あらすじとネタバレ
ヘの正体とジェヨンの停職
物語は、ジェヨンが同僚から暴力を受けている場面から始まる。そこにヘが割って入り、ジェヨンを助けるんだ。ちょうどその時、ピルドCEOも現れる。彼女はヘを見て、彼があのベストセラー本の著者だと気づく。
その後、ジェヨンは以前の騒動が原因で会社から停職処分を受けてしまう。予想外に時間ができた彼女は、ハンナ監督のオフィスを訪ねる。すると、そこにはテリンもいた。
それぞれの思惑
一方で、テリンはピルドと契約更新の話し合いをしていた。会社を辞める可能性をちらつかせ、揺さぶりをかける。会議の後、彼女はソクジュと出くわし口論になる。彼の親切の裏に何かあるんじゃないかと疑っているんだ。イライラしたテリンは、その足でヘの花屋に向かう。
同じ頃、ジェヨンは運転免許の試験に落ち続けているソクジュに運転を教えていた。
明かされる過去とヘの病
ヘは父親から子供の頃のアルバムを受け取る。懐かしい写真を見て、感傷に浸るんだ。後でソクジュに頼んで、こっそり実家に戻してもらう。
ヘは健康診断を受けたり、ソクジュの新しい音響システムの設置を手伝ったりする。その時、二人は自分たちの親同士に過去があったことを知ってしまう。ヘの父親がどうして島に来て、ピルドと結婚することになったのか。ピルドの威圧的な態度は今も変わらない。
ヘは一人で海辺へ行き、亡き母親を思い出す。ここで、衝撃の事実が明かされる。過去の回想シーンで、ヘが医師からアミロイドーシスという病気だと診断されていたことがわかる。この病気は、いつ命を落とすかわからない。明日かもしれないし、数年後かもしれない、そんな不確かな状態なんだ。
ジェヨンの告白
ヘが家に帰ると、ジェヨンが彼を待っていた。彼女はついに自分の気持ちを固めた。そして、ヘに愛を告白する。 好きだよこの言葉で、第6話は幕を閉じる。
感想
いやあ、今回は情報量がすごかった。特にヘの病気が明かされたのは衝撃だったな。アミロイドーシスっていう、いつどうなるか分からない難病を抱えていたなんて。これまで彼が見せてきた、どこか達観したような、物事に執着しない態度の理由が少しわかった気がする。自分の命の期限が不確かだからこそ、一日一日を静かに、大切に生きていたのかもしれない。
そんなヘの状況を知らないまま、ジェヨンがついに告白したのがまた切ない。彼女も色々悩んで、やっと自分の気持ちに正直になれたんだ。そのまっすぐな告白が、ヘの心を少しでも軽くしたんじゃないかな。ラストシーンでヘが見せた笑顔が、そう思わせてくれた。
テリンの孤独や焦りも見ていてつらい。彼女も彼女で必死なんだろう。親世代の過去も絡んできて、物語が一気に深みを増した回だった。これから、ヘとジェヨンの関係がどうなっていくのか。ヘの病気が二人にどう影響するのか。本当に目が離せない。
つづく

