ネタバレ:第10話過去を探して

ヨンヒョンとダジン、願いを巡る亀裂

まずヨンヒョンとダジンのカップルからだ。ヨンヒョンがついにダジンに精霊(ジーニー)の存在をバラす。二人で最高の願いを考えようぜ、なんて持ちかけるんだ。

でも、そううまくはいかない。ダジンは末期がんの父親を助けてほしいって願う。当然だよな。でもヨンヒョンはそれを拒否。自分の願いは譲れないってさ。こいつ、マジで何考えてるんだ。

結局、二人は大ゲンカ。ダジンは離婚まで切り出す。追い詰められたヨンヒョンが何をしたと思う? ジーニーを呼び出して、こう願ったんだ。ダジンがジーニーと願い事に関する記憶をすべて忘れますようにって。

これは最悪の手だろ。相手のためとか言いながら、結局自分がこの状況から逃げたいだけじゃんか。ダジンが可哀想すぎる。

イブリース、封印された記憶の断片

一方、ジョンフン、つまりイブリースは自分の屋敷でイライラしてる。ござを編もうとして手を怪我するんだけど、一瞬で治っちまう。その不死身の体にうんざりしてるんだ。

ここで過去の回想が入る。イブリースが覚えていない、あの夜の出来事だ。ハリドの言葉によれば、イブリースは町中の人間を皆殺しにしたらしい。シャディは息子のハリドにガヨンのことを尋ねる。でもハリドは親父の話そっちのけで、イブリースみたいな力が欲しいとしか考えてない。この親子、全然噛み合ってないな。

イブリース自身も、自分の過去を知りたくてイジラエルの元を訪ねる。壁に刻まれた文字は何なのか。ガヨンへの愛が、彼女を死に追いやったのか。それを問い詰める。でもイジラエルは何も答えない。ガヨンの寿命について触れたら、マジギレされる始末だ。

パングムの秘密、ついにバレる

村では、スンニョの不満が爆発寸前だ。自分の子供たちは会ってもくれないのに、パングムはガヨンのおかげでハワイ旅行。その嫉妬が、彼女を暴走させる。

スンニョは最近うろついてるミジュが、実はパングムなんじゃないかと疑い始める。そして、とんでもない行動に出た。夜中にパングムの家に忍び込んだんだ。

案の定、家にはミジュの姿のパングムがいる。もみ合いになった拍子に、スンニョはパングムの肩にあるほくろを見てしまう。それで全てを確信した。パングムは泣きながら秘密にしてくれと頼む。でもスンニョは嫌悪感を丸出しにして、その場を去っていく。

最悪なことに、この一部始終をジョンフンの部下が聞いていた。スンニョ、マジでヤバいことに首を突っ込んじまったぞ。

ガヨン、真実を求めてドバイへ

ガヨンは、日に日に死の準備を進めるパングムの姿に心を痛めてる。だから気分転換にソウルへ旅行に連れて行く。本当に優しいよな。

でも、ガヨン自身の心は晴れない。イブリースの過去が気になって仕方ないんだ。彼は最後の願いを使ったのか。それを確かめるために、彼女は一人ドバイへ飛ぶ。ジンニーヤに会うためだ。

ドバイでジョンフンに路地裏へ追い詰められる。絶体絶命のピンチ。そこに現れたのがジンニーヤだ。ジンニーヤはガヨンを自分のランプの中に匿ってくれる。

そこでガヨンはイブリースの黄金の怒りについて聞かされる。イブリースがかつて、ガヨンのために一つの都市を丸ごと滅ぼした、と。壁の碑文に書かれていた女性が自分だと知って、ガヨンは少し嬉しそうだった。この子のメンタル、結構タフだよな。

イブリース、過去との対峙

ヨンヒョンの願いを叶えたイブリースは、ドバイのガヨンの元へ向かう。そこで赤い風船を持った少年を見て、イブリースの記憶がフラッシュバックする。

場面は過去へ。そこには昔のガヨンがいる。彼女はイブリースの当時の主人、ムッタリブが最後の願いを使い終わったら、一緒に高麗へ行こうと話している。でも、イブリースは何かを思い出せないまま現在に戻ってしまう。彼はガヨンに過去の俺は、君を裏切ったのかもしれないと告げる。

その夜、二人は砂漠でダンスをする。ガヨンは、自分がずっと思っていたより、もっと前からイブリースを好きだったと打ち明ける。切ないけど、すごくいいシーンだった。

でも、平和な時間は続かない。韓国では、スンニョがパングムの正体をバラす前に殺せ、とジョンフンが命令を下す。

そしてドバイ。イブリースが川面に目をやると、そこに松明を持った少年の姿が映る。振り返ると、そこにいたのは、タバコをふかしながら日陰でくつろぐ、過去の自分自身だった。

第10話の感想:切なさが加速する回だったな

今回はマジで各キャラクターの感情がぶつかり合って、物語が一気に進んだ感じがする。特にヨンヒョンの決断はひどかったな。愛する人の記憶を奪うなんて、一番やっちゃいけないことだろ。自分の弱さから逃げただけ。見ていて本当に腹が立った。

スンニョの暴走もすごかった。嫉妬って怖いよな。でも、彼女のおかげでパングムの秘密が暴かれて、ジョンフンが動き出すきっかけになった。物語を動かす重要な役割を果たしたわけだ。

イブリースとガヨンの関係は、どんどん切なくなっていく。ドバイでの二人の時間は美しかったけど、その裏で悲劇的な過去の影がどんどん濃くなっていく。イブリースが自分の過去と向き合い始めたことで、これからもっと辛い真実が明らかになるんだろうな。最後の、過去の自分と対面するシーンなんて、鳥肌が立ったよ。一体何が起こるんだ。

つづく