ヘの壮絶な過去が明らかに

今回は、ソヌ・ヘの子供時代から話が始まる。島での映画撮影で偶然子役の代役に選ばれたのが、彼の人生の始まりだった。

ヘの演技は周りの大人たちを驚かせ、家族はソウルに引っ越す。でも、ここからが地獄の始まりだった。ヘが稼ぐ大金に母親が執着し始めて、親子関係はどんどんおかしくなっていく。

あげくの果てに、ヘをデビューさせた監督に母親が詐欺に遭い、一家は莫大な借金を背負うことになる。これに耐えきれなくなった母親は、自ら命を絶ってしまった。葬式でたった一人、カメラのフラッシュと借金取りに囲まれるヘの姿は、見ていて本当に胸が痛い。

過去のスキャンダルと現在の決意

ヘの過去が週刊誌にすっぱ抜かれて、モ・テリンのイメージまで危うくなる。会社の代表でソクジュの母親でもあるピルドは、記事をもみ消そうと動く。それでもヘは、ドキュメンタリーの撮影を続けると決めた。

その夜、ヘの妹ヌリがとんでもないことを思い出す。ソン・ジェヨンは、高校時代にヘが好きだと告白した相手だった。

恋の四角関係、ついに始動?

テリンが突然ヘの花屋に押しかけてくる。そこに偶然ソクジュも通りかかり、結局3人でジェヨンも呼び出すことに。ちょっとしたイタズラで4人が集まる展開は、なかなか面白い。ここで、ソクジュがヌリの家庭教師をしていることもわかる。みんな、意外なところで繋がってるんだな。

島で二人きり、運命の夜

ドキュメンタリーの撮影で、ヘとテリンは島へ向かう。ビーチでの撮影後、翌日は植樹をする予定だった。ところが、許可が下りずに撮影隊は撤収することに。

ヘは一人で残って木を植えると申し出る。一方、ジェヨンは領収書の回収で島に来ていたが、悪天候で船が欠航。結局、ヘとジェヨンが島に二人きりで取り残されてしまう。

雨宿りのために見つけた場所には、部屋が一つしかない。気まずい空気の中、二人は同じ部屋で夜を明かすことになる。翌朝、ジェヨンは自分がヘを後ろから抱きしめて寝ていることに気づく。恥ずかしさのあまり、ヘをベッドから蹴り落とすシーンは笑える。

ついに、想いが通じる瞬間

なんとか植樹を終えて帰ろうとする二人。でも、今度は車が故障してしまう。立ち往生する車内で、ジェヨンはヘになぜドキュメンタリーの出演を決めたのか尋ねる。

するとヘは、ついに本心を打ち明ける。君のそばにいたかったから。それは、昔ジェヨンに告白した時と同じ言葉だった。

その瞬間、ヘはジェヨンに顔を近づけ、二人は初めてキスをする。

感想

いやー、今回はすごかった。ヘの重すぎる過去が明かされてどうなるかと思ったら、後半は一気にラブコメ全開。島に取り残されて相部屋なんて、王道だけどやっぱりドキドキする。過去のトラウマを抱えながらも、ジェヨンの前では素直になろうとするヘの姿が健気だ。そして、最後のキスシーン。ヘが高校時代と同じ言葉で告白してからのキスは、完璧すぎる。ジェヨンもずっとヘを意識していたのが見え見えだったから、見てるこっちがニヤニヤしてしまう。これから二人の関係がどうなるのか、本当に楽しみだ。

つづく