今回はマジで感情がジェットコースターみたいだったぜ。料理対決のハラハラからの、まさかの急展開。俺もソファからずり落ちそうになったよ。
料理対決、絶体絶命!
まず始まったのが、ジヨンとベテラン料理人、オム料理長、メン料理長の三つ巴の料理対決だ。テーマは親孝行。使う食材は豆腐とテンジャン(韓国の味噌)。ジヨンは、親父さんがよく作ってくれた思い出の味、テンジャンパスタで勝負しようと決める。いい話じゃないか。
でも、宮廷ってのはそんなに甘くない。対決が始まった途端、オム料理長とメン料理長が、まともな食材を全部持っていくんだ。ジヨンに残されたのは、ぐちゃぐちゃの豆腐と、ほんの少しのテンジャンだけ。これ、ただの料理対決じゃなくて、完全なイジメだろ。ジヨンはなんとか、最近この国に入ってきたばかりのほうれん草を確保する。
逆転の一手は思い出の味
ここで助け舟を出したのが、ユン内官だ。彼はジヨンにテンジャンを分けてくれる。最高級品じゃないけど、無いよりはマシだ。彼はジヨンに、インジュ大妃の秘話を語り始める。大妃の母親が、宮殿に入る娘のために最後に作ったのがテンジャンチゲだったこと。そのスープには、誰も再現できない爽やかなうま味があったらしい。
この話を聞いて、ジヨンは閃く。パスタじゃない、スープで勝負だ!と。調理を進めるうちに、ジヨンはあの爽やかなうま味の正体に気づく。でも、その食材が厨房にない。外に取りに行こうとするけど、衛兵に止められてしまう。万事休すか。
そこに現れたのが、王様イ・ホンだ。行かせてやれと一言。ただし、もし負けたら、お前の両腕を切り落とすというヤバい条件付きで。時間が惜しいジヨンは、相棒のギルグムに食材調達を託す。ギルグム、走る!でも、途中でカン側室の侍女チュウォルに突き飛ばされて妨害されるんだ。最悪だ。それでもギルグムは、なんとか食材の入ったカゴをジヨンに届ける。よくやった!
勝負の行方と王の裁き
いよいよ審査の時間だ。メン料理長は魚で包んだ餃子。みんな絶賛するけど、イ・ホンはテンジャンをつけダレにしか使わなかったのが残念だとチクリ。次にオム料理長は、豆腐を使ったスープ料理。これも好評だ。
そして、ジヨンの番。彼女が出したのは、なんとテンジャンチゲとご飯だけ。王族たちはこれだけ?って顔をする。でも、スープを一口飲んだ瞬間、全員の顔色が変わる。特にインジュ大妃は、母が作ってくれた最後の食事を思い出して、涙を流すんだ。あの爽やかなうま味の秘密は、アサリだった。ジヨンはさらに、ほうれん草が大妃の健康に良いと説明して、完全に心を掴む。
結果はもちろん、ジヨンの圧勝だ!でも、イ・ホンは約束を忘れていなかった。負けた二人の腕を切り落とせと命じる。空気が凍りつく。その時、ジヨンがイ・ホンの前に立ちはだかる。料理人の腕を切り落とすのは、その命を奪うのと同じです。カッコよすぎるだろ、ジヨン。大妃も助け舟を出し、みんなが慈悲を乞う。イ・ホンは一瞬めまいを起こすけど、なんとか持ちこたえ、二人を許すことにした。
それぞれの思惑と王の秘密
ジヨンが勝利の裏で、宮殿の闇はうごめいていた。カン側室はジヨンを敵視し、ジェサン大君はイ・ホンを暗殺するために刺客を雇っていた。その刺客が、あの仮面の男、つまりコンギルらしいことが匂わされる。ギルグムが助けられたのは、コンギルのおかげだったんだ。
一方、王イ・ホンは深刻な発作に苦しんでいた。周りの人間すべてに当たり散らす危険な状態だ。その知らせを聞いたジヨンは、彼を慰めるために、今度こそあのテンジャンパスタを作る。イ・ホンはジヨン以外の全員を部屋から追い出し、一人でパスタを食べる。そして、少しだけ穏やかな表情を取り戻すんだ。
未来と消えたマングンロク
ジヨンはイ・ホンに、自分が未来から来たこと、そして帰るためにはバッグの中にあるマングンロクという本が必要だと再び話す。イ・ホンは自分の未来を教えてくれと頼む。でも、ジヨンはためらう。彼の未来は、母の死の復讐を果たした甲申の士禍、そしてその後にクーデターで王位を追われるという悲劇的なものだったからだ。
その後、イ・ホンはその日の出来事を日記に記す。彼はジヨンの本の名を思い出し、自分の日記にマングンロクと名付けた。その瞬間、ジヨンのバッグの中にあったはずの、オリジナルのマングンロクが忽然と消えてしまう。一体どういうことだ?
そして、まさかのキス
最悪のニュースが飛び込んでくる。イ・ホンの母の死の真相を知る役人が暗殺された。怒りと絶望で、イ・ホンは酒に溺れる。ジヨンは彼のために夜食を作るよう命じられる。彼女が料理を運んでいくと、酔ったイ・ホンは彼女を強く引き寄せ、キスをする。
今回の感想
いやー、今回はマジで神回だったな。料理対決のパートは、ジヨンの機転と度胸が光ってて最高にスカッとした。ただの料理ドラマじゃなくて、宮中のドロドロした権力争いとか、サスペンス要素がどんどん濃くなってきてるのが面白い。イ・ホンも、ただの怖い暴君じゃなくて、母親を失ったトラウマとか、王としての孤独を抱えてる一人の人間なんだってことが見えてきて、ちょっと同情しちまうよな。ジヨンが作る料理が、彼の固く閉ざした心を少しずつ溶かしていく感じがたまらない。そして最後のキス! あれは反則だろ! 酔った勢いとはいえ、二人の関係がどうなっちまうのか。コンギルの正体とか、消えたマングンロクの謎とか、気になる伏線が多すぎて、来週までどうやって待てばいいんだよ!
つづく