気まずい帰り道と、二人の過去
ソウルに帰る途中、ヘがいきなりジェヨンに付き合ってみる?とか言い出すんだよ。こっちはおお!ってなるけど、ジェヨンは固まっちゃう。考える時間がほしいって、そりゃそうだよな。気まずい空気のまま、二人はソウルに戻る。
ジェヨンは一人になって考え込む。もし告白してきたのがヘじゃなくて、あのソクジュだったら?いや、他の男だったら絶対ありえない。ヘだから、こんなに心が揺れるんだって、自分でも分かってるんだよな。
一方、ヘの方はというと、番組が無事に終わって一息。と思いきや、病院から電話がかかってくる。定期的な血液検査の結果、血に異常が見つかったから再検査に来てくれって。なんか不穏な空気が漂い始める。
そんな中、ヘはジェヨンを呼び出す。契約書を渡したいっていう口実でね。で、結局二人で映画を観て、一緒にご飯を食べることになる。
食事の席で、ジェヨンが重い口を開く。実は子供の頃、ヘに会ったことがあるって。母親のせいで同じ演技教室に通わされてたらしい。一度、勇気を出してヘに花束を渡した。でも、ヘはその花束をゴミ箱に捨てたんだってさ。
二度目の告白と、すれ違う想い
ヘは全然覚えてない。当時の自分は病気で病院を行ったり来たりしてたから、記憶が曖昧なんだと謝る。その話を聞いて、ジェヨンも少し心が動いたみたいだ。
帰り道、ヘはジェヨンを家まで送る。そして、今度はヘの方からジェヨンに花束を渡すんだ。あの番組に出たのは君がいたからだって、ストレートに告白して、もう一度付き合ってほしいと伝える。
でも、ジェヨンの答えはノー。まだ心の準備ができてないって。うーん、もどかしい!
その頃、ジェヨンの親友テリンは会社を辞める準備を進めていた。CEOと揉めて独立したハンナ監督の新しい会社に移るつもりらしい。テリンはジェヨンにも一緒に来ないかと誘うけど、ジェヨンは断る。それでも、テリンの決断は尊重するって伝えるんだ。二人の友情もいいよな。
テリンは会社でソクジュと会う。彼女は高校時代、ビルの屋上から飛び降りようとしていたところをジェヨンに助けられたことを思い出す。そして、その頃ラジオから流れてきたソクジュの綺麗な声に聞き惚れていたことも。いろんな過去が繋がってくる。
作家ソヌ・ヘの正体
場面は変わって、ヘの家。出版社から高級な梨が届く。ここで、ヘが昔、作家だったことが分かる。彼の本はめちゃくちゃ売れたのに、不公正な契約のせいで、彼自身にはほとんど金が入らなかった。だから執筆をやめてしまったんだ。
翌日、ジェヨンは会社の会議に出る。そこで、ヘが書いた本の映画化権の延長に、作者本人の承認が必要だと知らされる。しかも、会社側も彼が不当な契約の被害者だったと認識していて、今回は市場価格の2倍の契約金を提示して、問題を解決しようとしていた。
誰もその作家がヘだとは知らない。ジェヨンは私がやりますと手を挙げる。
早速ジェヨンがヘに頼むと、ヘはあっさりOKする。問題解決かと思いきや、次の日、職場で事件が起きる。同僚がヘの悪口を言っているのをジェヨンが聞いてしまい、口論になる。その瞬間、当のヘ本人が現れて二人の間に割って入る。ここで5話は終わり。いやー、いいとこで終わるよな!
感想
いやあ、今回の5話は情報量が多かったな。ヘとジェヨンの関係が進みそうで進まない、このじれったさがたまらない。子供の頃の花束のエピソードは切なかった。ただの思い出話じゃなくて、今の二人の関係に影を落としてるのがリアルだよ。ヘが覚えてないのも、病気が理由っていうのがまたやるせない。
それと、ヘの健康問題っていう新しい爆弾が投下された。ただの恋愛ドラマじゃないぞっていう制作陣の声が聞こえるようだ。作家だった過去とか、不当な契約とか、ヘの背負ってるものがどんどん明らかになってきて、キャラクターに深みが増した感じ。テリンの退社とか、彼女とジェヨンの過去も絡んできて、人間関係がどんどん複雑になっていくのが面白い。
最後のシーンは最高だったな。ジェヨンが自分のために戦ってるところに、ヒーローみたいにヘが登場するんだから。これはもう、惚れてまうやろ!って感じ。次がどうなるか、本当に気になる回だった。
つづく

