あらすじとネタバレ

ジョンフンのヤバさとシャディの正体

話はイブリースが過去のジョンフンに警告を送るところから始まる。まあ、そんなことで止まるような男じゃないよな、ジョンフンは。

現代のジョンフンの家では、さっそく血なまぐさいことが起きてた。シャディの脱走を手伝った部下を、ジョンフンはあっさり始末する。その光景を見てしまったジュヌは、たまらずトイレに駆け込んで吐いてしまう。そりゃそうだよな。普通の感覚なら耐えられない。

一方、逃げ出したシャディは、イブリースに自分の居場所を知らせてジョンフンを止めに来させたいみたいだ。でも、ジョンフンの方が一枚上手だった。シャディがイブリースをおびき出す餌になることまで計算済みだったんだ。

ここで驚きの事実がわかる。シャディがジョンフンのことをカリドって呼ぶんだよ。どういうことだ?って思ってたら、ジョンフンの本当の目的が判明した。あいつ、ランプを手に入れてイブリースの新しいマスターになるつもりらしい。それだけじゃない。すべての精霊の王になるのが最終目標なんだと。スケールがでかすぎる。

ガヨンの気づきとイブリースへのおしおき

ランプの中では、ガヨンがイブリースにブチギレてた。まあ、置いてきぼりにされたんだから当然か。ガヨンはもう気づいてる。ジョンフンが自分を利用して、あの忌々しい紐を解けるか試したってことに。

ガヨンは、砂時計に触った時に見た別のビジョンについても話す。カリドって名前の少年が絨毯を織っている光景を見たらしい。ジョンフンの昔の名前がカリド。これはもう繋がったと見ていいよな。

ガヨンは自分で紐の正体を突き止めようとする。すると、この紐、人間には何の重さも感じないし、影響もないことがわかった。しかも、紐が黒いのは血が染み込んでいるから。ガヨンは、それが自分の前世の血かもしれないって推測する。だから自分にしか解けないんだ、と。納得のいく説明だ。

で、ガヨンはイブリースにおしおきをする。前世で砂漠に置き去りにされた罰として、イブリースをその紐で縛ったまま家の中に放置。なかなかいい性格してるよな、ガヨンは。

ドバイ旅行で過去を探る

話はドバイへ飛ぶ。イブリースが失われた記憶の手がかりを探すために、ガヨンを誘ったんだ。もちろん、ガヨンは一人じゃ行かない。ミンジとパングム、それにサデもくっついてきて、ちょっとした珍道中になる。

ドバイでイブリースは昔の恋人、ジンニーヤに会う。ここでまさかのサプライズ。ジンニーヤ役、ソン・ヘギョじゃないか!豪華すぎるだろ。そのジンニーヤはガヨンを見るなりビッチ呼ばわり。初対面でそれはひどい。

ジンニーヤは、イブリースが20年間の記憶を失っていることに気づく。その時代のことは何も話せない、と口を閉ざしてしまう。どうやら、この20年間に相当ヤバいことがあったみたいだな。

ドバイの街を歩いていると、ガヨンは面白いものを見つける。岩に突き刺さった剣。それはイブリースの剣で、何百年も誰も抜けなかったらしい。イブリースが手をかけると、あっさり抜けてしまう。やっぱり持ち主じゃないとダメなんだな。ガヨンはすぐに戻しなさい!って命令してたけど。

明かされる衝撃の事実

物語が大きく動いたのは、イジラエルが絡んできたところからだ。

まず、イブリースがジンニーヤに会うのを手伝った罰として、イジラエルはイレムの声を奪ってしまう。これにサデが激怒してイジラエルに襲いかかる。イブリースも加勢して、二人の精霊はまた派手にやり合うんだ。

戦いの後、イブリースはイジラエルに過去について問い詰める。そこで、とんでもない事実が明かされる。イジラエルは真実しか言えないようにプログラムされてるから、その言葉は確実だ。

シャディは奴隷ではないジョンフンは、シャディの息子だ

マジかよ。ジョンフンは、あのシャディの息子だったのか。だからカリドって呼んでたのか。これは衝撃だ。親子で一体何があったんだ。

崖っぷちの告白

最悪の事態は、ガヨンに訪れる。ジョンフンの命令で、ジュヌがガヨンに接触してきた。金のために契約したジュヌは、もう後戻りできない。彼は、ガヨンを崖から突き落とす。

ゆっくりと落ちていく中で、ガヨンは自分の周りの人たちのことを思う。そして死を覚悟する。その瞬間、イブリースが現れて彼女を救った。

イブリースは怒る。なぜ俺を呼ばなかった!なぜ最後の願いを使わなかった!って。それに対するガヨンの答えが、今回のハイライトだった。

あなたを失いたくなかった。あなたを失うくらいなら、死んだほうがまし

いつも強気でツンツンしてたガヨンが、初めて見せた本心。これにはグッときた。イブリースは何も言わず、ガヨンを強く抱きしめる。この二人の関係が、ついに新しい段階に入った瞬間だったな。

第8話の感想

今回はマジで神回だった。前半はジョンフンの異常さやガヨンの推理が面白かったけど、後半の畳み掛けがすごかった。ジョンフンがシャディの息子っていう事実は、これまでの見方が全部ひっくり返るくらいの衝撃だ。親子関係がこじれすぎてる。

そして、なんといってもガヨンとイブリースの関係の変化だよな。崖から落ちながら、自分の命よりイブリースを失うことを恐れたガヨンの告白。あれは反則だ。ずっとツンデレだった彼女が、ついに素直になった。イブリースが抱きしめるシーンは、本当に美しかった。

ソン・ヘギョのサプライズ出演も良かったな。ジンニーヤっていうキャラクター、ただの元カノじゃなくて、物語の核心を知る重要人物っぽい。彼女が口を閉ざした20年間に何があったのか。ますます気になる。

ジュヌは可哀想な奴だけど、やったことは許されない。彼もジョンフンという沼にハマってしまった被害者なのかもしれない。とにかく、謎が解けるどころか、さらに大きな謎が生まれてしまった。物語の核心に一気に近づいた感じがする。

つづく