あらすじ

前回、ガヨンはイジラエルと一緒に過去へ飛んだ。そこで自分の死の瞬間を見たんだ。ガヨンは、その時のイブリースの悲しみと後悔の表情に気づく。おばあちゃんが昔読んでくれた詩を思い出した。真の悲しみについての詩だ。

イジラエルはガヨンが真実を見たことにイラついてる。必死にイブリースの邪悪さを説得しようとする。でもガヨンは冷静だった。あなたは助けられたのに、なぜみんなが死ぬのを見ていたの？と彼を問い詰める。そして彼を叩いた。その痛みは、なぜかイレムにも伝わる。サデもイブリースの痛みを感じて、彼の元へ駆けつけた。

その頃、ランプの刻印がまた光り始める。イブリースは胸の痛みに耐えていた。サデが彼を見つけてランプの中へ連れて行く。サデは砂時計が動いているのを見て焦る。ガヨンを堕落させる時間がもうないと。イブリースはパニック状態だ。

過去から戻ったガヨンは、歴史から消えた20年の空白がますます気になりだす。高麗の歴史を調べ始め、前にジョンフンが話していたことを見つけた。

イブリースはガヨンの最後の願いを何とか使わせようと必死だ。ガヨンを誘惑するために、まさかのKドラマを研究し始める。色々なドラマの名シーンを再現して彼女を口説こうとするんだ。これがまた、全然うまくいかない。ガヨンは彼のぎこちない演技を見て、過去に恋愛経験があるのか尋ねる。イブリースが昔、女性のジーニーと付き合っていたと話すと、ガヨンは明らかに嫉妬していた。イブリースは身の危険を感じて逃げ出す始末だ。

その頃、村では別の動きがあった。ヨンヒョンが酔った勢いでジーニーアプリに願い事をする。村の犯罪ミステリーを暴いて、俺のYouTubeチャンネルをバズらせてくれと。すると彼はすぐに森に飛ばされた。そこで偶然、死体を発見してしまう。しかも、その様子がチャンネルでライブ配信されてしまった。チャンネルは狙い通り、とんでもなくバズった。

村は死体発見のニュースで大騒ぎになる。スーパーでは、スンニョがガヨンが事件に関わっていると噂を広めていた。パングムは泣きながら帰ってきて、ガヨンに噂を無視するように頼む。そこにボギョンが乗り込んできた。あんたのせいで疑われてる。私の潔白を証明しろと無茶苦茶な要求をする。ガヨンは彼女の強欲さを指摘して拒否した。ボギョンは逆上してガヨンを殺すと脅す。ガヨンは冷静に言い返す。私には最後の願いが残ってる。それであんたの願いを無かったことにすると。

ネタバレ

ここからが本番だ。話が根底からひっくり返る。

ゲストハウスにいたサタンが、ついにランプを見つけた。彼は2番目の願い事をする。2004年のある特定の時間に行きたい。イブリースは彼を過去へ連れて行く。サタンは、森で見つかった女性を殺した夜の出来事を再確認した。母親が彼の秘密に気づいていたけど、ずっと黙っていたことも知る。サタンは過去の殺人を追体験して、高揚感に浸っていた。

このサタンの行動で、ガヨンはついに気づく。サタンが連続殺人犯だと。彼女は彼を捕まえるための罠を仕掛け始めた。イブリースは自分が賭けに負けるんじゃないかと心配する。でもガヨンは彼に言った。あなたが勝てるように手伝う。その言葉にイブリースは心を打たれる。自分がガヨンに惹かれていることをはっきりと自覚した。

一方、ジョンフンが屋根裏に匿っていた男。彼の正体がついにわかる。彼の名はシャディ。彼もジーニーだった。ある夜、シャディは村人全員を眠らせると、イブリースのランプへ向かう。彼は魔法の紐でイブリースの手を縛り付けた。この紐は誰にも解けない。

イレムはシャディの仕業だと報告する。どうしようもない状況で、ガヨンが決断した。彼女はイブリースの腕を切り落として、彼を紐から解放したんだ。イブリースの体はすぐに再生した。

自由になったイブリースは、シャディの主人が誰なのか突き止めるためにイジラエルの元へ向かう。そこで衝撃の事実を知る。シャディの主人は、かつてイブリース自身が砂漠で創り出した不滅の存在、フンビシュだった。イブリースはフンビシュの顔を覚えていない。彼は顔と匂いを思い出すため、サデと一緒に過去へ飛んだ。

過去でフンビシュを見つけたイブリースは、シャディを傷つけるなと警告を残す。そして現代。シャディが家に帰ると、ジョンフンが待っていた。その瞬間、ジョンフンの元に、イブリースが過去から送った警告が届く。ここで7話は終わる。

感想

今回は情報量が多すぎて頭がパンクしそうだったな。まず、イブリースのKドラマ研究。必死にガヨンを落とそうとする姿は笑えたけど、同時に彼の焦りも伝わってきた。でも、ガヨンが嫉妬するシーンで二人の距離が少し縮まったのは良かった。

そして、サタンの正体がついに確定した。こいつは想像以上にヤバい奴だ。母親が息子の殺人に気づいてたっていうのも、家族の闇が深すぎてゾッとする。ガヨンが彼を捕まえるために罠を仕掛ける展開は、サスペンスとして最高に面白い。彼女はもうただ守られるだけのヒロインじゃない。

新キャラのシャディも物語をかき乱してきた。ジョンフンが彼を匿っていた理由も気になる。ガヨンがイブリースの腕を切り落とすシーンは、今回のハイライトだった。彼女の覚悟と行動力には本当に驚かされる。

最後の、イブリースの警告が現代のジョンフンに届くっていう終わり方。うますぎる。ジョンフンは一体何者なんだ。シャディの主人であるフンビシュとどういう関係があるのか。謎が謎を呼んで、もう目が離せない。

つづく