あらすじ:親友同士の金銭トラブル、その裏に潜む巨大な詐欺
今回は、シン社長とフィリップの元に新しい事件が舞い込んでくる。キム判事が持ってきたんだ。これがまた、なんとも気まずい話でね。
原告と被告は、なんと孤児院時代からの大親友同士。コ・ジェギョンが、大家であるペク・スンムを訴えた。理由は敷金を返してくれないから。ジェギョンはもうすぐ結婚する。だからどうしてもお金が必要なんだ。
一方のスンムは、幼い頃に自分を捨てた母親と最近になって再会した。その母親が、スンム名義でアパートを買ってくれたらしい。ただ、金の管理は全部母親がやってる。スンムは、母親が集めた敷金を投資に使ってるだけだと信じてる。だから、今は返せないの一点張り。
親友同士の間にできた、深くて厄介な溝。シン社長とフィリップは、このこじれた関係を元に戻すため、調停に乗り出すことになる。
ネタバレ:母親の愛情は本物か?暴かれる詐欺計画の全貌
シン社長、詐欺師に接近
シン社長たちは、スンムの母親オ・ミスクが怪しいと睨む。案の定、キム・スドンに調べさせたら、真っ黒だった。ミスクには不動産ブローカーの恋人イ・インチョルがいて、二人で詐欺を働いている。スンムは完全に利用されてるだけだった。
この詐欺師コンビを捕まえるため、シン社長が動く。マダム・ジュの店でパク会長から高級時計と靴を借りた。いかにも金持ちって格好で不動産投資のイベントに潜入する。案の定、インチョルが食いついてきた。VIP向けの投資グループに誘われる。計画通りだね。
シオンの潜入捜査
もう一方では、シオンが大活躍する。マダム・ジュの手で、普段の姿とは全然違う、お嬢様に大変身。ミスクとジェギョンがカフェで会うところに潜入するんだ。
ミスクはジェギョンに一週間待ってと約束する。でも、その直後に恋人のインチョルと合流。フライトを早めて、とんずらするぞと話しているのを、シオンは聞き逃さなかった。
二人が落ち合ったホテルに、今度はフィリップとシオンがカップルのふりをして潜入。隣の部屋まで取った。だけど、ミスクとインチョルの方が一枚上手だった。二人は荷物をまとめて、さっさとホテルから消えてしまった。
悲劇の結末と新たな謎
母親を信じきっているスンムは、ジェギョンにもうすぐ母さんが返してくれると伝える。それどころか、自分の貯金から大金を渡して助けようとさえする。いい奴なんだよ、本当に。ジェギョンも親友を信じて、訴えを取り下げるとフィリップに電話する。
その頃、刑事のチェ・チョルにも動きがあった。ミスクは、自分名義の不動産を全部スンムに移して逃げたんだ。当然、スンムの元には他の住人から敷金返還を求める電話が殺到する。
事態を察したジェギョンは、スンムと連絡が取れなくなりパニックに。フィリップに助けを求め、アパートに駆けつける。そこで見たのは、大量の薬を飲んで意識を失っているスンムの姿だった。
同じ頃、チェ・チョルは匿名のタレコミで手に入れた薬品リストを医者に見せていた。それは、ユン・ドンヒに処方されていた薬と同じだった。健康な人間が飲めば、重い副作用が出るものらしい。ドンヒの奇行は、全部演技だった可能性が出てきた。
そしてラスト。チェ・チョルがシン社長の元へ駆け込んでくる。ユン・ドンヒが病院から脱走しましたこれで6話は終わり。マジかよ!
第6話の感想
今回のエピソードは、二つの話が同時に進んでて見ごたえがあったな。一つはスンムとジェギョンの友情を壊した不動産詐欺事件。もう一つは、シン社長の息子の死に関わるユン・ドンヒの謎。
詐欺事件の方は、とにかくスンムが可哀想で見てられなかった。やっと会えた母親に利用されて、親友との絆まで壊されかけて、最後は命を絶とうとする。信じてたものに裏切られるって、本当にきついよな。シン社長のチームがどうやってこのクズみたいな母親たちに落とし前をつけさせるのか、そこは気になる。シオンの変装と潜入捜査は、ちょっとしたスパイスになってて面白かった。
一方で、チェ・チョルが追う15年前の事件も、ついに核心に近づいてきた感じがする。ユン・ドンヒが薬を飲んでなかったってことは、ずっと正気だったってことだろ?あいつの脱走で、物語が一気に動き出しそうだ。シン社長の過去と、今回の詐欺事件。バラバラに見える点が、これから一本の線で繋がっていくんだろうな。
つづく