あらすじとネタバレ
計画の失敗と新たな疑惑
第10話は、ホジュンがドンヒを怒鳴りつける場面から始まる。ホジュンの計画では、ドンヒはホジュンを軽く傷つけるだけのはずだった。なのに、ドンヒは間違えてチェ・チョル刑事を刺してしまった。大失態だ。ホジュンはドンヒにシン社長のことも問い詰める。
病院では、チョ・フィリップがシン社長に会っていた。フィリップは手伝いたいと申し出る。シン社長は彼を巻き込みたくない。危険すぎるからだ。もしかしたら誰かの命を奪うことになるかもしれない。そう言ってフィリップを遠ざける。
一方、ホジュンはドンヒに昔の話をしていた。すべての始まりはキム・ヨンウという男だったらしい。ヨンウのせいでドンヒの母親は入院することになった。ホジュンはその母親の面倒を見てやった。ドンヒはホジュンに感謝している。ドンヒはホジュンに嘘をつく。事件の夜、チョル刑事が来るとは知らなかった、と。
シン社長の罠
シン社長はチョル刑事に会う。ホジュンとドンヒは、表向きの関係よりもっと深いつながりがあるはずだ。シン社長はそう疑っていた。チョル刑事は昔の捜査記録を思い出す。ドンヒがいた少年院で、ある収容者が死んだ。その時、ドンヒがやったんじゃないかという噂が流れていたらしい。
シン社長は、話があるというホジュンの誘いに乗る。そこで復讐したいとほのめかすと、ホジュンはけしかけてきた。これでシン社長は確信する。彼はキム・スドンのハッキング能力を借りる。ドンヒのスマホに偽のメッセージを送った。口座の金がすべて引き出されたように見せかけるメッセージだ。さらにシンを殺せという追撃のメッセージも送る。
ドンヒはこれを見て慌ててホジュンに見せる。ホジュンは金は無事だと彼をなだめる。今はヨンウを殺すことに集中しろと指示した。シン社長はホジュンを尾行していた。これでドンヒの隠れ家を突き止めることに成功する。
テディベアに隠された証拠
ジウはコンサートの後、母親のマダム・ジュを驚かせようとする。でもマダム・ジュはなぜかパニックを起こす。ジウが傷ついて帰ろうとした時、ヨンウが彼女を掴んだ。ヨンウはジウのテディベアをひったくって逃げる。そのテディベアにはペン型のUSBメモリが隠されていた。中身は、ホジュンがドンヒに殺人を依頼している場面の写真データだ。
ヨンウの最期
チョル刑事は職場に復帰する。まず自分が刺された現場を再調査した。何かがおかしいと感じる。その後、ホジュンの家へ向かうと、ヨンウが彼の郵便受けに何かを入れるのを目撃する。
ホジュンは郵便受けに入っていた脅迫写真を見つける。すぐにヨンウを呼び出した。ヨンウは誰かに尾行されていることに気づく。彼はシン社長に電話して助けを求めた。シン社長はホジュンと会うのを延期しろと助言する。ヨンウはそれに同意した。彼はホジュンの悪事について話す。オリジナルのUSBはマダム・ジュが知る場所にあると伝えた。残念ながら、ヨンウは家に帰る前にドンヒに車で轢かれてしまう。ドンヒはヨンウの上着からUSBを盗んで走り去った。
最後の対決へ
ホジュンはヨンウが死んで、すべて終わったと思っただろう。だが、シン社長からメッセージが届く。オリジナルのUSBは俺が持っている。追い詰められたホジュンは、ドンヒに新しい仕事を依頼する。シン社長の殺害だ。
朝、チョル刑事は防犯カメラの映像をチェックしていた。そこにはヨンウを尾行するドンヒの姿が映っていた。チョル刑事はシン社長が危ないと直感する。
その頃、ドンヒはシン社長の家に忍び込んでいた。彼はガス管を切り、電子レンジを10分後に作動するようセットする。すべて仕掛け終えて振り返った瞬間、シン社長に殴られて気を失った。
第10話の感想
いやあ、今回はシン社長の頭脳戦が冴えわたる回だったな。ただの便利屋の社長じゃない。彼の過去がますます気になってくる。ドンヒを揺さぶるために偽のメッセージを送る手口は、本当に見事だった。相手の心理を読んで、追い詰めていく。まさにプロのやり方だ。
キム・ヨンウがあっけなく死んだのは少し驚いた。彼がもっと物語をかき乱すキーパーソンになると思ってたから。でも、彼の死がシン社長にオリジナルのUSBという最強のカードを渡すことになった。結果的に、彼の死は無駄じゃなかったわけだ。
フィリップとシオンの恋愛パートは、この重い話の中での良い息抜きになってる。安東での短いデートシーンは良かったな。でも、彼らの関係もこれからどうなるか分からない。
最後のシーンは最高だった。ドンヒが家を爆破しようと企むけど、シン社長はすべてお見通し。背後からの一撃でドンヒを倒す。ここで終わるなんて、ずるい!ホジュンとの本当の対決はこれからだ。
つづく


