今回の『暴君のシェフ』第7話、もう観た? いやー、今回はマジでてんこ盛りだったよ。ラブコメかと思いきや、ガッツリ命がけのサスペンス。さっそく語っていこうぜ。
あらすじとネタバレ
圧力鍋を作ろう!
物語は、ジヨンが料理対決の準備をするところから始まる。3回戦のテーマはスープ。そこで彼女が考えたのがオゴルゲ・サムゲタンだ。でも、ただのサムゲタンじゃない。この時代には存在しないはずの圧力鍋を使って、最高のスープを作る計画なんだ。
そのために、朝鮮時代の天才技術者チャン・ヨンシルの子孫を探し出すことになる。名前はチャン・チュンセン。この男が、なかなかのクセ者だった。
王様のヤキモチとお忍び旅行
ジヨンはチュンセンに会うため、そして新鮮な食材を手に入れるため、宮殿の外へ出る許可をもらう。イ・ホンは護衛としてソンジェを付けるんだけど、これが気に入らない。ジヨンとソンジェが二人きりで旅をする。その光景を想像しただけで、もう嫉妬が隠せないんだ。
結局、王様自身が庶民のフリをして、こっそり後を追うことにした。分かりやすすぎるだろって思うよな(笑)。でも、そこが彼の可愛いところでもある。
王族嫌いの頑固な職人
一方、王が宮殿を留守にした。この絶好の機会を、ジェサン大君が見逃すはずがない。彼は密かに訓練していた部隊に、ジヨンを殺害するよう命令を下す。物語が一気にきな臭くなってきた。
ジヨン一行は、ついに目的の人物チャン・チュンセンの家にたどり着く。でも、このチュンセンは王族が大嫌い。昔、先祖が王家に利用された挙句、捨てられたと思ってるんだ。だから、協力なんてまっぴらごめんだと、ジヨンたちの頼みを一蹴する。
故郷の味で心をつかめ
交渉が難航する中、雨が降ってきた。これがジヨンにひらめきを与える。彼女はチュンセンの家のすぐ外で、彼の故郷である釜山地方の料理東莱パジョンを作り始めたんだ。雨の日に食べるチヂミって、なんであんなに美味いんだろうな。
いい匂いに誘われて、チュンセンが家から出てくる。ジヨンはこのチャンスを逃さない。彼の先祖が、未来の世でどれだけ尊敬されているかを熱く語ったんだ。その情熱が頑固な職人の心を動かした。チュンセンはついに、圧力鍋の製作を引き受けてくれた。
迫りくる魔の手
ジヨンたちが圧力鍋の完成を待つ間にも、宮殿では様々な思惑がうごめいていた。ジェサン大君と取引した明の料理人ヤ・フェイシュウは、手に入れた唐辛子で対決の準備を進める。カン側室は、コンギルがかつて死んだ少女オクダンの兄だという秘密を突き止める。
そんな中、ジヨンの命が狙われているという情報が、意外なところから味方に伝わる。ソン卿の不穏な会話を、明の料理人タン・バイロンが偶然耳にしたんだ。彼は正々堂々戦いたいと思っていた。だから、この情報をこっそりオム料理長たちに流す。話はすぐにソンジェに伝わり、彼はジヨンを救うため、すぐさま馬を走らせた。
絶体絶命の危機
そして、料理対決の朝。チュンセンは約束通り、見事な圧力鍋を完成させた。でも、その喜びも束の間、家はジェサン大君が放った刺客たちに完全に包囲されていた。
チュンセンが作った警報装置のおかげで奇襲は免れたけど、激しい戦いが始まる。イ・ホンは俺の後ろに隠れろと、身を挺してジヨンを守る。大乱闘の最中、ジヨンは完成したばかりの圧力鍋の蓋を失くしてしまうんだ。チュンセンは蓋は必ず届ける!と叫び、ジヨンたちを逃がした。
刺客の追撃は執拗で、もうダメかと思われたその時、ソンジェが駆けつけた。彼の登場でなんとか危機を脱したけど、ジヨンは戦いの中で手を負傷し、気を失ってしまう。目を覚ました彼女は、怪我のことなど気にも留めず、対決のために宮殿へ急ぐと強く主張する。本当にタフな女性だよ。
感想
今回の第7話は、物語が大きく動いた神回だったな。イ・ホンの嫉妬から始まったお忍び旅行が、まさかあんな命がけの逃避行になるなんて。王様がただの暴君じゃなくて、愛する人を守るために剣を抜く一人の男だってことがハッキリした。彼の人間的な魅力が爆発してたよ。
そして、頑固な職人チュンセンを料理で口説き落とす展開は、このドラマらしくて最高だった。ただ、ジェサン大君の陰謀が本格化して、一気に緊張感が増したな。敵だと思っていた明の料理人タン・バイロンが、まさかの助け舟を出すという展開も熱かった。ああいうフェアなライバルは好感が持てる。
ソンジェの登場シーンは、まさに白馬の王子様。彼が間に合わなかったらと思うとゾッとするよ。最後の最後でジヨンが負傷して倒れるシーンは、対決はどうなるんだって、心臓が止まるかと思った。ラブコメ、サスペンス、そして料理。全部の要素が完璧に絡み合った、本当に見ごたえのある回だった。
つづく