あらすじとネタバレ

モーテル火災のヒロイン?

第4話は、ダヘが見る夢から始まる。仮想通貨の電車に乗って、月まで飛んでいく夢だ。まあ、今のダヘの頭の中はそれでいっぱいだからな。そんな夢見心地も、母親の訪問であっさり終わる。ダヘの新しいアパートにやってきた母親のために、ダヘはYouTubeアカウントを作ってあげたりする。親孝行な一面もあるんだよな。

しばらくして、親友のウンサンから電話が来る。週末に副業でもして金稼げってさ。ウンサン自身は、代行運転でコツコツ稼いでる。でもダヘは、そんなアドバイスを無視してカラオケに行ってビールを飲んじまう。これが後でとんでもないことになる。

週明けの月曜日。出勤のバスでいつもの3人が顔を合わせる。すると、バスのテレビで週末に起きたモーテル火災のニュースが流れるんだ。インタビューに答える女性が映し出される。顔には一応モザイクがかかってる。でも、どう見てもダヘなんだよな。モザイクが雑すぎる。友達に何か言われる前に、ダヘはバスを飛び出して逃げた。

会社に着くと、案の定、大騒ぎになってた。社内の掲示板にホッパンバイトっていう謎の匿名アカウントが、ダヘのインタビュー動画を投稿したんだ。昼休み、ウンサンとジソンに問い詰められても、ダヘはモーテルに誰といたのか絶対に話さない。そんな時、ダヘのスマホにとんでもない過ちって名前の相手から着信がある。一体誰なんだよ。

とんでもない過ちの正体

ダヘのインタビュー動画は、ネットで一気に拡散される。心ないコメントが溢れる中、ダヘの母親までコメント欄で娘をかばって戦ってるのを見つける。ダヘは母親に電話して、自分でなんとかするからって伝える。

その電話を聞いていたのが、ハム・ジウだ。腕に包帯を巻いた彼が、ダヘの前に現れる。ずっと電話しようとしてたって言うけど、ダヘは彼を徹底的に避ける。もしかして、このジウがとんでもない過ちなのか?ダヘの頭には、モーテルの夜、男の腕に何かを書いた記憶がかすかに蘇る。

一方、友達思いのウンサンは黙ってない。テレビ局の掲示板にモザイク処理が甘すぎるって苦情を書き込む。すると、テレビ局の記者キム・ソヨンから電話がかかってきて、動画を削除すると約束してくれた。このソヨンって記者、ウンサンの亡くなった娘ジサンの件で面識があるみたいだ。ちょっと不穏な空気が流れる。

話は変わって、ジソン。彼女は同僚のスジンが高価な指輪をしているのを見て、めちゃくちゃ嫉妬する。自分の過去をウェイ・リンに愚痴るけど、言葉が通じない。そこに中国語が話せるオ・ドンギュが現れて、通訳を買って出る。この男、地味に有能だな。

その夜、ダヘの元にとんでもない過ちから大量のメッセージが届く。その正体は、やっぱりハム・ジウだった。会って話そうってさ。そう、あの夜モーテルで一緒に過ごしたのは彼だったんだ。

あの夜、何があったのか

ダヘは全てを思い出す。ジウの腕に浮き出た血管に妙に興奮して、マジックで国宝1号って書いたことを。最悪だ。まだ腕に残ってるかもしれない。ジウが包帯を取る前に消さなきゃ。ダヘは彼の超高級マンションに駆け込む。

でも、もう手遅れだった。ジウはとっくに腕の落書きに気づいてて、ダヘをからかう。ここで、あの夜の出来事が回想される。

ジウは自作曲を友人のジュマンに聴かせるけど、音楽は趣味でやれと一蹴される。母親にも冷たくされ、落ち込んでカラオケへ。すると、隣の部屋から自分の曲を歌う声が聞こえてくる。それがダヘだった。

二人は意気投合して一緒に飲む。ダヘは18歳の時、家が貧しくて恥を忍んでテレビ番組に出た過去を話す。実はジウも同じ番組に出ていて、緊張で歌を大失敗していた。ダヘは、自分だけじゃなかったんだって救われたらしい。それ以来、ジウの曲は彼女の人生の応援歌になっていた。

その話を聞いて、ジウは本当に嬉しくなる。二人の距離は一気に縮まり、キスをして、そのままモーテルへ行った。これが真相だった。

持てる者と持たざる者

現在に戻る。ジウは、自分を避けるダヘを責める。ダヘは言い返す。あなたは持ってる側の人間で、私は持ってない側の人間。あの夜は過ちだったことにして、忘れようって。住む世界が違うって線を引こうとするんだ。

でも、ジウは反論する。君には応援してくれる母親がいる。俺は音楽を本気でやりたいと言ったら、親に勘当同然の扱いをされた。持ってるのは君の方だと。彼も彼で、見えない苦悩を抱えていた。

この一件で、ダヘの心に火が付く。彼女は決意する。貪欲になろう。欲しいものは全部手に入れよう、と。そして、貯金のほとんどを仮想通貨に投資する。

その後、ダヘはウンサンとジソンに全てを打ち明ける。ジウとのこと。そして、仮想通貨に大金を投じたこと。もっと良い生活を手に入れて、ジウが手の届かない存在じゃなくなるように、私は上に行く。ダヘの戦いが、ここから本当に始まる。

第4話の感想

いやあ、今回は一気に話が動いたな。ダヘとジウの関係がただの偶然じゃなくて、過去のテレビ番組から繋がってたっていうのが良かった。単なるラブコメじゃなくて、それぞれの過去の痛みが二人の距離を近づけたっていうのがグッとくる。

特にジウが、ただの金持ちの御曹司じゃなかったのが大きい。彼も親との確執とか、夢を認めてもらえない苦しみを抱えてる。だからダヘの持てる者と持たざる者っていう線引きに、本気で反論できたんだと思う。この二人の格差を超えた関係がどうなるか、すごく楽しみだ。

あと、ダヘの最後の決意な。仮想通貨に全財産つぎ込むとか、普通に考えたらクレイジーだけど、彼女の現状を変えたいっていう強い意志の表れなんだよな。このドラマのテーマである金持ちになりたい理由が、ジウとの関係を通してより具体的になった感じがする。ウンサンやジソンのサイドストーリーも、それぞれのキャラクターの背景が見えてきて、物語に深みを与えていた。

つづく