あらすじとネタバレ
江春リゾート事件、一件落着?
出勤途中のシンが、近所の店主たちのしょーもないケンカに巻き込まれるところから話は始まる。シンは偽の電話で役所が介入するフリをして、あっさり仲裁しちまう。こういうシンの抜け目のなさが、このドラマの面白いところだよな。
チキン店に戻ると、シンはフィリップとシオンに車のドラレコを見せる。そこには例のトラック野郎の顔がバッチリ映ってた。シオンが、前に追いかけてきたチンピラの一人だと気づく。これで話が繋がったわけだ。
シンは旧知の警官、チェ・チョルを訪ねる。この二人、15年前の事件で因縁があるみたいで、チョルはそのせいで左遷されたらしい。シンはチョルにトラック運転手の身元調査を頼む。
その頃、キムプロデューサーはシンから渡されたHIグループの計画ファイルを見て、商人たちとの和解を決める。裏でとんでもない計画が進んでることを知ったんだろう。
シンがウジ虫事件の実行犯ギボムを問い詰めると、驚きの事実が判明する。あいつ、リゾート計画なんて何も知らなかったんだ。ソウルの店の保証金のために、言われるがままやっただけだった。黒幕は別にいるってことだ。
トラック運転手はオ・ジノという男だとわかる。チェ・チョルが追い詰めるが、ジノは少女を人質に取る。15年前のトラウマが蘇るチョルだけど、なんとかジノを確保する。そして、ここからがシンの真骨頂だ。逮捕されたジノに家族のことをチラつかせて脅し、黒幕の情報を吐かせるんだ。正義のためなら手段を選ばない。シンのヤバい部分が見えるよな。
ギボムは盗聴器を仕掛けて、HIグループと繋がってる役人イ・ジェハクとの会話を録音。その音声が暴露番組で放送されて、イ・ジェハク、HIグループのトップ、江春市長の汚職トリオが一斉に逮捕される。この逆転劇は見ていて本当にスッキリしたぜ。
だけど、話はそれで終わらない。シンは、キム判事がHIグループを裁くために、自分を駒として利用したことに気づくんだ。
チキン店の次なる一手
巨悪を暴いて一件落着かと思いきや、チキン店のデリバリー注文がパッタリ止まる。前の注文殺到は、インフルエンサーコッキオのライブ配信のおかげだったんだ。
シンはすぐに行動を起こす。フィリップと一緒にビシッとスーツを着こんで、コッキオの家へ。無料でチキンを提供して、またライブ配信に出演する。この切り替えの早さと行動力がシンの強みだな。その配信をフードの人物が見ていて、シンに気づく。これも不穏な伏線だ。
夜はチームで食事会。シンはシオンに配達を、フィリップにシオンの勉強を見るように提案する。チームらしくなってきた感じがいいよな。
新たな事件の匂い
今度はハッカーのキム・スドンから、ネットフォーラムの悪質な投稿者についての相談が舞い込む。罪を償えという書き込みを繰り返しているらしい。
時を同じくして、ヨンド市長が爆弾を体に巻き付けられて誘拐される事件が発生する。犯人の要求は、あのネットの荒らしと同じ罪を償えだった。
シンはすぐに二つの事件を結びつける。投稿者のイ・サンヒョンの家に行くと、そこはもぬけの殻。でも、爆弾の材料になる硝酸アンモニウムの領収書を見つける。ビンゴだ。
さらに調べると、イ・サンヒョンの過去に、肥料工場が原因の公害事件があったことがわかる。これが彼の動機らしい。
シンは廃墟となった肥料工場へ向かう。そこでイ・サンヒョンと対峙するが、奥から市長の物音が聞こえてくる。警察が工場を包囲する中、シンが外に出てくる。そして、現れた警官ヨンスに向かって、自分が犯人の代理で交渉すると宣言するんだ。このヨンスも、シンの過去を知る人物みたいだ。ここで第2話は終わり。いやー、引きが強すぎる!
第2話の感想
第2話は、前半の江春リゾート事件がスピーディーに解決して、見ていて爽快だったな。悪党たちが一網打尽にされるのは、やっぱり気持ちがいい。シンがオ・ジノを脅して情報を引き出すシーンは、彼の正義のためなら汚い手も使う危うさが出てて、キャラクターの深みが増したと思う。
シリアスな事件解決パートと、チキン店の経営をなんとかしようとするコミカルなパートのギャップがいい味を出してるよな。インフルエンサーに頼って売上を伸ばそうとするあたり、すごく現代的で面白い。
一つの事件が終わったと思ったら、間髪入れずに次の大きな事件が始まる。このテンポの良さが、このドラマの魅力だ。市長誘拐とネットの書き込みが繋がって、犯人の過去の悲劇が見えてくる構成も見事だった。最後の、シンが交渉人になるっていう衝撃の展開と、昔の知り合いらしい警官の登場。続きが気になって仕方ない終わり方だったぜ。
つづく