最後で生きるための特約条項っていう希望を見つけたのが、本当に良かった。ただの契約書の一文が、人の命を救う力を持つなんて、脚本がうまいよな。そして最後の役員へのスカウト。ユン・スノは一体どうするのか。彼の次の一手が気になって仕方ない。

つづく