第4話のあらすじ(ネタバレあり)
悲しみと覚悟の始まり
物語は、夫のジャンスを亡くしたグァンスクのシーンから始まる。彼女はもうボロボロだ。夫の服の匂いをかいだり、彼が遺した濃いマッコリを飲んだり。そうやって何とか悲しみを紛らわしてる。母親のコン女史は、そんな娘を見ていられない。もうあの家も醸造所も忘れなさいって言うんだ。でも、グァンスクにはまだ無理な話だった。
最悪の再会と新たな火種
一方、LXホテルの会長ハン・ドンソクは腰痛に苦しんでた。これ、前に納骨堂でグァンスクが落ちそうになったのを助けたせいだ。ドンソクは覚えてるけど、グァンスクは全く気づいてない。
そんな二人が、最悪の形で再会する。グァンスクは、ドンソクに破られたウェディングドレスの弁償をしてもらうため、ホテルに乗り込んできた。ドンソクは腰が痛くてイライラしてる。しつこく食い下がるグァンスクに、つい酷い一言を言ってしまう。あんたの旦那も、君みたいな人相手じゃ疲れるだろうなって。この時点では、彼も彼女が未亡人だとは知らない。後で秘書からその事実を聞かされて、ドンソクは自分の言葉の重さに打ちのめされる。
醸造所の方も、大変なことになってた。ライバル会社の社長トッコ・タクが、敵対的買収を企んでる。イーグル醸造所は銀行の借金で潰れるっていうデマを流したんだ。これに焦ったのが、ジャンスにマッコリ代を前払いしてた卸売業者たち。
グァンスク、立ち上がる
トッコ・タクの策略通り、パニックになった卸売業者たちが醸造所に押しかけてきた。彼らはジャンスを詐欺師呼ばわりする。それを聞いたグァンスクが、ついにキレた。ホームレスになったって、夫を詐欺師とは誰にも呼ばせない!彼女の中で、何かのスイッチが入った瞬間だった。
グァンスクは、夫が遺した醸造日誌を見つける。そこには、最高のマッコリを作るための秘訣がびっしり書かれていた。彼女は決意を固める。安定した郵便局の仕事を辞めた。母親が老人ホームに入るために貯めていた預金まで、醸造所に全額投資した。これで母親が筆頭株主だ。もう後には引けない。腕はいいけど辞めようとしていた醸造所長のゴさんを、給料アップを約束して引き留めた。戦う準備は整った。
すれ違いと、ほんの少しの歩み寄り
ドンソクは罪悪感でいっぱいだった。彼は醸造所までやって来る。ドレス代を払い、そして自分の酷い言葉を心から謝罪するために。グァンスクはそんな彼に、夫が作ったマッコリを一本渡す。和解の印、みたいなものかな。二人の間の凍りついた空気が、ほんの少しだけ溶けた。
ラストシーン。グァンスクは一人、醸造所で夫の日誌を読んでいる。彼の夢を守るための戦いは、今始まったばかりだ。
第4話の感想
今回の主役は完全にグァンスクだったな。最初はただ悲しみに暮れる未亡人かと思いきや、夫の名誉を守るためなら全てを捨てる覚悟を見せた。あの決断力はすごい。安定した仕事を捨てて、お母さんの大事なお金まで使っちゃうんだから。普通はできないよ。彼女の行動は衝動的に見えるけど、その根っこにあるのは夫への深い愛情だ。そこが胸を打つ。
ドンソクも、最初はただの嫌な金持ち会長かと思った。でも、自分の過ちをちゃんと認めて謝りに来たのは意外だったな。腰を痛めながらわざわざ醸造所まで来るなんて、根は悪い奴じゃないのかもしれない。この二人の関係がどう変わっていくのか、ちょっと楽しみになってきた。マッコリが二人を繋ぐキーアイテムになりそうだ。
とにかく、グァンスクが夫の夢だった醸造所をどうやって守っていくのか。ここからが本番って感じだ。
つづく